ガンショップで勧められたルガーMKⅡ MK512

前回の日記から少し間が空いてしまいました。この間、シュワちゃんがカリフォルニア州知事に就任したり、映画「Kill Bill」が公開されたりとしました。それにしても、本当にシュワルツェネッガーが知事になるなんて、プレデターやコマンドーを観てた当時には考えられませんでしたね。２０年前に移民として米国に上陸し、英語に苦労しながら今の地位まで登りつめた彼を見ると、同じ英語に苦労する外国人として共感を得ます。

選挙後の初のスピーチはこちらの時間の夜１０時頃に行われていました。ちょうど私もTVのLIVE中継を見ていましたが、あのTV各局の興奮ぶりは私自身感動さえ覚えるものでした。一方、リコールされてしまったグレイ・デービス氏は悲惨です。敗北宣言スピーチではブーイングさえもらう始末で、仮に私が彼の後援であっても、あの場よりシュワちゃんの会場で盛り上がりたい気持ちだったでしょう。

・・・ところで、ふと気が付いたのですが、映画「プレデター」で演じた俳優のうち、シュワちゃんは二人目の知事となりましたね。一人目は、元プロレスラーで映画俳優の、ジェシー・ヴェンチュラ（JesseVentura）。彼はミネソタ州知事となりましたが、「プレデター」ではブレイン（BLAIN）役として登場しています。名前を聞いただけでは分からないという人もいるでしょう。しかし、彼のM134を取り出し、「Pay-back time（無痛ガンを食らわせてやるぜ）」という決め台詞はあまりに有名ではないでしょうか。・・・はっ！そういえば！この二人はどちらもM134を撃っていた俳優ではありませんか。このM134は幸運のミニガンですね。

さきほどDVDで確認したところ、彼の決め台詞は映画スタートから18分15秒後あたりですので、興味のある方はぜひチェックをどうぞ（笑。

さて、今日は週末恒例のシューティングには行きませんでした。ここのところ毎週行っているので、弾代節約のためにも自粛です。そして私の取った行動は、馴染みのガン・ショップへお出かけです。目的は.22口径ピストルの品定めで、これから本格的にシューティングの腕を上げていきたい者として、9mmばかり消費するのも弾代が馬鹿になりません。そこで、価格が9mmの３分の１という.22LRを使用するピストルの選定となったのでした。・・・一応、今日は品定めの気分だったのですが、店にあったSturm Ruger MkⅡ MK512が気に入ってしまい、その場で購入手続きをしてしまいました。買っちゃったよおい！

しかし、それまでに随分店員と相談（雑談？）しながらも悩みつづけました。「ターゲット・シューティングに.22口径ピストル探しているんだけど？」と言うと、初対面の大柄な白髪の店員が、「こういうのがあるよ」と言って取り出したのが、Walther P22、Ruger MKⅡ、Ruger Single Six .22 SAA、Ruger SP101、といったラインナップでした。Ruger MKⅡシリーズでは、ブル・バレルモデルやスタンダードモデルがあり、最終的にMKⅡのブル・バレルモデルとスタンダードモデル、そしてWalther P22に絞りました。精度に関してはMKⅡの方がP22より優れているのは常識です。店員も同意見でした。しかし、 このルックスの良さとメカメカしさが私の心をひきつけます。

少し心が惑わされましたが、本格的に射撃をしたい者としては泣く泣くP22を諦めなくてはなりません。店員も、「コイツは遊び用だ。野外でヘビを撃ったりするにも使われる銃だ。だが、こっちのブル・バレルのヤツは、”シリアス・シューター向け”だよ」と誘惑してきます。スタンダードモデルよりブル・バレルモデルは重量バランスも良く、アジャスタブル・リアサイトが標準装備。しかも、この店のオリジナルとして、なぜかこのブル・バレルモデルには、MKⅡのコンペティション・モデルに標準装備されている木製グリップ（サムレスト付き）が付けられていました。この両者の価格差は約100ドル。散々迷ったあげく、どうせそのうちスタンダードモデルではグリップやリアサイトに不満を持つだろうと思い、ブル・バレルモデルのMK512を選択したのでした。

そして、書類にサインしたり拇印を押したりと手続きが終わると、またサービスだと言って、.22LR弾を1箱50発を受け取りました。CCI製の.22LRで、「VELOCITOR」と名づけられたこの弾は恐竜のイラストが描かれており、“30% More Energy（通常より30%増強）”と宣伝されています。店員は、「コイツを試してみると良い、凄く速いよ！」と言っていました。どれほどのものか、銃が手に入ったら通常弾と比較してみたいと思います。