フォーラムへの返信
-
投稿者投稿
-
ポル
キーマスターご指摘の通り、プレスチェックが閉鎖不良を誘発する可能性があります。
しかし銃のコンディションは個体差があり様々なため、プレスチェックによる閉鎖不良はレアケースとなる場合もあります。オートライフルの場合、大量に射撃されることで内部が汚れやすく、砂などの異物の混入やマガジンスプリングの抵抗によって閉鎖不良が起きやすい状態になることがあるため、フォワードアシストが役に立つことがあります。(チャージングハンドルがボルトやボルトキャリアと連動する構造のモデルではチャージングハンドルを後ろから押せば閉鎖します)
一方、ピストルは弾薬消費が少ないため汚れにくく、マガジンスプリングの抵抗も大きくないため、この様な原因が元で閉鎖不良になる可能性は相対的に低いといえます。ピストルのプレスチェックについては銃を扱うプロの間でも意見が分かれており、以下の様な意見があります。
意見1「プレスチェック後にスライドの後部を叩く」
意見2「プレスチェック後にスライドの後部を叩かない」
意見3「常に装填状態を把握しているのでプレスチェックは不要」私が受ける印象では、2や3の意見が多いと感じます。
私は個人的に「プレスチェックは不要」と考える立場なのですが、もしプレスチェックを行う際に閉鎖不良を不安に思うのであれば、保険の意味でスライドの後部を叩いておくのは良いと思います。私は基本的にプレスチェックしてもスライドを叩いたりしないのですが、射撃中に発生した閉鎖不良でスライドの後部を叩いてジャムクリアした経験は多々あります。(装填不良の場合はエキストラクターの爪がケースリムに咬んでいないこともあるため、スライドを勢いよく前進させてエキストラクターを咬ませる必要があります)
この様な状況でも、ハンマーが露出しているピストルの場合は誤ってハンマーを叩かないようにスライド後部の上の部分を狙って叩くよう注意が必要です。本来、銃のボルトやスライドが閉鎖しないのは何らかの異常が考えられるため、無理に閉鎖するのは避けるべきです。状態によっては異常腔圧による破裂など事故の危険もあります。
しかし「撃たなければ自分やチームの命が危ない」という状況においては、閉鎖しない原因を突き止める時間的余裕はないため、無理にでも閉鎖し、いつでも弾を発射できる状態にすることが優先されます。
AR15の開発者であるストーナーがフォワードアシストの追加に反対したものの、軍の強い要請によって追加されたという話は有名ですが、「閉鎖不良は異常のサイン」ということを知ったうえでフォワードアシスト機能を利用することをお勧めします。ポル
キーマスター安全性という意味では左右どちらの手で引いても問題ありません。
即応性を重視する場合は、右手でグリップしたまま左手でチャージングハンドルの左側をつまむようにして人差し指の側面で引くと、銃を傾けたり手首を回す必要がないため、自然かつ素早く引くことができます。
もし汚れやスプリングの重さが原因でチャージングハンドルが重いと感じる場合は、左手の人差し指と中指でチャージングハンドルの両側を引く方が良いですが、大抵の場合チャージングハンドルの左側だけを左手で引いても問題ないはずです。
射撃中に起きたジャムを素早くクリアするには、「左手でマガジンを抜く」、「左手でチャージングハンドルを数回引く」、「左手で新しいマガジンを挿入する」、「左手でチャージングハンドルを引く」という手順になります。
特別な事情が無い限り、セレクターやトリガーを操作する右手はグリップした状態を維持した方が即応性を重視する意味でお勧めです。また、射撃場で射撃を中断して銃を置く場合は、マガジンを抜いて、左手でボルトキャッチの下側を押しながら右手でチャージングハンドルを引いてボルトをホールドオープンさせると、エジェクションポートから薬室が目視確認できる状態になり安全です。
ポル
キーマスター>何かグレーゾーンの商品は販売するなと圧力があったんでしょうか?
法的な問題はクリアできそう(ATF承認済という話もある)ですが、非致死性を謳いながら殺傷力がある(頭蓋骨を貫通した事例がある)という矛盾した性能を持つため批判が多くありました。そういった背景も影響しているのではないかと思います。
>炸薬を装薬ですと言い張って
法律で炸薬と装薬が分けられているので法解釈を変えて対応するのは不可能です。
>これは対戦車弾頭ではなくメタルジェットを飛ばす銃ですと言い張るのは不可能でしょうか?
装薬の燃焼速度ではメタルジェットが発生しないので不可能だと思います。
仮に銃として承認されたとしても、炸薬を使用する限り売買にはライセンスが必要になります。>アメリカは法律で装薬に使う化学物質が規定されてるのでしょうか?
化学物質の中身まで細かく規定していませんが、爆薬、無煙火薬、花火・・・といったように大きく分類され、それに加えて多くの例外事項が定められています。
例えば黒色火薬は「爆薬」として扱われていますが、射撃等で使用される場合は例外として使用に際し爆発物ライセンスやDDライセンスは不要とされています。ポル
キーマスター>HEAT
飛翔体に1/4オンス(約7グラム)以上の炸薬を使用する場合はDD(デストラクティブ・デバイス)に該当するため、製造販売にはDDライセンスが必要になります。
ライセンスを持たない民間人には販売できませんが、法執行機関や軍に販売することが可能です。>自己鋳造弾
口径が12.7mm以下であればDDに該当しませんが、炸薬を使用するため爆発物を扱うためのラインセスや許可が必要です。
非営利目的で炸薬を一から自分で製造して自分の土地で発射する場合は連邦法上ライセンス不要ですが、保管、譲渡、運搬、販売などはにはライセンスを必要とします。
またプラスチック爆薬など種類によっては細かい規制もあり、州法によっても所持が規制されているところがあります。>オサーの弾薬
これは通常の拳銃弾と同じ扱いです。
しかし3年ほど前にディフェンジアM11の名でアメリカの民間市場で販売開始すると発表されたものの、現在に至るまで販売されていないようです。
アメリカでは一部の法執行機関で採用されたことがあります。ポル
キーマスター>厳しいテストを経て採用された軍用銃であるp38はマガジンを含めたパーツなら規定のアモを使う限りきっちりと作動するはずですよね。
パーツが当時の状態を保っていて当時のスペックの弾薬を使用すれば殆どの場合問題ないはずですが、特にC&Rの銃はスプリング類に問題(経年劣化等)がある場合も多いので、その辺りも注意が必要だと思います。
仰る通り、設計当時のスペック通りで使用するのは正常作動に必要なことですね。
ポル
キーマスターこのテーマを掘り下げると長文になるので掲示板では解説不能なのですが、要点だけ解説したいと思います。
「威力」の定義によりますが、仮に運動エネルギーの大きさを威力の大きさと表現すると、威力と貫通力は比例しません。平均的に.45ACPの方が9mmよりマズルエナジーが大きい傾向がありますが、常に大きいわけではありません。
弾薬は弾頭重量、装薬量、装薬の燃焼速度などのバランスの違いによって異なる性能を持つため、比較対象次第で9mmの方がハイパワーな場合もあれば、.45ACPの方がハイパワーな場合もあります。
またSAAMIの規格でプレッシャーリミットを比較すると、9mm+Pは38,500psiになりますが、.45ACP+Pは23,000psiとなり、9mmの方が高圧に耐える設計になっています。本題の貫通力についてですが、口径が大きくなるほど抵抗が大きくなるため貫通力が低下しやすくなります。
直径が大きな弾頭は空気抵抗や物体貫通時の抵抗をより大きく受けるため、深く貫通するためには大きな力(弾速や弾頭重量)が必要になります。
しかし.45ACPは9mmの貫通力を上回るために必要な弾速や弾頭重量がないため、抵抗に負けて貫通力が相対的に低くなっています。
例を挙げると、9mmより口径が大きい12.7x99mmは9mmより強い貫通力がありますが、これは十分な弾速と弾頭重量があるためです。また、弾速が速ければ貫通力が強いというわけでもなく、着弾時に弾頭が潰れて直径が大きくなったり、弾頭が分裂すると、それだけ抵抗が大きくなったり、慣性エネルギーが小さくなることで貫通力が低下します。
高い貫通力を得るには、弾速、弾頭重量、変形しない硬い弾頭が必要になり、更に口径が小さい方が有利に働きます。ポル
キーマスター当時PMライフルは自宅のガレージで製造されていたライフルでしたが、英軍特殊部隊のSBSが興味を持ち少数のPMライフルが部隊に購入され、後に特殊部隊のSASもPMライフルを購入しました。
その間、特殊部隊からフィードバックを得てPMライフルを改良していたところ、英軍のリーエンフィールドL42の代わりとなるスナイパーライフルを採用するためのトライアルが行われることになりました。
そして改善のためのフィードバックを得る目的でPMライフルをトライアルに提出すると、目的に反してPMライフルがL96A1の名で採用されてしまったという経緯があります。PMライフルはシュミット&ベンダー6×42スコープを搭載し、弾薬に.308winを使用しています。
一方L96A1はシュミット&ベンダー3-12×50スコープを搭載し、弾薬に7.62x51mmNATOを使用。そしてストックやバイポッドなどが改良されています。
また、PMライフルはL96A1採用後も民間市場で販売されていました。L96A1は英軍内での名称なので、どちらもベースは同じ改良PMライフルです。
ポル
キーマスター以前のトピック「ECHヘルメットについて」でもご紹介したのですが、以下のPDFの99ページをご覧いただくと、ヘルメット着弾時の死亡率についてのデータがあります。
これによると、貫通を防ぐことができれば高い確率で生存可能(この分析では死亡率0%)ですが、貫通した場合は死亡率73.7%と分析しています。
>1〜5mくらいなら軽傷で済むなどのデータ
そういった個々の事例は存在しますが、私が知る限り共通するデータは存在していません。
同じヘルメットでも弾速、弾頭重量、弾頭の種類、着弾時の角度など、様々な条件によって結果が異なるため、似た条件が再現された場合に同じ結果になるとは限りません。>ヘルメットの死亡事故など事例
ググれば多数見つかると思いますが、私はそういった情報を収集していないため分かりかねます。
ポル
キーマスターアクションシューティング競技や特殊部隊など、近距離でスピードが求められる場面ではサイトを使用しない「ポイントシューティング」で射撃されるのが通常です。
MP5の場合、サイトの高さが約5cmあります。
仮に狙点から半径10cm以内の集弾を合格とするならば、25mでゼロインされているMP5を使用して通常通り射撃しても、至近距離での集弾は合格の範囲内に収まります。より正確に集弾させるためには本来の狙点より数センチ上を狙うか、もしくはサイト側を調整する必要がありますが、至近距離のターゲットに対してそこまでの精度を求めるのは一般的ではありません。
ポル
キーマスター直銃床は銃身軸とストックが直線上にあるため、銃は肩に向かって真っすぐ後退します。
一方、ヒール(ストック後端の上部)の高さが銃身軸より低い曲銃床では、銃口が跳ね上がるため肩に加わる反動が小さくなります。
しかし、銃が跳ね上がるとストックが頬骨を跳ね上げるため反動が大きくなったように体感し、条件次第では頬に痛みを感じることもあります。一般的には頬に受ける反動が大きくなるほど「反動が大きい」と感じやすいため、肩への反動が小さくなっても曲銃床の方が反動が大きいと表現されることが多いと言えます。
ポル
キーマスター何を信じるかは自由なので判断はお任せします。
ポル
キーマスター私は実行したことが無いので詳細はわかりかねますが、日本で所持が合法なものは経産省に申請して輸入することが可能です。
或いは他の荷物に紛れ込ませる、日本で銃の所持許可を持っている人が個人輸入している、規制が緩い時代に輸入したものを販売している・・・といった可能性もあると思いますが、もし実際に試す際には税関の事前教示制度を利用して相談するのも手だと思います。
ポル
キーマスター>単純に解錠だけに絞れば通常のスラッグや、あるいはもしかして通常のカービンや9㎜ピストルでも無理やりでもドアを開けてしまうことはできるということなのでしょうか?
通常のスラグでもロックを破壊して開けることが可能です。
しかし9mmなどの軽量弾では運動エネルギーが不足するため一発で開けるのは困難です。
何発も撃てば破壊できるかもしれませんが、突入時間は短いほど良いので拳銃弾やライフル弾はブリーチングに適していません。なぜブリーチング弾を使用するのかという理由についてですが、もちろん貫通して部屋の中にいる人質等を傷つけないためという理由もあるのですが、主な理由は跳弾防止です。
ショットガンでブリーチングを行う際、ドアノブの横に向けて銃をおよそ斜め45度の角度に倒した状態で発射します。(場合によっては蝶番も狙い、スチール製のドアでは90度に近い角度で撃ちます)
これはドアの反対側へ貫通させることを防ぐためであり、ブリーチングに全長が短いショットガンが利用される理由でもあります。
この状態で発射すると弾が貫通してドアの反対外の床に着弾することもありますが、同時にドアの手前へ跳弾し射手やチームに被害が及ぶリスクがあるためブリーチング弾が多く利用されます。>実際にドア前まで来て臨時で解錠用弾薬が必要になった時に割と面倒なのではないかと思ってしまいます。
軍においては、一般的にはブリーチング用のショットガンとメインウェポンを分けていることが多いです。
チームの先頭でショットガンを使用してブリーチングしたら、射手はドアの横へズレます。
そしてチームメンバーが列になって部屋に入り、その間にショットガンからライフルへ持ち替えて列の最後尾について部屋に入ります。(或いはショットガンのまま最後尾につきます)
もちろん例外はありますが、通常はショットガンでブリーチングしてそのまま部屋に入ることはありません。ポル
キーマスター>中機関銃の定義はフルパワーカートリッジを使用するマシンガンてことですか?
その通りです。
>重機関銃とはどう違うのですか?
重機関銃(HMG)は中機関銃より大きな口径を使用し、一人で携帯できないマシンガンが一般的に重機関銃に分類されています。
しかし重機関銃の定義は時代によっても異なり、例を挙げると第一次世界大戦時にヴィッカースマシンガンは重機関銃に分類されていましたが、後にそれより大きなマシンガンが登場したことで中機関銃に分類されました。
現代では主に口径が12.7mm以上で、車両やヘリなどに搭載したり、その場に設置して運用されるマシンガンが重機関銃と呼ばれています。
ポル
キーマスター>GPMGの中に中機関銃があるんですね!
その逆ですね。中機関銃のカテゴリーの中にGPMGがあります。
例えばマキシムやヴィッカースは中機関銃ですが、GPMGではありません。
-
投稿者投稿