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対テロ作戦におけるサブマシンガンの有効性について

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  • このトピックには1件の返信、2人の参加者があり、最後にポルポルにより4年、 4ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #75067
    Mr.Smith
    ゲスト

    ポルさん、お久しぶりです。前々から疑問に思っていたことがあるので、質問させて頂きます。
    それは何かと言うと、テロや凶悪事件など、重武装した人間が武器を用いて犯罪行為を行なっている状況で、果たしてサブマシンガンの有効性はどのような点にあるのか、ということです。
    現在の報道写真などを見ていると、アメリカの警察のSWATチームなどは、ここ最近は殆どがAR-15系統のライフルを使用しているように感じます。それだけ犯罪者の重武装化や、武器を用いた凶悪事件などが増加しているのだと思いますが、その傾向が顕著に表れている現代において、サブマシンガンの有効性は果たして存在するのでしょうか?
    これが日本の場合だと、警察の銃器対策部隊や特殊部隊SATなどにはMP5サブマシンガンが配備されています。
    日本は、個人的には警察庁が積極的にMP5の導入を推し進めているような気がするのですが、これは銃器犯罪の少ない日本だからこそ通用することなんでしょうか?
    それでも2015年11月のパリ同時多発テロ事件以降、大都市を管轄する警察の銃器対策部隊にも自動小銃が配備されていると聞きます。
    しかし訓練の報道などでも、やたらとMP5を使っている気がします。確かに命中精度や弾の貫通などによる二次被害防止の観点からは有効性があるのかもしれませんが、逆に言ってしまうと利点がそこだけな気がするのですが、どうでしょうか?
    長文になってしまいましたが、ポルさんのお考えを聞かせて頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。

    #75076
    ポルポル
    キーマスター

    ご指摘の通り、サブマシンガンを利用する理由として貫通弾による二次被害を最小限に留める点が大きいといえます。
    そのため駅や空港など大勢の人々が利用する施設の警備ではサブマシンガンが好まれます。
    最近米陸軍がサブマシンガンを新規採用したのも、携帯性、隠匿性、近距離での火力、作戦時の二次被害(コラテラルダメージ)などを理由として挙げています。

    しかし、アジア地域ではサブマシンガンが多く利用されている一方で、アメリカやヨーロッパではライフルの配備が進んでいます。
    ライフルを装備するテロリストやアクティブシューターに対しては、ライフルの射程や火力が有効です。

    理想は「サブマシンガンかライフルか」という二択ではなく、作戦内容や警備場所によって銃を使い分けるのがベストですが、それには装備や訓練に掛かるコストの問題もあります。

    私の個人的な考えでは、日本の環境や状況を考慮して日本警察特殊部隊がサブマシンガンを装備するのは賛成なのですが、広い土地で人口も少ない原発警備にサブマシンガンを装備するのは、海外と比較しても違和感があります。
    とはいえ、原発警備では自衛隊との共同訓練も行っているので、状況に合わせて適材適所の作戦が実行できれば大きな問題ではないかもしれません。

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