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ポルキーマスター
メダリオンやメダリオンを付けるグリップを製造する専門業者が存在するので、そういった業者に依頼することができます。
こうした業者がガンスミスの資格を有しているかどうかは業者によります。
ポルキーマスター「レシプロケイティングスライド(リシプロケイティングスライド/reciprocating slide)」や「レシプロケイティングアクション」等と呼ばれることがあります。
トイガン用語における「ガスブローバック」は英語圏でも「ガスブローバック」なので、トイガンと実銃で用語の使われ方が異なるのは海外でも同じです。
ポルキーマスターご指摘の通り燃焼速度の速い装薬を使用することで腔圧を高めています。
(私が知る限りSIGは具体的なロードデータを公開していませんが、メディアの報道では速燃性の装薬を使用しているとされています)装薬は燃焼を始めて0.2ミリ秒や0.5ミリ秒といった短い時間で腔圧のピークに達し、その後腔圧は緩やかに下がりますが、弾頭を押し出す力を維持するため弾頭は銃口を離れるまで加速を続けます。
燃焼速度を早めるとより多くの装薬が短時間に燃焼し、発生するガスの量が増えるため腔圧が上昇します。
また、腔圧を上昇させるもう一つの方法としては、同じ燃焼速度でも装薬量を増やすと腔圧が上昇します。
燃焼速度が遅いと腔圧のピークに達する時間が遅くなりますが、装薬量が多ければ燃焼時間が長くなり腔圧が上昇し続けるためピーク時の腔圧も高くなります。
その他、弾頭重量が重い場合も抵抗が大きくなるため腔圧が上昇しますが、いずれにしても燃焼速度、装薬量、弾頭重量などのバランスによって腔圧は変化します。
ポルキーマスター当該記事内での「高性能化」の意味については前後の文脈を見なければ分かりませんが、恐らく9mmホローポイント弾の進化を指していると想像します。
かつての9mmホローポイント弾は、フィードランプで抵抗となり装填不良が多い、着弾時の拡張が不確実、着弾後のコアとジャケット分離による貫通力低下・・・等々の問題がありました。
(当時から.45ACPは着弾時の拡張に問題がなかったため、9mmは比較的に信頼性が低いという評価でした)しかし1986年のマイアミ銃撃事件以降、ホローポイント弾の研究開発が進み、時代と共にこうした問題が解決されるようになりました。
以前なら作動の信頼性重視ならFMJ一択となるところ、現在ではホローポイント弾(JHP)を選択する不安は払拭されています。
ポルキーマスターコルト社側としては一貫して「6発装填は安全」と考えていましたが、ユーザー側は懐疑的だったという背景があります。
SAAのハンマーをコックすると「カチカチカチカチ」と4回音がしますが、これはシアーがセイフティノッチに掛かる音、ハーフコックの音、シリンダーストップの音、フルコックの音です。
最初のノッチの音はセイフティポジションで、6発装填後にハンマーをセイフティポジションにコックすることでファイアリングピンを僅かに後退させプライマーと接触しない位置に配置します。
コルト社はセイフティポジションにハンマーを置くことで携帯時の安全性を担保すると考えていましたが、ハンマーに強い衝撃が加わるとシアーとノッチの接触が断たれて撃発したり、銃の落下時などの衝撃による慣性でハンマーが後退しシアーとの接触が断たれることで撃発することがあります。
当時は馬車をよじ登る際にハンマーを強打して暴発させたり、馬上から銃を落下させて暴発する事故が多かったと言われています。パーカッションリボルバーのようにシリンダーにセイフティノッチを配置できれば良いのですが、SAAはセンターファイアのリムドカートリッジのためスペースが無い他、デリケートなファイアリングピンを直接シリンダーに接地させるのはシリンダーに回転力が加わった際に破損の原因になります。
現在でもノースアメリカンアームズのリムファイアリボルバーなどにはシリンダーにセイフティノッチが利用されていますが、センターファイアには適していません。
関連トピック:SAAの携帯方法について
ポルキーマスター弾道の位置に身を置かなければ被弾しないという理屈は正しいです。
ですが仮に俊敏な動きで弾道を避けるなら射手はそれを見越して射撃しようとするため、移動目標に対する射撃経験が豊富な射手ほど避けにくいと思われます。
また銃口がターゲット(自分)に向いている状態から相手の視線や指の動きを見て避けるのは恐らく不可能でしょう。
射手のトリガープルが下手なおかげで弾が逸れる場合はチャンスがありますが、トリガーを引いて撃発に至るまでの時間より早く動ける人間が存在するのか疑問です。
「コナン」や「リコリスリコイル」では発射のタイミングを見計らっているような描写ですが、仮に身体が異常に早く反応できたとしても撃発のタイミングを計るのは難易度が高すぎます。
9mmピストルでターゲットまでの距離が300メートルあれば着弾まで約1秒なのでマズルフラッシュを確認すると同時に反応すれば避けることも可能かもしれませんが、運悪く避けた方向に弾が向かう可能性もあります。
現実では近距離で数十発撃ちあっても一発も命中しないという事例は珍しくありません。こうした状況は双方が弾道に反応して意図的に避けているわけではなく、ストレス状況下ではアドレナリンにより興奮状態となる影響の他、相手の動きに対応できず命中率が低下し、結果的に被弾の確率が減少する傾向があります。
こうした命中率が低下する状況下では現実でも創作のように「弾を避けたように見える状態」が再現される可能性があるかもしれません。
ポルキーマスターターゲットがボディーアーマーを着用している事実を把握している状況で散弾を使用し続けるのは悪手ですし、私はそういった運用方法の事例を見聞きしたことがありません。
当事者が着用の事実を知らない場合や他の選択肢が無いような特殊な状況ではあり得ることですが、通常そのような状況ではショットガンではなくライフルで対処されます。
ポルキーマスター資料が無いため実際の運用の様子は分かりませんが、安全を考慮する場合は空の薬室にハンマーを置くのが安全です。
マズルエナジーは196~233ft-lbfほどです。
関連トピック:SAAの携帯方法について
ポルキーマスター腰の位置から射撃(ヒップシューティング)を行うということはレーザーサイトを搭載しない限り精密射撃は困難なため、近距離での射撃に限定されます。
そのため近距離において素早く射撃可能であったり、相手から銃を奪われにくい(射撃を妨害されにくい)といったメリットがあります。
ポルキーマスター>これは黒色火薬と無煙火薬の互換性があると考えても良いのでしょうか?
黒色火薬を使用する銃は無煙火薬を使用することを設計上想定していないため原則として互換性はありません。
黒色火薬は容積を測るのに対し無煙火薬は重さを測るため、混同すると破裂事故の原因になります。ただし無煙火薬を使用する銃に黒色火薬(代替黒色火薬)を使用することは比較的容易に可能です。
>具体的にはパーカッションリボルバーに無煙火薬を使用することは可能でしょうか
銃が耐えられる腔圧と使用する装薬が発生させる腔圧を知ったうえで必要な装薬量を計算することで利用可能ですが、専門的な知識や経験が無い一般ユーザーには困難で危険な作業です。
関連トピック:
古式銃と古い規格の弾薬と無煙火薬
パーカッション式リボルバーの火薬について
黒色火薬を使用するセミオートの銃ポルキーマスター類似の質問であっても新規トピックで質問していただけるとありがたいです。
>ピストルとショットガン
「有利」とはライフルに対してでしょうか?
それともピストルとショットガンで撃ち合うという意味でしょうか?いずれの場合でもストックが備わっている方が命中させやすくなります。
ショットガンは散弾を使用すれば約30メートル以内が実用的な命中率の高い射程距離になりますが、使用弾薬がスラグの場合は100メートルでも命中可能です。
>防弾チョッキを着ている場合、着てない場合
拳銃弾と散弾はどちらもソフトアーマーで防ぐことが可能ですが、ストックが備わったショットガンでスラグを使用すればピンポイントでアーマーで守られていない部分を狙いやすい利点があります。
>距離は屋内の10M以下、又は10M以上
10メートル前後という近距離ではショットガンが有利です。
ただし使用する武器に精通していることが大前提で、タクティカルシューティングのスキルがなければ武器の性能だけでは優位性を語れません。
ポルキーマスター湿度が高いと空気密度(空気抵抗)が減少するため弾頭の減速が少なくなり、より遠くまで飛びます。
ポルキーマスター20メートル以内といった近距離ではピストルでターゲットに命中させられるチャンスがありますが、それでも1997年のノースハリウッド銀行強盗事件のようにライフルを装備しボディーアーマーを着用している場合はピストルでは対処が難しくなります。
平時で高い命中率を得られてもストレス状況下では命中率が低下するため、ピストルで戦おうとすると近距離で交戦する必用がありますが、そこまで近づくことが可能かは状況や環境次第です。
一方ライフルは銃を安定させ数百メートル離れても容易に命中可能なため距離が離れるほど優位と言えます。ライフル弾に対応するシールドを利用する方法もありますが、何も装備が無い状態ではピストルが圧倒的に不利なため、創作の世界の主人公のように戦うのは現実的に厳しいと言わざるを得ません。
ですが実際にライフルを所持する容疑者を警官が発砲後逮捕する事例もあり、ライフルをただ所持していても射撃経験が乏しい場合やターゲットの不意を突くなどの条件があればピストルで対処することも不可能ではありません。
ポルキーマスター>日本在住の日本人も参加可能でしょうか?
日本在住日本人でも入会可能です。
>年会費を払い、活動を支援することは出来ますか?
可能です。
年会費はカナダは5ドル、それ以外の国は10ドルが別途必要です。>ギフト
追加の送料が掛かるようですが、事前に問い合わせることをお勧めします。
>NRA発行の雑誌
デジタル版はメールアドレスに届きますが、プリント版は送料が掛かります。
ポルキーマスター.600オーバーキルは象狩り用の銃(エレファントガン)に使用される弾薬で、ボルトアクションライフルのCZ550に対応する弾薬として設計されています。
象の脳や心臓を狙い硬い骨を貫通させるには強い貫通力が重要となり、大口径の重い弾頭を発射するため大きなマズルエナジーになります。
(アフリカの国や地域によって象狩りに使用可能な弾薬のレギュレーションがあり、一定のマズルエナジーを持つ弾薬でなければ狩猟が許可されない場合があります)こうした強力な弾薬を使用しても致命傷となる箇所を外してしまうと象に逃げられたりハンターが襲われる危険もあるため、どの角度からでも致命傷となる部位に到達可能な貫通力を持つ弾薬が必要とされます。
ポルキーマスターご指摘の記録は先週.416バレットで4.4マイル(7km)先のターゲットに命中した件だと思いますが、今回の結果の通り7kmの距離に到達可能です。
弾の飛距離は弾頭の設計や弾速の他に高度や湿度の影響も受けるため、海面上で5km飛ぶライフルを標高の高い場所で撃てば8km飛ぶこともありますし、湿度が高い場合も飛距離が伸びます。
とはいえ、7kmの距離で命中させるのは非常に困難で、今回の記録も69発目で命中したように一発必中というわけにはいきません。
(これまでの4マイルという記録も偶然にも同じ69発目の命中でした)発射から着弾まで24.5秒掛かり、着弾時の角度は48度になるため、殆ど上空から落下して着弾するようなイメージです。
関連記事:
最大射程距離と有効射程距離とは何ですか?
有効射程5,000m以上の大口径ライフル弾14.9mm SOPとは?
長距離射撃の基礎知識(ゼロインと修正方法)ポルキーマスター過去に同様の質問を何度か受けていて毎回確認したくなるのですが、「吹き飛ばす」の意味は「弾の進行方向に向かって飛ぶ」という意味でしょうか。それとも打ち上げ花火が破裂するように全周囲に向かって飛ぶという意味でしょうか。
質問意図は前者かもしれませんが、実際の着弾時に起こっていることは後者の方が近いです。船は波を前方に押すことなく波を押し退けながら進みますが、弾頭も同様に人体内で流体を周囲に押し退けながら進みます。
口径30mmのチェーンガンによって人体が被弾した場合でも、一方向へ飛ばされるというよりも被弾箇所が周囲に向かって弾け飛びます。また、ソフトアーマーに着弾すると摩擦により運動エネルギーを消費し、ハードアーマーに着弾するとアーマーを凹ませながら弾頭が飛散し運動エネルギーが消費され、着弾時に人体を弾の進行方向へ押す効果は殆どありません。
>「銃で人を吹き飛ばすには、撃った射手も吹き飛ぶ程のエネルギーが必要である、物理学的に」
当たらずも遠からずでしょうか。
作用反作用の法則によって弾が前方へ発射されるのと反対に銃は後方へ押されます。仮に無重力の宇宙空間で射撃した場合、弾は高速で飛ぶ一方、射手はゆっくり後方へ飛ばされます。
この速度差が生じるのは弾と射手の質量差が大きいためです。地上で人体に着弾した場合も同様に、射手が反動で飛ばされるほどの力を受けても弾と被弾した人体の質量差が大きいため人体を飛ばすような運動エネルギーの伝達は起こりません。
ポルキーマスター仮に弾頭重量115グレインで弾速が350m/s(1148fps)の場合マズルエナジーは337ft-lbf(456J)になり、弾速が400m/s(1312fps)の場合は440ft-lbf(596J)になります。
運動エネルギーは質量と速度の二乗に比例するため、毎秒50mの差は弾速を比較すると約14%の差ですが、マズルエナジーは約31%の差があります。
同じ弾頭で弾速のみが異なる場合は弾速が速い方が貫通力が高くなる傾向があります。
ですが、弾速と貫通力は比例しません。
実際の貫通力は弾速、弾頭重量、弾頭の設計、ターゲットの状態などの条件によって異なります。着弾時に弾頭が変形した場合、弾速が速くなるほど弾頭の変形(直径)が大きくなるため抵抗が大きくなることで貫通力が低下しますが、ある一定の速度を超えている場合や弾頭の変形が少ない場合は貫通力の低下が少なくなります。
ポルキーマスターBCS(バリスティックコンバットシャツ)は既に軍でも利用されていますが、次世代のBCSは現在も研究中の分野のため、既存のものより良い製品は今後も登場すると予想されます。
また単にBCSが良い悪いという問題ではなく、「どのBCSが良いか」という個々の製品が持つ防護性能や快適性などの要素が今後の展開に影響すると思われます。
.50BMGに対応するボディーアーマーについては、より強力な弾薬をストップするには重いボディーアーマーが必要になるという問題があります。
UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)を使用するアーマーは比較的軽量とはいえ、.50BMGの衝撃を受け止めるには重量増は避けられず、一般兵士向けとしては現実的ではありません。
セラミックプレートを重ねて.50BMGに対応するアーマーも存在しますが、重量増による機動性を犠牲にしてまで過剰といえる防弾性能が必要なのかという問題があります。
7.62mmに対応する重量2~3kgのプレートを装備し素早く動ける機動性のある兵士と、.50BMGに対応する重量10kgのプレートを装備し動きの遅い兵士を比べたとき、どちらが戦場で生存率が高いかを考える必要があるでしょう。
こうした実用レベルでの重量問題が解決される時代はいずれ来るでしょうが、今後数年では困難だと思われます。
ポルキーマスターM240は1MOA、MG42は2.5MOA、PKMは3~4MOAと言われていますが、実際の命中精度は使用弾薬や銃身の状態(品質や温度差など)によって異なるため、ざっくりとした参考程度に見るのが良いと思います。
こういった情報はあまり当てにならないということもあって、私は殆ど参考にしない数字です。
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