ポル様、いつも興味深く拝見しております。
今回お伺いしたいのは、ロータリーロッキングボルト、特にAR15系のマイクロロッキングラグ式ボルトのエキストラクターに関してです。
この形式のエキストラクターはスペースの問題からか、ボルト外周の一部を切り欠いて収まっていますが、そのせいで失われたロッキングラグを、律儀にもエキストラクター上に造形してあります。
頑丈な素材とはいえピン止めスプリングロードで動く部品に、腔圧を負担させるとは考えにくいですし、Gun誌の記事などでもラグの個数にカウントされていケースが多かったと記憶していますが、それではさて、何の役に立っているのかなと。
リセス側に等角度の溝を設けるのは製造・組み立て上の都合かなと想像つくのですが。
バランス? 薬莢破裂に備えたバッフル? 最後の命綱?
ご回答のほどよろしくお願いいたします。
追伸:角度がつきつつ軸線がずれる過酷な条件でもブリーチフェイスにケースヘッドを押さえつけつつ、必要とあらばパッと解放する、影の熟練職人のようなエキストラクターの特集記事を、ぜひお願いします。S&W M39初期型から4桁番号シリーズに至るまでの試行錯誤っぷりなど、とても興味深いです。