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ハンドガンの発射阻止

  • このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後にポルポルにより5年、 9ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #68087
    カリス
    ゲスト

    オートマチック拳銃はスライドを押さえつけると発射不能になると聞きましたが、構造上どういった理由があるのでしょうか?
    またハンマーが起きた状態でも、有効な手段なのでしょうか?
    それとリボルバーの場合、ハンマーが寝た状態ならシリンダーを抑えるのが有効だそうですが、ハンマーが起きた状態ならどのような対処法があるのでしょうか?

    #68088
    ポルポル
    キーマスター

    モデルによって構造が異なりますが、オートマチックでは殆どの場合、スライドを後退させた状態で固定すればハンマーの状態に関係なく発射できない状態になります。

    例を挙げると、ベレッタ92FSではスライドを1cm弱ほど後退させると、スライドがトリガーに接続されたトリガーバーを押し下げるため、トリガーバーとシアーの接触が断たれ、ハンマーを解放することができず撃発不可となります。

    また、スライドが前進した状態でスライドを固定すると一発目は発射可能ですが、そのままスライドを固定して一発目発射時のスライド後退を阻止できれば、二発目が薬室内に装填されないため二発目の発射を阻止できます。

    全てのピストルが同じ構造ではないため、具体的なモデル名を挙げていただけると、より正確な回答が可能です。

    リボルバーの場合は、ダブルアクション・リボルバーでハンマーが寝た状態にあるとき、シリンダーの回転を阻止すれば発射不可能です。

    一方、ハンマーが起きているときにシリンダーの回転を阻止しても一発目は発射可能ですが、一発目発射後もシリンダーの回転を阻止し続けると二発目の発射は阻止できます。

    >ハンマーが起きた状態ならどのような対処法があるのでしょうか?

    あまり現実的ではありませんが、映画や小説などの創作の世界での近接戦闘という設定で相手のリボルバーを無効化する場合は、「シリンダーを強く掴み、あえて一発目を安全な方向に発射させる」、「ハンマーとフレームの間に異物を咬ませる」といった方法が考えられます。

    関連記事:拳銃の構造

    #68093
    カリス
    ゲスト

    ご丁寧な返答ありがとうございます。
    それでは重ねてご質問いたしますが、グロックなどのハンマー内蔵式の銃の場合は、どのように対処するのでしょうか?

    #68105
    ポルポル
    キーマスター

    グロックもベレッタ92FSと同様に、1cm弱もスライドが後退するとトリガーを引いても発射できなくなります。

    グロックではスライドが後退するとトリガーバーを下降させるためのパーツ(コネクター)が接触を断たれるため、スライドが完全に前進して薬室が閉鎖されるまでトリガーは動作しません。

    また、ご質問は「どのように対処するか」とのことですが、実際に格闘してピストルを奪い合いになるような状況になった場合、スライドを引いた状態で固定させるのは非常に困難です。

    アメリカでは警官が装備するピストルを奪われそうになり格闘した際、自らマガジンキャッチを押してマガジンを抜き、一発発射して安全を確保した事件がありました。実際にはこの方法の方が現実的かもしれません。

    関連記事:ストライカー方式ピストルはシングルアクション?

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