マズルブレーキとコンペンセイターは同じ?

faq_qフラッシュハイダーやコンペンセイターと呼ばれるものと、マズルブレーキと呼ばれるものは同じものなのでしょうか?

また、バレットM82A1の銃口についている物の形状を見ると斜め後ろ側に発射ガスを逃がすような形状をしていますが、あれは『射撃時の反動を発射ガスを後方に流す事で反動を軽減する』ための形状なのでしょうか?

faq_aバレットM82A1に装着されているのはマズルブレーキです。これはリコイル(反動)を軽減するために装着されています。

それぞれ以下のような違いがあります。

  • フラッシュハイダー
  • フラッシュサプレッサー
日本語では消炎制退器、消炎器などとも呼ばれます。銃口から発せられるマズルフラッシュ(発射炎)を抑制するために使用され、マズルフラッシュを拡散させることで、敵から自分の位置を目立たせないようにする目的があります。主にオート・ライフルやアサルトライフル、マシンガン等で使用されます。



映画では本来の目的とは逆の利用方法がなされ、花びらのようなマズルフラッシュを見せることで、派手な演出として利用されることがあります。

  • マズルブレーキ
  • リコイルリデューサー
  • キックリデューサー
主にリコイル(反動)を抑えることを目的としています。銃口から排出されるガス圧を利用し、弾道に対して直角的、または斜め後方へガスを排出することでガス圧によるリコイル低減を目的としています。

一般的にライフル(ハイパワー・ライフル)やショットガン等で使用されます。また、斜め後方へ排出されるタイプのマズルブレーキは軍や警察であればチームメイトに対してガスや砂埃を吹き付けることになるため、アサルトライフルでの使用は希です。

  • コンペンセイター
  • カッツコンペンセイター
  • マグナポート
    (ポーテッドバレル)
発射ガスを上方向へ排出することでバレルに下向きの力を与え、マズルジャンプ(銃口の跳ね上がり)を抑制する効果が得られます。また、コンペンセイターにはマズルブレーキと同様の効果があります。

一般的に競技用ハンドガン(オート・ピストルやリボルバー)で使用されます。マズルジャンプ抑制には効果的な反面、マズルフラッシュにより視界が遮られたり、弾頭の削りカスが射手に吹き付けることもあります。また、腰の位置で射撃した場合、発射ガスが射手の顔に吹き付けてしまう恐れがあります。

 

上の図は、それぞれの発射ガスの流れを比較したイメージです。(数値は目安であり、実際にはポート形状や大きさなど様々な条件で異なります。)

前方へ排出される発射ガスが少ないと、その分リコイルが軽減されます。また、前方に排出されるガス量が減少しても、それが初速(弾のスピード)に影響することは殆どありません。弾頭はバレル内を加速し、ライフリングとの摩擦抵抗から開放された直後(銃口から30~100cm以内)に最高速度に達するため、それ以降はガス圧の影響を受けずに慣性で飛翔します。

フラッシュハイダー、マズルブレーキ、コンペンセイターはそれぞれ異なる目的から誕生した装置ですが、これら全ての効果を狙った形状の物もあり、区別し難い場合もあります。例えば、M4/M16A2やステアーAUGで使用されるフラッシュハイダーがそれに該当します。これらのフラッシュハイダーはマズルフラッシュを抑制しつつ、リコイルを低減し、マズルジャンプを抑制する働きをします。また、軍用ライフルでの使用は、下向きのガス排出を行わないことで砂埃を立てにくくするメリットがあります。こうした総合的な効果を持つフラッシュハイダーは近年一般化しており、現在も進化を続けています。

 




 
 
 
 
 
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