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ブローニングHPは携帯に適していますか?

Photo via wikipedia.com
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ブローニングハイパワーについてのご質問を頂きましたので、各質問に回答したいと思います。

ブローニングハイパワーに関する疑問

Q
数ヶ月前にGun誌の特集でブローニング・ハイパワーが記載されましたがいくつか疑問が湧きました。
現在、FN社ではブローニング・ハイパワーは約1000ドルで販売されており、中古品セールサイトでも状態の良いものであれば1000ドル以上の高値で取引されています。
ハイパワー好きな方には申し訳ありませんが、この値段はブローニング・ハイパワーの持つ命中精度や耐久性・信頼性、操作性などに「見合った」価格と言えるのでしょうか?
A

ブローニングHPは非常に種類が豊富で奥の深いモデルです。

細かな刻印の差や、製造された年代、状態、なども価格に影響するため、価格が妥当であるかどうかは個体別に判断する必要があると思われます。(HP専門のコレクターもいるぐらいです)

Q
カナダ軍やウルグアイ海軍、イギリス軍などはグロックやSIGなどがきわめて幅広く普及していた2000年代初期でもハイパワーを正式装備していた様ですが(現在ではいずれも別の銃に更新したようですが)、それは一体なぜでしょうか?
単に予算不足で更新出来なかったのか、それとも使い慣れた銃だったからでしょうか?
A

英軍に関しては2013年秋までに更新完了しています。

英国防省が発表した更新理由は、「信頼性が若干低下し、理想的とはいえなくなったことと、維持費が負担になったため」とのことでした。

制式銃が更新されるときは、それぞれお国の事情があって、予算や政治的な理由など様々です。

Q
チャット掲示板などでハイパワーをコンシールドキャリーガンにできるかどうかという話題がたまにありますが、実際に可能なのでしょうか?
個人的には全幅や全高はグロック17とほぼ一緒であるもののグロック17でも「大きい」と言われる事かありますから、秘匿携帯にはあまり向かない気がします。
A

個人的にブローニングHPをCCWとしていた人を知っているので可能だと思います。

これは理想的か実践的かではなく、あくまで「可能」という意味ですが、平均的日本人男性を前提としても無茶なサイズではないでしょう。

ネット上の「○○はコンシールドキャリー可能か?」という議論は、「27cmの靴は履きやすいか?」と議論しているのと同じことで、それは「使用者の体格、思想、好み次第」です。

もし議論するとしたら、携帯状況と特定のモデルの特定の仕様を例にし、ドロウに不都合な点があるかなど、詳細な条件を出さないと議論にならないでしょう。

Q
ハイパワーの話題から少し逸れますが、DA/SAトリガーやグロックの様なトリガー機構の銃が大量に出回っている現代において、「コック&ロック」は実用的なのでしょうか?
銃撃戦に置いては動作はトリガーを引くだけの方が扱いやすい気がしますし(それがグロックなどが普及した要因のひとつだと思います)、正直、動画などを見ると携帯するにはかなり危なっかしい方法に見えます。
また、ハイパワーはガバメントに比べるとコック&ロックの操作性が今ひとつとも聞いたことがあります。
A

「コック&ロック」はSAであれば実用的で有効です。

1911のようなSAモデルをキャリーする人は大抵この方法を利用しています。

外部ショックを与えてもインターナルセイフティーがあれば安全ですし、セイフティオフになってもトリガーさえ引かなければ発射されません。

以前HP(MKII)を射撃したことがありますが、扱いやすいセイフティとは言い難いところがあります。

MKIはセイフティを交換しない限り、コック&ロックでキャリーするのは絶望的に厳しいでしょう。