
北海道のヒグマや北米のグリズリーといった大型熊に対して、どんな弾薬や銃が有効なのでしょうか?
ヒグマやグリズリーは極めて危険な動物であり、確実な一撃で仕留めるための強力な銃器が求められます。
この記事では、北米のハンターが推奨する弾薬と銃を整理し、分かりやすく解説します。
※専門用語は記事の最後で解説しています。
ライフル(熊狩猟で最も一般的)
.375 ルガー

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.375ルガー(.375 Ruger)は、2007年にホーナディとルガーが共同開発した、大型デンジャラスゲーム狩猟向けのライフル弾です。従来の.375 H&Hマグナムに匹敵する性能を持ちながら、短く幅広の弾薬設計により効率的な装薬容量を確保しています。
狩猟用語におけるデンジャラスゲーム(Dangerous game / 危険獣)とは、狩猟対象として大きく攻撃性が高く、力や習性により人間に重大な危害を及ぼす可能性がある動物を指します。狩猟では非常にリスクが高く、経験や専用装備、大型ライフル、場合によってはプロのガイドが必要です。
代表的なデンジャラスゲームには以下があります。
口径は.375(9.5mm)、最大圧力は62,000 psiで、270〜300グレインの弾を使用可能です。初速は約2,660〜2,840フィート毎秒(810〜870 m/s)で、高い貫通力を発揮します。スタンダードレングスアクションに対応しているため、.375 H&Hマグナムより短く軽量なライフルで同等の弾道性能を得られ、扱いやすく、コスト面でも利点があります。
狩猟用途としては、北米やアフリカの大型獣、特に熊やエルク、バイソンなどの大型獣に適しています。短めの銃身でも十分な威力を発揮できる点が、実用的な選択肢となっています。

.375 H&H マグナム

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.375 H&Hマグナムは、弾頭重量が235グレインから350グレイン(15〜23g)まで揃い、一般的には300グレイン(19g)が使用されます。
初速はおおむね2,500〜2,700フィート毎秒(約760〜820 m/s)で、高い貫通力と安定した弾道を誇ります。弾頭の重量が異なっても狙点の変化が少ないため、狩猟時の照準調整が容易です。
多くの地域では、デンジャラスゲームを狩猟する際の法定最低口径として採用されており、アフリカや北米の大型獣から中型獣まで幅広く対応可能です。
その信頼性と汎用性から、「中口径の女王」と称され、100年以上にわたって愛用され続けています。

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.338 ウィンチェスターマグナム

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.338ウィンチェスター・マグナム(.338 Win Mag)は、1958年にウィンチェスター社が開発した中口径マグナムライフル弾です。元は.375 H&Hマグナムを短縮・口径変更して設計されており、スタンダードレングスアクションのライフルに対応しています。
北米では、特にグリズリーなどの大型熊狩猟で、最も信頼される弾薬の一つです。弾頭重量は200~250グレインが一般的で、高初速かつ大きなエネルギーを持つため、突進してくる危険な獣に対して十分なストッピングパワーを発揮します。例えば、200グレインの弾では約4,000 ft-lbfのマズルエナジーを発生させ、遠距離でも大きな威力を保持できます。
反動は強めですが、適切なストックやリコイルパッドで軽減可能です。北米では大型シカやヘラジカ、さらにグリズリーやヒグマなどの危険な獲物の他、クラス3ゲームの狩猟・ディフェンス用途として広く使用されており、信頼性の高い中口径マグナム弾として知られています。
クラス3ゲーム(Class 3 game)とは、一般的に危険性は低いものの大型で、狩猟には中~大口径ライフル弾が必要な大型獣の分類を指します。体重は約140~680kgで、体の皮膚は薄めです。

.300 ウィンチェスターマグナム

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.300ウィンチェスターマグナム(.300 Win Mag)は、1963年にウィンチェスター社が開発したマグナムライフル弾です。7.62mm口径でスタンダードアクションのライフルに対応しており、元は.375 H&Hマグナムを短縮・口径縮小して設計されています。中型から大型の獣狩猟や長距離射撃、精密射撃にも対応できる汎用性の高い弾薬です。
弾頭重量は150~220グレインが一般的で、150~165グレインは中型の鹿やシープ(バイソンシープやマウンテンシープ)に適し、180グレインは大型鹿やヘラジカにも対応できる汎用性の高い弾です。さらに200グレイン以上にすると厚骨の大型獣や熊狩猟にも十分な威力を発揮します。高初速で弾道がフラットなため、遠距離でもエネルギーを維持でき、スタンダードレングスアクションのライフルを使用できることから軽量化も可能です。一方で反動はやや強く、.30-06スプリングフィールドより約30%増となりますが、慣れやリコイル軽減機能付きストックで対応可能です。
.300ウィンチェスターマグナムはブラック・ベアやグリズリーなどの大型熊狩猟にも利用実績があり、山岳地帯や長距離からの狩猟でも十分な性能を発揮します。重量弾を使用することで大型獣にも安心して使用できるため、世界中のハンターに支持されているマグナム弾の代表格です。

.450 マーリン

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.450マーリン(.450 Marlin)は、.45-70を現代的に改良したライフル弾で、2000年にマーリンとホーナディの共同チームによって開発されました。主にマーリン1895Mレバーガン向けに製造され、現在はブローニングBLRやルガーNo.1でも使用可能です。
弾道性能は.45-70に似ていますが、直接の派生ではなく、.458ウィンチェスター・マグナムを基にしたワイルドキャット弾「.458×2インチ・アメリカン」から設計されています。これにより、高圧でも安全に使用でき、古い銃での危険な「ホットロード」弾のリスクを避けられます。.45-70とは互換性がなく、誤装填の危険はありません。
ワイルドキャット弾とは、既存の市販弾薬を改造して作られる自作または民間開発の特殊ライフル弾のことを指します。
弾薬の形状は.458ウィンチェスター・マグナムに似ていますが、ベルト幅が広く設計され、より大口径のライフル用に調整されています。近距離(約150〜175ヤード/137〜160m)の大型獣狩猟に適しており、北米の大型シカ、ブラウンベア、ヘラジカなどを狩猟可能です。
また、ボルトアクションライフルにも装填可能で、「ボルトアクション用.45-70」として使用できます。多くの既存ライフルも換装によって.450マーリンに対応可能で、近距離の大型獣狩猟に適した現代的弾薬として評価されています。

.30-06 スプリングフィールド

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.30-06スプリングフィールド(.30-06 Springfield)は、1906年に米陸軍で採用された口径.30インチのライフル弾で、狩猟用としても広く使われています。弾頭重量は110〜220グレイン(約7〜14g)まで幅広く、特に150〜220グレインの弾頭は、中型から大型の獣に適しています。初速はおおむね2,900フィート毎秒(約880 m/s)前後で、十分な射程と威力を持ちながら、反動はマグナム弾ほど強くなく扱いやすいのが特徴です。
中型獣の鹿や羊には150グレイン前後の弾頭、大型獣のエルクや熊には180〜220グレインの重弾頭を用いると安定した弾道と十分な貫通力を得られます。フラットな弾道とエネルギー保持に優れ、横風の影響も比較的少なく、北米の大型狩猟に幅広く対応可能です。
.30-06は.270ウィンチェスターや.25-06レミントンなど多くの人気狩猟用弾薬の元になっており、汎用性の高いカートリッジとして長年愛用されています。

.45-70 ガバメント

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.45-70ガバメント(11.6×53mmR / .45-70 Government)は、1873年のスプリングフィールドM1873ライフル用に開発された歴史ある.45口径ライフル弾です。元々は70グレインの黒色火薬と405グレイン(26g)の鉛丸を使用しており、後に500グレイン(32g)の重量弾も採用され、より優れた射程と威力を実現しました。
最大射程は約3,500ヤード(3,200m)に達し、大型の北米産野生動物や熊類にも十分な威力を持ちます。弾頭は低速で重く、ブッシュや密林での近距離狩猟に適しています。弾道は急降下気味で、100ヤード(約91m)ではおおむね4インチ(約10cm)の精度を持ちます。
現代でも北米の大型シカやブラウンベア、ホッキョクグマなどの狩猟に使用され、アフリカのビッグファイブにも対応可能です。
ビッグファイブ(Big Five)とは、アフリカにおいて徒歩で狩猟する際に最も有名で、かつ難易度が高いとされる5種の動物を指す言葉です。対象となるのは以下の5種です。
- アフリカライオン
- アフリカゾウ
- アフリカヒョウ
- アフリカスイギュウ(特にケープバッファロー)
- サイ(クロサイとシロサイの両方が含まれる)
この呼称は大物猟を行うハンターの間で生まれたもので、動物の体の大きさを意味するのではなく、「狩猟が最も困難で危険な動物」という意味合いで使われています。
.45-70は歴史的な単発のシングルショットライフルだけでなく、現代のスポーティングライフルやシングルショットピストルでも使用され、近距離での高いストッピングパワーを発揮します。重い弾頭による反動はありますが、適切な銃床設計やマズルブレーキで軽減可能です。熊狩猟においても信頼性の高い選択肢の一つとして知られています。

ショットガン(近距離用)

熊狩猟用のショットガン弾として最も適しているのは、10~12ゲージのスラッグ弾です。
貫通力が高く、確実に熊を止められる重量弾が推奨されます。
ただし、ヒグマやグリズリーなどの大型熊にはライフルが適しており、ショットガンでの狩猟は基本的に非推奨です。
経験豊富なハンターや専門家のおすすめは以下の通りです。

ハンドガン(主に護身・バックアップ)
.500 S&W マグナム

.500 S&Wマグナムは2003年にスミス&ウェッソンとコーボンが共同開発した、世界最大級のハンドガン用リボルバー弾です。北米の大型獣を狩猟できる威力を想定して設計され、特に大型熊やバイソン、ムース、エルクなどの狩猟に適しています。
口径は.50(12.7mm)、最大圧力は60,000 psiで、重い弾(500グレイン以上)を使用することで高い貫通力とストッピングパワーを発揮します。発射時の反動は非常に強力ですが、S&Wモデル500リボルバーの重量やコンペンセイターである程度抑えられています。また、軽量弾や低反動弾も用意され、使用目的に応じて選択可能です。
主用途はハンドガンでの大型獣狩猟ですが、北米ではサバイバル用ハンドガンやディフェンス用としても携行されます。リボルバーだけでなく、一部のカービンやライフルにも対応しており、強力なストッピングパワーをハンドガンで扱える点が特徴です。

.454 カスール

.454カスール(.454 Casull)は、1958年にディック・カスールらによって開発された拳銃弾で、延長・強化された.45コルト弾のケースをベースにしています。1983年にフリーダムアームズが装弾数5発のリボルバーを発売したことで広く知られるようになり、その後ルガーやトーラスも対応モデルを発表しました。.45コルト弾は使用可能ですが、逆はできません。
この弾は非常に高い圧力(約50,000 CUP)で発射されるため、小型ライフル用の雷管を使用します。拳銃弾としては最大級の威力を誇り、.45コルトの約5倍、.44マグナムより約75%強い反動を生じます。250グレイン弾で初速約580 m/s、発射エネルギーは最大約2,000 ft-lbfに達します。

.480 ルガー

.480ルガー(.480 Ruger)は2003年にルガーとホーナディが開発した大型高威力な拳銃弾で、当時.475口径としては市販リボルバー用弾薬で二番目に太い弾でした。設計の基となったのは1988年登場のワイルドキャット弾.475ラインボーで、熊狩猟など大型獣用に深い貫通力を確保できる弾として知られています。
.480ルガーはダブルアクションのスーパー・レッドホーク用に設計され、6発装填可能なシリンダーに対応。最大圧力は48,000 psiで.454カスールより低いため反動とマズルブラストが抑えられています。重い弾(400グレイン以上)でも高い貫通力を発揮し、大型獣狩猟に適しています。
初速やエネルギーは.44マグナムを上回る場合もあり、重い弾でも扱いやすいのが特徴です。発射感覚は比較的穏やかで、TKO(Taylor Knockout)値も.454カスールに匹敵します。用途としては、大型熊や鹿などの狩猟、セルフディフェンス用拳銃弾として有効です。

スペック表まとめ
弾薬名 | 弾頭重量 | 銃口初速 (ft/s) | マズルエナジー (ft-lbf) |
---|---|---|---|
.375 Ruger | 270〜300 gr | 2,660〜2,840 | 4,200〜5,360 |
.375 H&H マグナム | 235〜350 gr (一般的に300 gr) | 2,500〜2,700 | 4,100〜4,850 |
.338 Win Mag | 200〜250 gr | 約2,950 | 約4,000〜4,800 |
.300 Win Mag | 150〜220 gr | 2,950〜3,150 | 3,500〜4,200 |
.450 Marlin | 350〜400 gr | 2,100〜2,200 | 3,400〜4,000 |
.30-06 Springfield | 110〜220 gr | 約2,900 | 2,900〜3,800 |
.45-70 Government | 405〜500 gr | 1,350〜1,800 | 1,650〜3,600 |
12ゲージスラッグ | 1 oz(437 gr)以上 | 1,600〜1,800 | 2,500〜3,150 |
.500 S&W マグナム | 500 gr以上 | 1,400〜1,600 | 2,200〜2,800 |
.454 Casull | 250 gr | 約1,900 | 約2,000 |
.480 Ruger | 325〜400 gr | 1,200〜1,350 | 1,050〜1,600 |
熊の種類と狩猟用ライフル・弾薬の選び方

熊の種類によって体格や性格、必要なライフルの口径や弾薬は大きく異なります。たとえば、小型で臆病なブラック・ベアやツキノワグマは軽量弾でも十分対応できますが、グリズリーやヒグマのような大型で筋肉質な熊には、大口径で貫通力の高いライフルが求められます。
以下の表では、主要な熊の種類ごとに体格、毛色、性格、生息地、狩猟に適したライフルと弾薬の目安をまとめました。熊狩猟の計画を立てる際や、どの銃を選ぶかの参考としてご覧ください。
項目 | ブラック・ベア | グリズリー | ヒグマ | ツキノワグマ |
---|---|---|---|---|
体長 | 1.2~2.0m | 2.0~2.8m | 1.8~2.8m | 1.2~1.8m |
体重 | 90~200kg | 200~450kg | 150~400kg | 70~150kg |
特徴 | 黒色主体、茶色や白も | 茶色主体、肩や背中に銀毛 | 茶色~濃茶色、肩や背中に明るい毛混じり | 黒色主体、胸に白い三日月模様 |
性格 | 臆病、人間を避ける | 攻撃的、縄張り意識強い | 警戒心強い、攻撃性中程度 | 臆病、警戒心強い |
生息地 | 北米森林地帯 | 北米北西部・カナダ・アラスカ | 北半球温帯・寒帯、日本北海道・ロシア | 東アジア、日本本州・四国・九州 |
推奨弾薬 | .375 Ruger .375 H&H Mag .338 WinMag .300 WinMag .450 Marlin .30-06 .45-70 .500 S&W .454 Casull .480 Ruger 12ゲージスラッグ | .375 Ruger .375 H&H Mag .338 WinMag .300 WinMag .450 Marlin .30-06 .45-70 | .375 Ruger .375 H&H Mag .338 WinMag .300 WinMag .450 Marlin .30-06 .45-70 | .375 Ruger .375 H&H Mag .338 WinMag .300 WinMag .450 Marlin .30-06 .45-70 12ゲージスラッグ |
弾頭重量 | 100~180 gr | 200~300 gr | 200~300 gr | 100~150 gr |
口径目安 | 軽量弾 | 大口径・高貫通力 | 大口径推奨 | 軽量弾 |
このなかでグリズリーやヒグマに対して最も推奨されるのは、「.375 ルガー」「.375 H&H マグナム」「.338 ウィンチェスターマグナム」の三種類です。
グリズリーやヒグマに対してハンドガンやショットガンの弾薬は貫通力が不足するため非推奨です。
.300 ウィンチェスターマグナムや.30-06 スプリングフィールドに類似するカテゴリーの弾薬は、弾頭重量や弾頭の種類によっては大型獣に対して非推奨になり得るため、「重い弾頭」と「貫通力と信頼性の高い弾頭タイプ」を選択する必要があります。
.500 S&W、.454 カスール、.480 ルガーなどのハンドガン用弾薬は、「経験豊富なハンター限定」という条件下で推奨されます。
熊の種類の違い
ブラウンベア、ブラック・ベア、ツキノワグマは別種であり、ヒグマやグリズリーはブラウンベアの地域名・亜種名です。
熊狩猟に有効なライフルの選び方と使い方

熊をライフルで狩る際は、ライフルや弾薬の選択、狙う部位、射撃スキル、安全対策、追跡・後処理までを総合的に考えることが重要です。
以下に北米におけるベアハンティングの基本的なポイントをまとめます。
1. ライフルと弾薬の選択
2. 狙う部位(ショットプレースメント)

歩行時に前足が後ろに移動するとき、心臓が前足の骨の背後に隠れます。
そのため、前足が前へ移動したときに画像の狙点の位置を射撃すると効果的です。
ヘッドショットは高威力のライフル弾が命中すれば有効ですが、ストレス状況下で小さな脳に命中させるのは困難です。
3. 狩猟戦術
4. 射撃スキルと安全
5. 追跡と後処理
日本国内での法律上の注意点
銃より効果的な選択肢:熊スプレー

熊対策と聞くと、猟銃を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、最新の研究やフィールドでの実績から、実際には熊スプレー(カプサイシン入りスプレー)の方が熊との遭遇において安全かつ効果的であることが示されています。
研究と実績から分かっていること
熊スプレーの注意点
熊スプレーは風向きの影響を受ける可能性があるほか、誤って自分にかかると軽度の刺激を感じることがあります。しかし、これらのリスクは銃の誤射や外れ弾による深刻な結果と比較すればはるかに軽微です。
熊との遭遇に備えるのであれば、最優先すべきは熊スプレーの携行です。
銃は狩猟や熟練者のバックアップ手段として有効ですが、登山者やキャンパーなど一般的なアウトドア活動では、熊スプレーを持ち、正しい使い方を理解しておくことが最も安全な選択といえます。
また、音を立てて行動し「熊に不意打ちを与えない」など、基本的な回避行動と併用することで安全性はさらに高まります。
おすすめの熊スプレー
熊スプレー購入の際の注意点
以下の熊スプレーがお手頃でおすすめです。
まとめ
熊狩猟においては、「ライフル」「ショットガン」「ハンドガン」それぞれに特徴があります。
ライフルは最も信頼できる選択肢であり、用途に応じて.375 ルガーや.338 ウィンチェスターマグナムといった弾薬が効果的です。
ショットガンは近距離で限定的に有効ですが、基本的にはライフルのほうが安全です。
ハンドガンは護身やバックアップとして役立ち、強力な.500 S&W マグナムや.454 カスールなどが選ばれています。
最終的に重要なのは、狩猟環境や目的、自身の射撃スキルに合った銃と弾薬を選ぶことです。
参考文献一覧
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https://essentialwilderness.com/whats-better-against-an-aggressive-bear-bear-spray-or-a-gun/ - Montana Fish, Wildlife & Parks. “Bear Spray vs Firearms – Montana Outdoors.” (2024).
https://fwp.mt.gov/binaries/content/assets/fwp/montana-outdoors/sketchbook/2024/sketchbooknd24.pdf - Kodiak Canada. “How Effective is Bear Spray?”
https://kodiakcanada.com/blogs/news/how-effective-is-bear-spray - Backcountry Chronicles. “Bear Spray vs Gun: Which is Better?”
https://www.backcountrychronicles.com/bear-spray-pepper-spray-vs-gun/ - Alien Gear Holsters. “Bear Spray vs Gun.”
https://aliengearholsters.com/blogs/news/bear-spray-vs-gun - BearVault. “Bear Defense: Gun vs Bear Spray.”
https://bearvault.com/bear-defense-gun-vs-bear-spray/ - NASA Safety Center. “Bear Spray vs Bullets.”
https://above.nasa.gov/safety/documents/Bear/bearspray_vs_bullets.pdf - Reddit. “Guns vs Bear Spray for Bear Encounters.” (2022).
https://www.reddit.com/r/Survival/comments/w5vr76/guns_vs_bear_spray_for_bear_encounters/ - YouTube. “Bear Spray vs Bullets Demonstration.”
https://www.youtube.com/watch?v=WASFQh13Dj8