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ポルキーマスター
情報ありがとうございます。
ご指摘の通り、WC846に変更したことが原因でサイクルレートが上昇し、ライフルと弾薬の仕様のバランスが崩れたことでジャムが増加したことに間違いありません。
その結果、バッファーシステムやバッファースプリングの変更、薬室内のクロムメッキ処理による腐食防止などにより作動不良率を低下させました。ただ私が疑問に思う点は、M14でWC846を問題なく使用していたものをM16で使用したのかという経緯です。
確かにWC846は7.62mmNATO弾に使用され、具体的には、M59、M61、M62、M80、M118、M198に使用されていますが、1964年以前もWC846が使用されていたのか確証が得られません。
1968年の米軍のレポートでは、WC846がM193に採用された1964年の作動不良のテスト結果において、M16と同様にM14も不良率が上昇しています。
つまり、WC846がM14に適してM16に適さないという問題ではなく、装薬を変更した結果によって生じた問題ではないかと考えたわけです。
WC846は.303ブリティッシュに使用された歴史のある装薬なので1964年以前の7.62mmNATO弾に使用されていても不思議はありませんが、実際に広く流通し軍で使用されていたのか経緯が気になるところです。
私も勉強不足ですので、また時間のあるときにレポートなど資料を熟読したいと思います。ポルキーマスター>「高圧ガスがチューブを初めとした機関部を吹き抜ける為残渣が溜まるどころか寧ろ吹き飛ばされるので言われる程汚れない」
ガスチューブ内は高圧ガスによってカーボンを吹き飛ばすため、基本的にガスチューブ内のクリーニングは不要です。
しかし、ボルトキャリア周辺はガンオイルにカーボンや不完全燃焼のパウダーが付着し、大量に発射するほど蓄積します。DI方式はピストン方式と異なりガスをレシーバー内に引き込む構造のため汚れやすいですが、とはいえ軍でDI方式も採用されているように、通常の使用でDI方式の作動の信頼性に大きな影響はありません。
>「発射薬によって」というのもベトナム戦争時にあったとされるM16にM14の装薬を利用されていた件も関係してるのでしょうか?
ベトナム戦争時にM16にM14の装薬を使用した事実は無いと思われますが、もし使用していたという信頼できるソースをご存知の方がいればお教えいただきたいです。
M14で使用されていた7.62mm弾は装薬にIMR4895やIMR4064が使用された一方、5.56mm弾(M193)ではIMR4475、CR8136、IMR8208M、WC846などが使用されました。
レミントン社とデュポン社がIMR4475の採用を止めたのが1964年で、レミントン社がCR8136を止めたのは同年末となっており、XM16E1が配備された1963~1967年の期間ではIMR4895やIMR4064の使用が確認できません。
(1963年の米空軍による仕様書にIMR4064が存在するものの、実際に製造されたのか確認できません)本題から逸れましたが、装薬の違いによって残留するカーボンや不完全燃焼の装薬といった残渣の量が異なるのは事実です。
質の悪い安価な弾薬はカーボンの量が多い傾向がある他、ベトナム戦争時を例にすると、当時は通常であれば質の悪い装薬を弾いて良質なものだけを使用するところ、戦時の大量生産によって従来の品質管理が困難となり、質の悪い弾薬が流通したこともM16のジャムの一因になっています。>「OTB能力にガス作動方式の違いとは関係が無い」と捉えるべきなのでしょうか?
違いは関係あります。
問題となるのは銃身長よりもガスチューブの有無で、ガスチューブ内に水が残っている状態は発射時に高圧となり、薬室内が高圧状態であるにも関わらず薬室を開放するため破裂や破損に繋がります。一方でピストン方式はガスチューブが存在しないため、破裂のリスクが低くなります。
ポルキーマスターそれぞれの用語の意味を理解すると混乱しにくいと思います。
スナイパーが使用するライフルはスナイパーライフルと呼ばれ、マークスマンが使用するライフルはマークスマンライフルと呼ばれます。
軍におけるスナイパーは単独や少人数のチームで行動し、長距離射撃が必須となる場合があるため、その多くはボルトアクションライフルなど長距離射撃に対応したライフルが使用されます。
一方、マークスマンはライフルやマシンガンを装備する兵士と行動を共にし、中~長距離射撃を行い複数のターゲットに対する射撃も行われるため、主にDMRなどのセミオートライフルが使用されます。タクティカルライフルは軍や法執行機関において対人用を想定した仕様で、仕様の内容によってセミオートライフルやボルトアクションライフルをタクティカルライフルと呼ぶことができます。
そのためスナイパーライフルやマークスマンライフルはタクティカルライフルでもあります。ご質問のPCCはアメリカの法律上ストックが備わっていればライフルですが、分類上は拳銃弾を使用するためライフルではありません。
ですが、メーカーが法律上のライフルであるPCCをライフルとして扱うことは一般的に行われています。レバーアクションライフルはスナイパーやマークスマンが使用する仕様ではないため、スナイパーライフルやマークスマンライフルには該当しません。
前装式のライフルは、現代ではスナイパーやマークスマンに利用されないためスナイパーライフルやマークスマンライフルには分類できません。
ですが、南北戦争時のハーパーズフェリーM1803やホイットワースライフルなどのモデルは精密射撃を行う狙撃チーム(シャープシューター)に利用された歴史的事実があるため、「当時のスナイパーライフル」として分類することも可能です。ポルキーマスター細かい点を見ると様々な違いがありますが、ボルトデザインが大きく変更されています。
一般的にボルトアクションライフルは分解時にボルトを後方へ引き抜くことが可能な構造ですが、十三年式はボルトの後退を止めるためのボルトストップをボルトハンドルの前方に配置し、別パーツをボルトにネジ止めしていました。これによりボルトが後方へ抜け落ちるのを阻止しています。
しかし、十八年式ではボルト下部にストック左側から右側へ向かうネジを配置することによってボルトの後退を阻止する構造に変更しており、ボルトの切削加工も簡素化されています。
また、レシーバーとストックの固定方法も変更されています。
グリップ付近のレシーバー後部からストックに繋がる部分をタン(tang)と呼びますが、この部分が長くなり、銃の下方(トリガーガードの前後基部)も前後に長くなっています。
十三年式ではストックが割れやすい構造だったため、金属パーツと木が接触する面積を拡大することでストックの割れを防ぐ対策です。その他、以下の変更点があります。
・トリガーとトリガーガードの形状を変更
・銃剣設計変更に伴うバヨネットラグ位置の変更
・製造にウィンチェスター製工作機械を導入ポルキーマスターQBZ191のチャージングハンドルはAKと同じくボルトキャリアに繋がっています。
しかしAKとは異なり、AR15のようにボルトキャリアがストック内(バッファーチューブ)まで後退する構造のため、チャージングハンドルが通るスリット全体をボルトキャリアで埋めており、大きな異物が侵入しにくい構造です。
もしフォールディングストックを採用し、かつ異物侵入を防ぐ設計にする場合は、SIG XM5(XM7)のようにチャージングハンドルを独立させる必要がありますが、QBZ191はシンプルで製造コストを抑えることができる設計になっています。
ポルキーマスター全く同じではありませんが、ベルサに同一のモデルがあります。
Model #: 150-681
https://stores.versapod.com/150-681-versa-pod-bipod-for-ai-rifles/Model #: 150-682
https://stores.versapod.com/150-682-versa-pod-bipod-designed-for-ai-rifles/ポルキーマスター.22WMRに限らずリムファイアカートリッジは不発率が高いため護身用としておすすめできません。
(.22WMRは狩猟や標的射撃に最適です)護身用には信頼性が高いセンターファイアカートリッジをおすすめします。
ポルキーマスターこれは射手の好みや必要とされる条件によって異なります。
独立ピストルグリップは片手で銃をコントロールしやすいですが、地面に近い低い位置で射撃したい場合はピストルグリップは邪魔になります。
また、ボルトアクションでは昔ながらのイングリッシュストックの方が速射しやすい傾向があります。
グリップの違いについては以前にも回答しているので、以下の関連トピックをご覧ください。
ポルキーマスターフォワードアシストの必要性は、目的やリスクの捉え方によると思います。
薬室が正常に閉鎖されないということは、弾薬に問題があるのか、薬室内に異物があるのか、マガジン内に過剰に装填されているのかなど、何らかの異常がある可能性があります。
単純に汚れによる抵抗が原因なら良いですが、もし深刻な問題を無視して無理矢理薬室を閉鎖すれば破裂事故に繋がるリスクがあり、ストーナーが反対したのも頷けます。
ですが、当時軍が主張したように、撃たなければ自分や仲間の命が犠牲になる状況において、破裂事故のリスクと敵に撃たれるリスクを天秤にかければ、強制的に薬室を閉鎖し発射する方が合理的と言えます。
また、軍用としては静かに薬室を閉鎖したい場合や、薬室内の確認時にもフォワードアシストは有用な機能です。
しかし一方でフォワードアシストが断裂し破損した場合、ボルトキャリアをロックしてしまい作動不能になるリスクがありますが、どこまでレアケースをリスクとして捉えるかという問題にもなります。
私は個人的にスポーツ射撃の用途ではフォワードアシストは不要と考えますが、軍用やホームディフェンスに使用する場合は必要と考えます。
ポルキーマスター質問の意味が分からないのですが、何か特定の競技のレギュレーションに関する質問ですか?
ポルキーマスター光学機器関係や防弾関係はITAR(国際武器取引規則)の規制対象になることが多いので、注意して調べた方が良いと思います。
銃の輸入に不安があるのでしたら、輸入代行を受けている日本国内の銃砲店に依頼してはいかがでしょうか。
ポルキーマスター具体的な製品がわからないので何とも言えませんが、輸出規制品でなければ州税が掛からないオレゴン州等の転送業者を利用すると良いと思います。
海外の住所に発送することを嫌がる業者でも、アメリカ国内の住所なら問題ないところも多いはずです。
関連トピック:マズルブレーキについて
ポルキーマスターポルキーマスターチョークチューブ・マズルブレーキが装着できると思います。
具体的な製品は「Muzzle Brake Browning Invector」を検索してみてください。
ポルキーマスター.338ノルママグナムはBC(弾道係数)の高い弾頭重量300グレインのシエラHPBT弾頭を使用することを目的に開発された弾薬です。
250グレイン弾頭を使用する前提で開発された.338ラプアマグナムで300グレイン弾頭を使用するとオーバーサイズとなり、従来のマガジンに収まらないため、これが.338ノルママグナムのアドバンテージになります。
ではなぜ軍は300グレインの高BC弾頭を必要とするのかという理由については、これは空気抵抗による減速が少なく、2,000mを超える長距離射撃において高い命中率と貫通力を維持可能な能力を持っているからです。
弾道がフラットで長距離でも超音速を維持する弾頭は、射手が多少計算を誤っても着弾の誤差が少なくなり、高い命中率を維持しやすくなります。
.300ノルママグナムはフラットな弾頭による高い命中率を持ち、一方.338ノルママグナムは高い命中率と共に300グレインという重い弾頭によって高い貫通力を維持します。
また、.338ノルママグナムは.338ラプアマグナムよりも銃身の負担が軽減されているとも言われています。
>機関銃に関しても.338ラプアマグナムを連射可能なものも存在するらしいですが、給弾の安定性等で.338ノルマに軍配が上がるのですか?
実際の安定性は銃の設計次第だと思われますが、.338ノルママグナムは.338ラプアマグナムよりケースボディのテーパー角度が浅いため、ベルトリンク使用時にリンクとの相性が良いというメリットがあります。
ポルキーマスター誤解が無いように念のため付け加えますが、合法的な「使用」とは射撃場でのスポーツ射撃のことです。
ホームディフェンスやコンシールドキャリーなど、護身用として使用することはできません。
ポルキーマスターご指摘の通りアンティーク銃(1898年以前のモデル)は連邦法(GCA)による銃(ファイアーアーム)ではないため、観光客でも購入できる可能性がありますが、トラブルの元なので実際に購入するのはおすすめしません。
アンティーク銃でも金属カートリッジを使用可能にする銃身やシリンダーなどのコンバージョンキットが存在する場合、そのアンティーク銃は通常の銃として見做され、州によっても扱いが異なります。
また、そうしたアンティーク銃を合法的に購入したとしても、他の法律を適用されて違法となる可能性がある他、法的に問題が無い場合でも逮捕後に弁護士が合法であることを証明することになると高額な弁護士費用が掛かります。
アンティーク銃の携帯については州や地域によって異なります。
オープンキャリーとコンシールドキャリーのどちらも違法な場合もあれば、オープンキャリーは合法の場合もある他、装薬の装填の有無で合法違法が分かれる場合もあります。ポルキーマスター1986年以前以後に関わらずNFAウェポンが合法な州で所有者の合意の元、友人、知人、家族など、他人が使用する行為は合法です。
日本人観光客がマシンガンをレンタルしている射撃場でフルオート射撃を楽しむこともできます。
ですがこれには例外があり、アメリカの連邦法上、銃器所持を禁止されている者は所持や射撃はできません。
「禁止されている者」とは、重罪判決を受けた者(felon)、精神障がい者、ストーカー、家庭内暴力を起こした者、指名手配犯(逃亡者)、軍の不名誉除隊者、アメリカ市民権を放棄した者、不法移民、麻薬中毒者などです。
ポルキーマスター弾速、弾頭重量、口径の違いは与えられるダメージの大きさに影響する要素です。
これらの条件が同等のときFMJとホローポイント弾を比較するとホローポイント弾の方がストッピングパワーが大きいと言えますが、これらのバランスが異なる場合はそうとは限りません。
同じFMJでも低速の拳銃弾よりも高速のライフル弾の方が大きなダメージを与えますし、軽量高速のライフル弾では着弾時の横転(タンブリング)によりダメージを最大化する設計も利用されます。
ですが、弾速を1,000fpsから1,200fpsに上昇した程度では目立った違いは見られません。
1,000fpsと3,000fpsを比較した場合は目に見える大きな違いを確認できます。ポルキーマスターFMJが対人用として効果があることはホローポイント弾が登場する以前から歴史が証明していますが、ホローポイント弾と比較すると相対的にホローポイント弾の方が高い効果が得られます。
ホローポイント弾は着弾後の拡張によって細胞組織に対して大きなダメージを与えます。
一方、FMJは着弾後の弾頭の変形が小さいため、人体内で運動エネルギーを消費しきる前に貫通しやすく、ターゲットに与えられるダメージの大きさが小さくなると同時に、貫通弾による二次被害のリスクも生じます。現代の9mm~.45ACPのホローポイント弾はハードターゲットに対しても一定の貫通力があるため、住宅のドアや壁、自動車のフロントガラスやドアを貫通させることも可能ですが、ホローポイント弾で貫通しにくい遮蔽物を貫通させることを考慮した場合にFMJも選択肢に入ります。
ですが一般的に法執行機関、コンシールドキャリー、ホームディフェンスなどでの用途ではFMJよりもホローポイント弾の方が推奨されます。
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