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アメリカの警察が携行するピストル

chinatown090503

今夕、帰宅ラッシュで混みあう中、車を走らせていました。すると、バックミラーに映るポリスの白バイ(実際には白より黒が目立つ)に気が付きました。一瞬でしたが、バイクやポリスよりもまず腰にささる銃に目がいきます。その白バイは私のドライバーズシート側を追い抜いて行き、その瞬間私が見たモノは、SMITH & WESSONのダブルアクションオート、SW99でした。ポリマーフレームの独特の質感がSFチックにさえ感じさせます。瞬間的に、日本でもエアガンで馴染みのある、WALTHER P99, P990に見えましたが、グリップ中央にS&Wの円形のトレードマークらしきものが見受けられました。

こちらのポリスやCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)の装備としては、S&Wと見る方が無難なような気がします。追い抜かれ様に一瞬だけ見えただけで、オマケにスライド部分はしっかりレザーホルスターにカバーされていたのでハッキリしませんが、恐らく間違いないでしょう。ポリスが実際にSW99を装備しているのは初見です。

しかしながら、ポリスの中には好みの銃を選ぶ事も多いらしく、制式とされた銃をいつも携帯しているとは限りません(大抵は選択肢も決められている)。そんなことで、ポリスの装備品をチェックするのも私の変な楽しみのひとつです。今まで見かけた銃は、例えばサンフランシスコのパウエル駅前の銀行入り口に立っていたセキュリティーは、S&W M19(4インチバレル?)、BART(地下鉄)のポリス(鉄道警察)はベレッタ92FSやSIG P226を装備。 SFO(サンフランシスコ国際空港)内では、92FSの他、Glock 17、92FSのコンパクトモデル。またテロの後、ウッドランド迷彩姿で警備していた州兵はM16A2とM9を装備していました。この他、地元警察が携帯する銃も、ホーグのラバーグリップ付92FS、SIG PRO、中にはシルバーの5インチバレル以上と思われる大型リボルバーS&W M686なんてモノも。これがもしS&WのM629やM610だったら、本人の趣味としか思えません(.44マグナムの携帯を許す警察署は無いと思いますが)。

ところで、昨日の地元ニュースで、オークランド(サンフランシスコ東対岸の町)での殺人事件の多発が問題視されていました。今年に入ってすでに87件発生し、銃による犯罪が増えている様です。2日前、オークランドでカーチェイスがあり、犯人の車は路肩に停車中の車に激突し、逮捕された犯人はドラッグディーラーで、銃を所持していたとの事です。ドラッグディーラーの多くが銃を所持していると報道されていました。

以前、私は知人の紹介でドラッグディーラーに会った事があるのですが、そのディーラーは銃は所持していませんでした。もっとも、このディーラーは大麻のディーラー(取引額20から数百ドル程度)なので、オークランドなどの怪しい客層相手のコカインなど扱ったディーラーとは差があるのでしょう。因みに、当然私はドラッグ経験はありません。あんなモノに金を使うぐらいなら、弾代に費やした方がどんなにハイになれるやら(笑)。

オークランドにはチャイナタウンがあり、私がよく利用するレストランもあるので、他人事では無い気がします。チャイナタウンでも数件の店は深夜まで営業している事もあって、私はよく夜の10時以降に立ち寄るのですが、街は静かで大通りから離れると危険な匂いがします。

写真は、昼間のオークランドチャイナタウン。おいしい肉まん屋の前で撮影。

 

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