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ポルキーマスター
>a. 125grs 3000fps
>b. 200grs 2371fps
>反動が大きいのはどちらでしょうか。使用する装薬量や銃の重量等の条件が同じ場合、リコイルエナジーはbの方が約25%ほど大きくなります。
>どちらかというと、aには速燃性の装薬を用い、bには遅燃性の装薬を用いるのが適しているような気がするのですが、この認識で合っているでしょうか。
通常は弾頭重量が重くなるほど遅い燃焼速度の装薬が必要になります。
しかし、装薬量や銃身長次第で燃焼速度の違いも調整されますので、常に同じというわけではありません。>同じ量を詰めていいなら、速燃性の方がパワーが出そうな気がするのですが、どうでしょうか。
同じ量でそれ以上詰める余裕がないという条件でしたら、速燃性の方がパワーが出ます。
ですが実際に必要とする弾速を出すために速燃性が必要ということではありません。
前回触れたプレッシャーカーブをイメージすると分かりやすいかと思いますが、極端な例を挙げると、速燃性装薬Aは最大圧力時に弾頭の位置が薬室に近いところにあり、遅燃性装薬Bは弾が銃口に近い側の地点で最大圧力に到達します。(AとBの銃口初速は同じとします)
Aは一気に最大圧力に達して弾を加速させますが、銃口を出るころには薬室内の圧力は低下しています。
Bはゆっくり弾を加速させ、徐々に圧力を高めながら弾が銃口に近いところで薬室内の圧力が最大になります。しかし、AとBの中間的な燃焼速度の装薬Cは、中程度の圧力を長時間維持することで、AやBより低い圧力でAやBと同じ銃口初速を出すことができます。
これはあくまで一例ですが、ピーク時の圧力が低く抑えられればケースや銃身に対する負荷も少なく、リコイルもコントロールしやすくなりますから、使用する銃身長、弾頭重量、口径などを考慮した燃焼速度が速すぎず遅すぎないベストな装薬が求められます。
ポルキーマスター>Hodgdon はカタカナだと何になるでしょうか。
ホジドンです。
>低い燃焼温度で高圧が出る装薬ってあるのでしょうか。
その条件ですと、シングルベースのボールパウダーで燃焼速度が速い製品になると思います。
5.56mmNATOのような小口径高速弾や、.357マグナムなどで使用されるタイプです。>温度以外の要件で、銃身に優しい装薬 というものを目指すとしたら、どのような方向性&方法論があるでしょうか?
汚れ(カーボン)の少ない装薬や装薬を完全燃焼させる環境(燃焼に必要な圧力を維持する)が必要です。
汚れが付着している場所と付着していない場所では熱の加わり方にムラができるため、エロージョンを進行させる原因になります。>反動の少ない装薬というのは、どのようなものになるのでしょうか。
燃焼速度の遅い装薬です。
この図は装薬によるプレッシャーカーブを表していますが、縦軸が発生する圧力、横軸が銃身長です。
装薬の違いによってプレッシャーカーブが異なり、この曲線が緩やかな方(遅燃性装薬)がリコイルがマイルドになる傾向があり、弾を急激に加速させるよりも、ゆっくり加速させる方が反動が抑制されます。
ですが、装薬の燃焼速度だけでは劇的な変化は望めないため、ハンティング等で低反動を求めるのであれば、軽量弾に加え、弾速を抑えると同時に低速で着弾しても拡張しやすい弾頭でストッピングパワーを稼ぐのが一般的な方法です。
ポルキーマスター弾薬メーカーのブランドや弾頭重量などから初速やマズルエナジーが異なるため、4インチで2,000ft-lbf以上でることもあれば、1,400ft-lbfの場合もあります。
ですが8インチよりも概ね200~600ft-lbfほど低い傾向があります。
>海外のサイトを検索するコツ
日本語の検索結果を少なくするには、「s&w m500 4 barrel fps muzzle energy」といったように、できるだけ英単語のキーワードを複数追加すると良いと思います。
銃身長を検索する場合は「4 inch」と入力しても良いですが、「4″」と表記されることも多いので、私は「4 barrel」で検索することが多いです。
それでも駄目な場合はグーグルの言語設定を英語にしたり、google.co.jpではなくgoogle.comを使う、URLの最後に「&hr=en」を追加する、・・・等の手もありますが、大抵はキーワードの英単語で問題ないはずです。
ポルキーマスター>下の方も本当のミニマムより高い値を謳っている という事情はあるのでしょうか。
安全性に直結する問題ですので、ギリギリの値を推奨することは無いと思います。
>反動もx39より強くなるでしょうか。
誤差の範囲といえるので、殆ど体感できないのではないでしょうか。
>パワーを落としたいユーザー向けのエネルギーの低いパウダーって無いのでしょうか。
Hodgdon Trail Bossなど、ローベロシティーロード専用パウダーもありますが、エナジーは弾速と弾頭重量のバランスで変化するため、必要となるのはレシピとなるローディングデータです。
単純に装薬を減らすだけでは精度や効果を出すのが難しいことから、リロードする場合はデータが必須ですし、データさえあれば豊富な選択肢の装薬から作ることができます。
または場合によってはファクトリーロードでローリコイル弾が販売されているので、こういった製品を使うのも良いですし、サブソニック弾という選択肢もあります。
HSM
https://www.hsmammunition.com/rifle/low-recoil/レミントン
https://www.remington.com/ammunition/centerfire-rifle/managed-recoilポルキーマスターエアスペースが大きいと高圧になりやすいのはご指摘の通りです。
特に遅燃性装薬では端から連鎖的に燃焼しエアスペース部分が急激に高圧となりますから、装薬量は一定以上でも以下でも危険を伴います。
どれぐらいの装薬量であれば安全といえるかは、使用する装薬の型番によって異なります。
例を挙げると、.308winにも使用されるHodgdon H4895は60%まで減装可能です。(推奨最大装薬量の60%という意味です)
実際に減装弾をリロードする場合は、リローディングマニュアルを入手して、リローディングデータの通りに行うことが推奨されます。
リローディングマニュアルには最低装薬量も記載されていますから、基本的にはそこが最低ラインと考えた方が安全です。それ以上は、どれだけ減装可能なのか各製品のスペックを調べる必要があります。
リコイルを減少させる方法は、他には軽量弾を使用したり、少量のハンドガン用装薬(速燃性)を使用する方法がありますが、これも量を間違えると事故に繋がるため、マニュアルのレシピ通りに行うのが無難です。
ポルキーマスターフィーディングランプ(フィードランプ)は弾を薬室内に滑り込ませるための傾斜(ランプ/ramp)の部分を指します。
これはバレル側やフレーム側、またはその両方に備わっており、ピストルやライフルなど自動装填の銃で必要な機能です。
画像右のバレルにはフィードランプが備わっていますが、このバレルはランプドバレル(Ramped Barrel)と呼ばれます。
フレームに備わっているフィードランプ
関連記事:ピストルカスタムの基礎知識
ポルキーマスターこの動画がアップされた当時のPMAG(GEN M1 ~ GEN M2)は互換性がありませんでしたが、現在のPMAG(GEN M3~)は非コルトとの互換性があり、SCARやHK416の他、タボールやSA-80でも問題なく使用可能です。
ポルキーマスター私も厚木基地で似た経験があります。
わかる人には通じますが、銃に興味がない人には通じないかもしれませんね。
「セレクティブファイア」よりも、単純に「セミオートとフルオート」と言う方が伝わるかもしれません。
ガンショップやガンショーなら大抵は「セレクティブファイア」で通じると思います。
ポルキーマスターM82A1は通常の弾で約3MOA、マッチグレードの弾で1.5~2MOAと言われています。
また新型のM107A1では、ボルトキャリア等の設計が更新されたことにより、1MOAを出せるようになっています。
1MOAは100ヤード(91.44m)で約1インチ(1.047インチ=約2.66cm)の集弾です。
MOAについてはこちらの記事をご覧ください。
ライフル射撃の基礎知識 ゼロインとMOAとMilポルキーマスタークロモリとステンレスにはそれぞれ含まれるカーボンなどの含有物質によって性質が異なるため、一概にどちらが良いとは言えません。
銃のバレルやボルトといった負荷が掛かる場所には、4140スチール、4150スチール、17-4ステンレスなどが使用されています。
これを比較するとブルネリ硬さは17-4の方が高いですし、疲労強度を見ると4140と17-1はほぼ同等、4150と17-4では製品によっては4150の方が強く、引張強度は17-4の方が強い傾向があります。
しかし、これもそれぞれ熱処理等製品によって性能が異なるため、単純にどちらとは言えない場合があります。
鉄はカーボンの含有量が多ければ硬くなりますが、硬くなれば粘り強さが失われますし、加工が難しくなることで製造コストが高くなります。
強度的にクロモリとステンレスのどちらが良いかという問題は、使う場所によりけりです。
例えば、マシンガンのバレルとボルトアクションライフルのバレルでは、使用時の温度がことなるため、それぞれに適した素材が選択されます。
個々の強度的性能さを除いた場合、ステンレスの銃の最大の利点は、錆びに強い(クリーニングしやすい)という点と、単純に見た目が美しいという点です。
ステンレスも錆びますが、錆に強いとコーティングを施さなくてもメンテナンスしやすいですし、クロモリはデリケートなのでコーティングが必要になります。
またステンレスバレルはクロモリバレルより寿命が長い傾向があり、汚れを落としやすいというメリットがあります。
私は個人的にピストルやライフルの腐食に苦労したトラウマがあるので、選べるなら出来るだけステンレス製品か、或いはハードコーティングの製品を選びたいと考えてしまいます。
ポルキーマスター>ディレイドブロウバックも時代遅れですか?
比較的新しいクリスベクター、レミントンR51、ワルサーCCP、FNファイブセブンなどもディレードブローバックですから、時代遅れではないと思います。
ポルキーマスターよろしければ以下の記事をご覧ください。
ベレッタ92FSは、ファクトリースタンダードのリコイルスプリングが13ポンド(約6kg)です。
ショートリコイルの銃ではリコイルが強いほど強めのスプリングが必要ですから、9mmより.45ACPの方が重い傾向があります。
手を痛めていたり、女性の場合では、シングルアクションが可能な銃の方が、ハンマーを起こしてからスライドを引くと楽なのでお勧めできます。
またスライドの形状やセレーションによっても体感できる引きやすさが異なりますから、「リコイルスプリングが強い=引きにくい」とは限りません。
ポルキーマスターAR-15のバレルエクステンションでしょうか?
この素材として多いのはスチールの合金やステンレスです。
バレルを支える基部にあるため、高い硬度が必要になります。
ですが、チタンはステレンスより硬度が低く、価格が高価ですから、バレルエクステンションの素材としては不向きだと思われます。
ですが、腐食防止にTiNコーティング(窒化チタンコーティング)されたバレルエクステンションは市販されています。
ポルキーマスタースカンジウムはフレームの素材としては必要な強度が備わっています。市場に登場し始めた頃よりも、現在のスカンジウムフレームは信頼性が向上しています。
フレームのガスシールドは必要なパーツで、これが無ければ高圧高温のガスによりスカンジウムフレームは損傷しボロボロになる恐れがあります。
スカンジウムシリンダーでは特に.357マグナムリボルバーで120グレイン以下の軽量弾頭を使用すると損傷が激しくなりますが、それ以外の弾薬でも長い目でみれば損傷しやすいといえます。
スカンジウムフレームの最大の利点は軽量という点で、携帯性向上のためにアルミとスカンジウムの合金を使用するわけですが、本来銃は重い方が安定した射撃が可能なため、携帯性向上以外にメリットがありません。
スカンジウムは高価で高圧ガスに触れる場所にも向いておらず、軽量フレームによりマズルジャンプやリコイルが強くなるため、射手は不快感を感じやすくなります。
ホームディフェンス用途や射撃場で撃つだけであれば、あえてスカンジウムフレームを選択するメリットはありませんが、コンシールドキャリー用途として価値があります。
関連記事:スカンジウム
ポルキーマスター最適なホームディフェンスウェポンの話題はアメリカでも意見が分かれています。
私がカリフォルニア州に住んでいた際は、JHP(ハイドラショック)を装填したベレッタ92FS、FMJを装填したキンバー1911、ダブルオーバックを装填したレミントンM870(フォールディングストック)をホームディフェンス用としていました。また近所の知人は、.357マグナムリボルバーを用意していました。
しかし、ライフル、ショットガン、マグナムリボルバーは、室内で発砲すると銃声が大きすぎて聴力を奪われやすくなり、これは結果的に集中力の妨げになるため良い選択ではないと思われます。集中力低下は命中率低下を招きます。
また、裁判になったときにカスタムされた銃はブラッドサースティーな人物という印象を与えかねず不利になる可能性もありますから、できればノーマルに近い状態の銃が良いかもしれません。
住宅街で発砲する条件を考えると、二次被害を防ぐために壁を貫通し難い低貫通力のホローポイントを選択したいところですが、JHPでは石膏ボード等に命中すると穴が塞がることで貫通力が高くなるため、EFMJの方がお勧めです。
私の個人的意見になりますが、総合的に考えるとEFMJの.38SPL、9mm、.40S&W、.45ACPなどを使用するピストルやリボルバー(或いは拳銃弾を使用するライフル)がバックアップを含めて2丁用意されていれば理想的だと思います。
操作ミスや誤射は殆どの場合トレーニング不足が原因ですから、日頃から撃ち慣れておくことが重要と考えます。
ポルキーマスターAK74MよりAKMが先に開発されたからと言えるかもしれませんね。
AKの登場年は以下のようになります。
1947年 AK-47/AKS I型
1953年 Ak-47/AKS II型
1954年 Ak-47/AKS III型
1959年 AKM/AKMS I型
1960年 AKM/AKMS II型
1974年 AKM III型
1974年 AK-74
1992年 AK-74Mご存知の通りAKMのMとAK74MのMはアップグレード版(モデルニジロバニ / Модернизированный)という意味ですから、AK47Mと呼ばれたとしても不思議ではなかったと思います。
ですが、AK-47からAKMへはレシーバーを一新する大きな変化なのに対し、AK-74からAK-74Mへの変化は相対的に見ればマイナーチェンジに近いので、内容は新型と改良型の違いがあります。
ポルキーマスターマガジンに装填するだけなら5.56mmのマガジンに.300ブラックアウトや7.62x39mmも入りますし、口径の違いでは分けられません。
また、かと言って全長が短くても太いケースのカートリッジもありますから、マガジンとカートリッジのサイズによるとしか言えません。
縦に装填するなら入るカートリッジも多いと思いますが・・・
ポルキーマスターM1Dで1,400ヤードはかなり困難ですが、朝鮮戦争では1,250ヤードの狙撃記録がありますから不可能ではないと思われます。
こちらの動画ではM1Dで1,000ヤードのターゲットにヒットさせています。
M1DにはM81~M84スコープが使用されましたが、これらのパワーは2.2倍固定ということもあり、1,000ヤード越えには向いていません。
M81スコープで1,400ヤード(1,280m)を狙うと、スコープ内に見える範囲は横幅約180メートル程度となりますから、人間大ターゲットはかなり小さく見えます。
仮に初速3020fps、弾頭重量147gr(FMJ)の.30-06で1,400ヤードを撃つと、発射から着弾まで約2.69秒、エナジーは1,400ヤード地点で約305ft-lbs程度となり、これは.38スペシャルレベルです。
この弾道とスコープから判断すれば、とても1,400ヤードを狙える性能を持っているとはいえませんが、弾道計算が完璧で風の影響を全く受けなければ運よく初弾で命中可能かもしれません。
実際には初弾で弾道を確認し、次弾以降で命中させるのが現実的ですが、M1Dの最大有効射程が1,000ヤードと言われているとおり、このセットアップでは1,000ヤード以下が実用的といえます。
ポルキーマスター>すみませんが、なぜ半分になるのか分かりません。
数学的には仰る通りですが、狙撃のテクニックではおよそ45度の場合は1/2と計算され、その理由は計算時間の短縮です。
ターゲットの進行方向は状況によって判断が難しいことがあり、それを判断する方法としてターゲットの両腕がどのように確認できるかでおよその角度を予想し、斜め方向に移動している場合は1/2で計算するという方法があります。
実際の狙撃ではターゲットの速度や角度は推測して仮定するしかないので、1/2であっても、ある程度のヒット率が見込めます。
ポルキーマスター仰る通り、最近は.380ACPもロックドブリーチのピストルが多いですね。
+Pを撃つのであればストレートブローバックという選択にはなりませんが、+Pが不要なら道具としてのストレートブローバックは現在でも通用すると思います。
ただ、知覚できるリコイルはロックドブリーチの方が軽く感じられる傾向があるので、コンシールドキャリー向きではあります。
私なら.380ACP+Pを選ぶより9mmルガーのサブコンパクトの方が良いと感じますが、考え方は人それぞれですね。
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