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  • ポルポル
    キーマスター

    基本的にライフルやショットガンでは、右肩にストックを当てて撃つと右肩が後ろへ押されるため銃は右上へ跳ね上がり、左肩から撃つと左上へ跳ね上がりやすくなります。

    水平二連の場合、右の銃身から発射すると右上に跳ね上がり、左の銃身から発射すると左上に跳ね上がります。

    多くの水平二連ではストックが銃の中心軸より右寄りに配置されたキャスト・オフ・ストックを使用していることもあり、それほど大きく左右に跳ねませんが、左の銃身から発射すると右利きの射手の顔(左上)に向かって銃が跳ねることでコントロールが難しくなるため、一般的には右の銃身から先に発射します。
    (通常、トリガーが前後に二つ配置されている水平二連では、前のトリガーを引くと右の銃身から発射されます)

    >もしそうなのであればハンティングの時1発目を外した時、銃を右下や左下に下げることになると思いますがそれには慣れが必要なのでしょうか?

    意識的に銃を下げる必要はありませんが、慣れは必要です。

    また銃の跳ね上がりの強さはストックの角度や形状にもよるため、射手の体に適合したストックを使用することでより素早い射撃が可能になります。
    具体的には、ストックは後ろに向かって斜めに傾斜していますが、この傾斜が強いほど大きく跳ね上がり、逆に傾斜が弱いほど反動を強く感じるようになります。

    返信先: Kar98kは耳栓なしで撃つとどうなる? #71112
    ポルポル
    キーマスター

    ライフル弾は銃声も大きく音圧レベルは160~170デシベルに達するため、キーンと耳鳴りが鳴ったりしますが、その度合いは個人差があります。

    特に屋根のある場所や屋内で射撃すると苦痛を感じるレベルで一時的に聴力が失われることもあります。

    耳を守らないで射撃を続けた場合、その場は平気でも、何年か経ってから(歳を取ってから)耳鳴りや難聴になることが多く、退役軍人に多い障がいとして知られています。

    返信先: M16や89式小銃の3点バーストは必要か #71111
    ポルポル
    キーマスター

    >手動バーストは撃ちすぎないように引き金から指を離すタイミングを意識しながら撃たなければならないので、面倒ですし、つい撃ちすぎてもおかしくありません。

    特に緊張と恐怖のなかではトリガーコントロールが難しいと言われていますね。

    その昔アリゾナ州の射撃場でH&K MP5KA4のフルオートと3点バーストを撃ち比べたことがあるのですが、ストックの無いサブマシンガンではフルオートだと暴れすぎて、3点バーストの存在がありがたく感じました。

    >これからも色々と質問させていたいてもよろしいでしょうか。

    お気軽に何でもご質問ください。

    返信先: M16や89式小銃の3点バーストは必要か #71095
    ポルポル
    キーマスター

    アサルトライフルでのバーストモードの必要性については、ベトナム戦争の教訓通り弾薬を無駄に消費しないためという意味で有用です。
    バースト射撃であればフルオートよりもコントロールしやすく、より高い命中率が期待できます。

    しかし、ご指摘の通りバーストメカは構造的に複雑になりますし、銃のコストが多少高くなるのは事実です。
    ただ、コストについてはフルオートで無駄弾を消費されるぐらいなら、寧ろトータルコストは安いという考え方もできます。
    2000~3000発の5.56mmNATO弾とM16A4(バースト機能付き)は同等の価格で、M16A4はM4A1より少し高価ですが、それでも100ドル未満の差です。

    フルオートが可能なアサルトライフルでも、実際にはセミオート射撃が基本となり、バーストやフルオートが使用されるのはレアです。

    しかし、近距離で待ち伏せ攻撃を受けた場合などで、バーストやフルオートで火力を集中して敵の攻撃をストップさせるといったFPF(ファイナル・プロテクティブ・ファイア/最終防護射撃)の際に効果があるため必要とされます。

    私は個人的にフルオートがあればバーストモードは不要と考える方なのですが、実戦経験のない新兵にバースト機能付ライフルを装備させたいという考え方は理解できます。
    それは単に弾薬代がもったいないからという理由だけでなく、フルオートで短時間に弾薬を消費してしまうと、射撃を継続しなければならない状況でマガジン交換という「射撃を中断する時間」を作ってしまうことが非常に危険で、戦術的に問題といえます。

    返信先: CQBにおける敵味方の識別について #71050
    ポルポル
    キーマスター

    状況にもよりますが、目の前の人物が武器を所持しているか、または武器を取り出そうとしているかといった確認が必要になり、その人物(ターゲット)の両手の状態が注視されます。特にアメリカの警察では両手が確認できなければ「両手を見せろ」と警告します。

    殆どの場合、その場で瞬間的に民間人だと判断することは困難なため、基本的に民間人であっても犯人(敵)の可能性があるものとして扱われるのが通常です。

    例えばアメリカの学校では度々発砲事件が起きますが、こうした状況では情報が錯そうして犯人の特徴や人数が明らかになるまで時間を要することが多いため、生徒全員に両手を上げさせた状態で一列に並ばせて外へ移動させ確認を行うことがあります。

    軍事作戦や人質救出作戦の場合では事前に情報収集を行うため、突入前のブリーフィングで情報共有してある程度内部の状況を予め判断できる場合もあります。

    >アクティブシューターなど、目についた人すべてを撃とうと考えている相手に対し、撃っていい相手、駄目な相手が決まっている警察官は不利なように感じますが、どうやって対処しているのでしょうか?

    基本的に目撃者情報や監視カメラ映像で判断したり、直接武器の所持を確認することになりますが、アクティブシューターのケースでは対応が難しく、アメリカの警察コミュニティーでも問題視されています。

    通報者や目撃者から得た情報には間違った情報も含まれているため確定するまで時間を要しますし、同時に警察無線のメインチャンネルが一杯になりやすく、ストレス状況下での無線の使用方法をトレーニングしているところもあります。

    SWATなどの特殊部隊はアクティブシューターに対応するためのトレーニングを行っており、常時無線でコマンダーと情報を共有しつつ周囲の状況を確認しながら他チームと連携する用意ができています。

    しかし、最初に現場に到着する地元警察(ファースト・リスポンダー)はそういったトレーニングを行っていないことが多く、極度の緊張から現場に集中しすぎて周囲が見えなくなるという、いわゆる「トンネル・ビジョン」の問題が起きたり、ストレス状況下で無線の使用を忘れて連携がとれなくなる状態や、他チームと鉢合わせて誤射のリスクが生じるなどといった問題点も指摘されています。

    ですが規模が大きい事件の場合は地元警察にFBIが加わって支援する体制になっているため、アクティブシューターの専門家や経験者によって対応されることで緩和されることもあるようです。

    返信先: デザートイーグル50AEの弱点 #71042
    ポルポル
    キーマスター

    >日本ではデザートイーグル=50AE

    世代によるかもしれませんね。
    私の世代やもっと上の世代ではデザートイーグル=.44マグナム/.357マグナムのイメージを持つ人が多いと思います。

    ロボコップやビバリーヒルズコップなど、80年代のハリウッド映画に登場するデザートイーグルは全て.44マグナム/.357マグナムでしたから。

    返信先: ドライファイヤーについて #71041
    ポルポル
    キーマスター

    ドライファイアはプロも推奨するトレーニング方法ですから、射撃技術向上のために毎日してもOKです。
    フリンチング対策としても有効です。

    ただ気を付けたいのは、銃によっては構造的にファイアリングピンに負荷が掛かる場合があるため、トレーニング目的で何度も繰り返しドライファイアを行う場合はスナップキャップ等の空撃ち用ダミーカートリッジを使用することをお勧めします。
    (最新の軍用銃ではスナップキャップ無しでも問題ない場合が殆どですが)

    私もドライファイアでファイアリングピンを折ったことがあるので、特にアンティーク銃では注意が必要です。

    また、リムファイアカートリッジの銃ではファイアリングピンの打撃によってブリーチを変形させてしまう恐れがあるため、ドライファイアはお勧めしません。

    返信先: デザートイーグル50AEの弱点 #71028
    ポルポル
    キーマスター

    >マルイのライトニングホークの箱には1998年製とあるのです

    マルイのモデルは実在しない銃ですが、98年でしたらMkXIXの方が現実的だと思います。

    >ガスピストンを共用できないのはMkXIX以前のモデルを持っている人には痛手

    最近ではMkIのパーツも入手しにくくなっているので、MkIオーナーは辛いですね。

    >とにかく現行のデザートイーグルには弱点らしい弱点はないようで安心しました。

    弱点といえば、デザートイーグルの.357マグナムや.44マグナムのモデルは確実な作動に弾薬を選ぶことが多いと言われています。

    .357マグナムはガス圧が足りないと重いスライドを後退させることが困難になりジャムが発生しやすくなりますし、.44マグナムは一般的にはリボルバーやライフルで使用されることが多いため遅燃性の装薬を利用されることが多く、弾薬のメーカーやブランドによってはジャムが発生しやすいため、デザートイーグルに使用する場合は燃焼速度の早い弾薬を選ぶ方が相性が良いと言えます。(.50AEに関してはそういった問題はあまりないようですが)

    また、デザートイーグルに共通して鉛の弾(ジャケッテッドブレット以外)はガスポートを詰まらせてしまうため使用できないというのも、弾を選ぶという意味で弱点かもしれません。

    ポルポル
    キーマスター

    仕様は以下の通りです。

    グラスベッド・ストック
    チューンド・2ステージトリガー
    0.63インチブレード・フロントサイト
    ナショナルマッチ・リアサイト(1クリック1/2MOA)
    ナショナルマッチ・ハンドガード(ストックやバレルに接触しない構造)
    ナショナルマッチ・ミディアムウェイト・バレル(スタンダードバレル、ミディアム・バレル、ヘビー・バレルなどのバリエーションが存在します)
    ナショナルマッチ・ガスシリンダー(陸軍仕様と海兵隊仕様で加工方法に若干の違いがあります)
    ナショナルマッチ・リコイルスプリング・ガイドロッド
    ローカーボンスチール・レシーバー(炭素含有量が少ない軟鋼)
    (M14のナショナルマッチ・モデルではセレクターを溶接してセミオート・オンリーにしています)

    また、ナショナルマッチ・モデルの上位モデルにスーパーマッチ・モデルのM1Aが存在しますが、こちらは.308マッチブレット用ヘビー・バレル(ツイストレート1:10)やマクミラン・ストック、一体型カスタムガスシリンダーなどが備わっています。

    返信先: デザートイーグル50AEの弱点 #71016
    ポルポル
    キーマスター

    >現行のデザートイーグルではその点は解消されているのでしょうか?

    MkIやMkVIIといった初期のデザートイーグルでは高圧な弾薬を使用するなどしてガスピストンの根元が折れることがありましたが、現行のMkXIXでは特に大きな問題とはされていません。MkXIXは設計を一新しているため、そういった意味で解消されていると言っても良いかもしれません。

    マニュアルセイフティについては、現行でもネジ止め構造のため、ネジが緩むとセイフティが機能しなくなることがあります。

    また、セイフティのテンションはリーフスプリングで得ていることもあり、このスプリングが湾曲すると機能しなくなる場合がありますが、スプリングは簡単に曲げ直して修正可能です。

    >また解消されているのなら旧モデルにそのパーツを組み込むことは可能でしょうか?

    MkI、MkVII、L5と、MkXIXの間には互換性がありません。
    MkXIXのガスピストンはMkXIX専用になります。

    ポルポル
    キーマスター

    基本的に射撃はフロントサイトに焦点を合わせて狙います。
    (スコープの場合はレティクルに焦点を合わせる)

    もしターゲットが近い場合(サイトを使用しなくても命中可能な距離)では、ターゲットに焦点を合わせて狙います。
    (ネイビーシールズもこの方法で射撃しています)

    銃の画像

    サイトの照準方法については、フロントサイトの頂点をターゲットの中央に合わせる方法と、フロントサイトの上にターゲットを置く方法(シックス・オクロック・ホールド)があります。
    ターゲットの距離が離れている場合はターゲットの輪郭がボケて狙いにくくなるため、フロントサイトの頂点をターゲットの中央に合わせる方が命中率が高くなります。

    もしターゲットの輪郭がボケていても、その影の中央であれば当たりをつけやすくなります。
    逆にフロントサイトの輪郭がボケてしまうと、大きなズレとなって命中が困難になりがちです。

    また、フロントサイトポストにホワイトドットなどの印がない場合、焦点を合わせるのに時間を要する傾向があるため、ホワイトドットやファイバー・オプティック・サイトなどをフロントサイトに使用すると素早い照準が容易になります。

    返信先: 映像作品の嘘ホント #70921
    ポルポル
    キーマスター

    >フルオートで街中であんなに撃ちまくれば、30発マガジンは一瞬で撃ちつくしてしまって、リロードももっとしないといけないと思うのですが

    カメラが映していないところでリロードしていたと私は勝手に納得していました。

    映画なので派手に演出したというのもあると思いますが、一人あたり30連マガジン10~12本ぐらい装備している様子だったので、何本かフルオートで消費しても余裕があった様にも思えます。
    (何発撃ったのか数えていませんが、メイキング映像では1テイクに800~1000発消費したと語られていました)

    この映画のためにアドバイザーとして元SASのアンディ・マクナブを起用し、3ヵ月の実弾射撃訓練を行っていますから、銃の扱いについてはある程度説得力があると思います。

    実際私もロケ現場を歩いてみたのですが、映画で観るよりも現場の撃ち合いの距離は近いので、警官の頭を上げさせないためにフルオートで射撃して素早くその場を逃れるのは意外と効果的ではないかとも思いました。

    映画では銃撃戦中に車で長い距離を移動したように感じますが、実際の距離は100メートル足らずで、車を降りた地点からパトカーの車列までの距離は大体70~80メートルといったところでしたから、ライフルに慣れていればパトカーサイズのターゲットはフルオートでも命中できそうです。

    >ローンサバイバーは史実をもとに製作した映画だと認識していますが、ポルさん自身あのシーンは本当にあったと思われますか。

    恐らく無かったのではないかと思います。

    ヤギ使いに見つかってタリバンから逃げて村人に助けられる・・・という大筋は実際に起こったことですが、それ以外はかなり脚色されています。

    原作と映画ではタリバンが200人以上となっていますが、マーカス本人の報告では20~35人でした(原作でも話を盛っています)。

    また映画でマーカスは歩いて逃げていますが、実際にはRPG被弾直後から下半身が麻痺して歩けない状態になったため、7マイル(約11km)を這って逃げています。

    逃げる途中、仲間を引きずって逃げて崖の上に取り残してしまうシーンがありますが、実際には引きずっている最中に顔に被弾して死亡したため、生きたまま崖に取り残されていません。(高さ6~9メートルの崖を飛び降りたのは事実だそうです)

    米軍の救出チームを乗せたチヌークが撃墜されましたが、実際にはマーカス本人はこれを目撃していないため、最後までチヌーク撃墜を知りませんでした。
    (映画ではマーカス本人がチヌークに搭乗する救出チームの隊員役として出演しています)

    村人に助けられたのは事実ですが、子供からナイフを貰うシーンや村人とタリバンが対決するシーンも脚色なので、実際には起こっていません。(首を切り落とされそうになったシーンも実際にはありません)

    最後に村で米軍に救出されるシーンがありましたが、実際には村人がマーカスを安全な場所へ移動させるために山を歩いている最中に米軍に発見され救出されています。(村には4日間潜伏していました)

    この様に脚色がかなり多いので、実際の出来事をそのまま映像化しているとは考えない方が良いと思います。

    返信先: 映像作品の嘘ホント #70898
    ポルポル
    キーマスター

    >カトラスがブローバックせずハンマーだけがダブルアクションでパチパチ動いていたり

    ブローバックが描かれているシーンもあるので、知らないというよりも手抜きか製作時間が押していたか、または海外に発注したとか、何か理由があるかもしれませんね。

    >ダッチのショットガンのフォアグリップが「押して排莢」「引いて戻す」

    ネオステッド2000の様なリバース・ポンプ・アクションのモデルであれば押して排莢は正解ですが、きっとそうではないでしょうね。

    >イタリアを舞台にしたテレビシリーズPart4のオープニング

    パート4は全体的に銃の描写も良かったと思います。
    銃の構造を理解したうえで制作されていると分かりました。
    オープニングでワルサーP38に空のマガジンを装填している様に見えるのですが、これはミスなのかそれとも意図的なメッセージなのか迷いました。

    >虐殺器官

    Youtubeでところどころのシーンを観ただけなのですが、今度通して観てみます。
    どうやら現代の実在する銃は登場しないようですね。
    ライフルの発射速度が毎分1500発ぐらいの早さですが、リコイルは小さくて撃ちやすそうに見えます。

    返信先: 映像作品の嘘ホント #70889
    ポルポル
    キーマスター

    >トムクルーズがチンピラ2人に絡まれたときの鮮やかなダブルタップ

    このシーンは見事でしたね。
    左手で銃を払う、上着を跳ね上げる、右手で銃を抜くという動作をスムーズに同時に行うのはそれなりのトレーニングが必要だと思います。
    撃たれた二人目の男が驚いて瞬時に対応できないところもリアルでした。
    Vickers Tacticalが再現したシーンも必見?です。

    >「ガールズアンドパンツァー」と空のガルパンこと「荒野のコトブキ飛行隊」

    どちらも観ましたが、面白いですし注目されるのも納得です。
    ギャグとリアルをいったりきたりしていますが、コトブキ飛行隊の方がディテールに拘っていると感じました。
    フライトシムが好きなのでエンジンの始動シーンや計器に見入ってしまいます。
    ただ銃が殆ど登場しないのは残念ですが。

    >MI:2

    ベレッタ92FSファン必見映画ですね。
    チョウ・ユンファ並みの両手撃ちが見られるある意味貴重な作品だと思います。

    >「ブラックラグーン」

    ヨルムンガンドよりエンタメ要素が強い作品ですね。
    かなり前にツッコミ記事を書いたこともありました。
    海外でも根強い人気ですが、英語字幕版はレヴィの日本語なまり英語が酷いということで英語吹き替え版の方が人気があるようです。

    最近はヨルムンガンドやブラックラグーンの様なアニメが無くて残念です。
    日本のドラマや邦画のガンアクションは酷いものが多くて半ば諦めモードなので、アニメに期待してしまいます。

    返信先: CQBにおける銃火器の利用価値 #70878
    ポルポル
    キーマスター

    居住地域を制圧する場合、爆撃は民間人に死傷者が出ますし、かといってグレネードを投げ込むのも同様ですし、最終的には一軒ずつ人間がクリアしていく必要がありますね。

    近年ではドローンやロボットのおかげで人間の負担が軽減されていますが、全て機械任せになるのはまだ先の話ではないでしょうか。

    返信先: 映像作品の嘘ホント #70877
    ポルポル
    キーマスター

    >①映像作品によく見られるありがちな嘘

    沢山ありますが、熱や音についてはよく見落とされがちな気がします。
    過熱しやすいスライド先端やバレルを何事もなく素手で触れていたり、サプレッサーが妙に静かすぎたり、ミニガンの発射音がヴァーではなくバババババだと萎えます。
    でも、ブラックホークダウンでの銃声で耳が聞こえなくなったり、背中に熱い薬莢が入って慌てる描写は良かったです。

    その他、銃の描写というよりも、主人公の行動が気になることが多いです。
    貫通しやすいドラム缶、自動車のドア、テーブルなどに隠れたり、交戦中に仲間同士見つめ合って会話するシーンがあると「何故ターゲットを警戒しないのか」とソワソワします。(例:ローンサバイバー)

    >②知識がある人にしか見抜けないマニアックな嘘

    銃の画像

    嘘と言えるか分かりませんが、こんな風にエジェクションポートから見えるバレルが空砲発砲用にカットされているのを見ると、「これから発砲シーンがあるな」と予測したりします。

    >③銃の描かれ方にケチのつけようがない、よく出来た作品

    マイケル・マン監督のコラテラルやヒートは良くできていると思います。
    貫通弾や着弾による破片でさりげなく負傷していたり、芸が細かいです。

    マンガだと園田健一や小林源文の作品も良いと思います。
    最近のアニメ・マンガではあまりリアルな銃描写にお目に掛かっていない気がします。

    >①装弾数を無視して連射しっぱなしのマシンガンやライフル

    私は意外とこれが好きだったりします。
    弾薬の総重量がすごいだろうなと思いながらも、ジョン・ウー監督作品は何度も見てしまいます。(特に「男たちの挽歌2」)

    >②人はショットガンで撃たれても吹き飛ばされない

    よくありますね。
    反対に撃たれても倒れるまでしばらく立ち尽くす描写も気になります。

    >③アニメ「ヨルムンガンド」

    アサルトライフルでフルオートを撃ちすぎな点がプロ設定として気になりますが、現実の銃撃戦は地味なので、演出としてフルオートは正解だと思います。
    また、2台の車でカーチェイスしながら撃ち合うシーンがありましたが、防弾性能の無い車で走り続けるのはリスクが高いので、車を停めて応戦しながらエンジンの背後に回る方が現実的だと思いました。
    作品全体では車を使用したVIPプロテクション・トレーニングのシーンがマニアックで良かったです。

    ポルポル
    キーマスター

    減音効果を最大限に高めるには、発射後もスライドやボルトが閉鎖した状態を維持する必要があります。

    スライドやボルトが開放されると、金属パーツが擦れ合う作動音をたてると同時に、エジェクションポートから漏れるガスが空気を振動させてノイズになります。

    サプレッサーを使用すると銃口方向にガスが抜けにくくなるため、吹き戻されたガスがエジェクションポートから排出されやすくなります。

    エジェクションポートから漏れるガスの量はサプレッサーの容積やバッファー等の性能によって異なりますが、閉鎖状態を維持することでノイズの元となるガス漏れを最小限に抑えることが可能です。

    初期のMark23ではスライドロック機能が備わっており、トリガーガード内のスイッチ操作でスライドをロックし、一発ずつ発射することで高い減音効果が得られていましたが、連射できないというデメリットがあるため、後に連射可能なタイプに変更されています。

    ライフルの場合はターゲットまで距離が離れているためボルトアクションでも問題ありませんが、ピストルのように近距離の場合は初弾をミスして次弾の発射に手間取ると命取りになりかねませんから、近距離戦闘においては最大の静音性よりも連射性の方が重視される傾向があります。

    ポルポル
    キーマスター

    フランスの状況は分かりませんが、アメリカでは弾薬を大量一括購入することで節約になります。
    私は店頭で弾薬を購入することは殆どなく、ガンショーにカートを持参して9mm1000発を130ドルほどで1000~2000発購入していました。(現在は価格高騰で160ドルほどが相場です)

    プロの選手だとフォークリフトのパレット単位で購入されたりもしますが、大量一括購入だと一発当たりの単価が安くなります。
    (フランスでは所持可能な弾数の規制などで場合によっては難しいかもしれませんが)

    またリローディングで節約することも可能ですが、弾薬の種類によっては普通に購入した方が安い場合があるため注意が必要です。

    >コスパのよいおすすめの.22lrのハンドガン

    9mm~.45ACPのピストルを購入予定ということでしたら、そのモデルの.22LRコンバージョンキットを購入するのも手だと思います。
    グリップやトリガーが変わらないので、トリガープルのトレーニングにもなります。

    もし純粋にターゲットシューティングを楽しみたいということでしたら、バレル上にフロントサイトが搭載されているモデルをお勧めします。
    お勧めはルガーMarkIVですが、ルガーが選択肢に入らない場合は、ご指摘のバックマークも良いですし、S&Wのピストル(SW22)やリボルバーも良いと思います。

    ジャムについてはセンターファイアよりリムファイアの方が多いのが通常ですからある程度妥協も必要ですが、それでもジャムを避けたい場合はリボルバーが選択肢になります。

    S&WだとM63やM43Cなどになりますが、低価格モデルではチャーターアームズやトーラスも良いと思います。

    返信先: 高級M1911の実戦的評価 #70710
    ポルポル
    キーマスター

    「実戦的な性能とは何か」という定義の問題もありますが、命中精度、耐久性、作動の信頼性、工作制度の高さ、品質の一貫性、仕上げの美しさ・・・等々は高級モデルの方が優れる傾向があります。

    キンバーやコルトの1911ではMIM(金属射出成形)のパーツが多用されますが、ナイトホークカスタムやウィルソンコンバットなどでは削り出しパーツのみを使用しているため、比較的に製品のクオリティが安定しています。

    また一般的な銃の製造工程では複数人が手分けして1丁を組み立てる作業を行っていますが、例えばナイトホークカスタムでは「1丁につき1人のガンスミス(ONE GUN, ONE GUNSMITH)」というポリシーの元、熟練のガンスミス1人が1丁のピストルを丸一日かけてフィッティングや試射などを行って製造しています。(バリ取りや切削痕を消す作業は別に担当者が存在します)

    レスベアやウィルソンコンバットでは複数のガンスミスにより1丁を完成させており、1人が担当するからといって命中精度が高くなるわけではありませんが、一丁一丁にガンスミスの個性が表れており、担当者のイニシャルがフレームに刻印されることも価値になっています。

    通常、銃の製造時には完成したパーツを組み立て、作動を確認しながら問題があれば削るなどしてフィッティング作業を行いますが、ナイトホークやウィルソンコンバットといった高級カスタムガンでは通常より大きめのパーツを製造し、このまま組み立てると正常に作動しないピストルを、この状態からガンスミスがそれぞれのパーツを手作業で削りながらパーツ同士を適合させるフィッティングを行うことでタイトフィットな精度の高い銃を仕上げます。

    この様な工程を経ることで25ヤードで1インチ以内という集弾性能を得ることができるのですが、果たしてこの精度が必要であるかはユーザーの考え方次第です。
    「25ヤードで3インチ以内が可能ならOK」というのであれば、通常のスタンダードグレードの1911でも十分と言えます。

    ポルポル
    キーマスター

    前回の回答の繰り返しになりますが、モデル別ではなくメーカー別に良し悪しを判断するのは難しいです。

    >キンバーの1911は、「価格がリーズナブルな割には仕様も豪華で精度も高い」、「そこまで評価は高くない」

    どのモデルのことを指しているかにもよりますが、どちらの意見もアリだと思います。

    ただモデルによって仕様が異なるため、A社の800ドルの1911よりB社の2000ドルの1911の方が良いですし、逆にB社の800ドルの1911よりA社の2000ドルの1911の方が良いのは普通です。

    同じ価格帯の1911で比較した場合は、これぐらい大手のメーカーではかなり微妙な差だと思います。

    >スプリングフィールドアーモリーの1911はFBIに採用されたことで有名ですが、こちらも「高精度でカスタムガンとしても優秀」

    FBI HRT等に採用されたプロフェッショナル・モデルはカスタムフィットされた2500~3000ドルのカスタムガンですから、カスタムフィットされていないキンバー・カスタムIIの様な800ドル程度の1911と比較するのは酷ですね。

    >「スプリングフィールドの安いクローンよりもコルトの方が良い」

    比較対象モデルを明確にしないと何とも言えませんね。

    どのメーカーでも賛否両論あるのが当然ですし、一般的にユーザーは問題を経験していなければ良い評価を付けますし、問題を経験していれば悪い評価を付けるものなので、私はどちらかといえば人の評価は参考程度に聞くだけで鵜呑みにすることはありません。

    キンバーはカスタマーサービスが悪いということで叩かれることも多いのですが、自分のミスを棚に上げて叩いているユーザーも見受けられるので、クオリティに問題があるのか判断が難しいところです。

    仮にノリンコと比較するならクオリティの差は明確ですが、スプリングフィールド、コルト、キンバー等はいずれも一定のクオリティを維持しています。

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