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ラプアマグナムからノルママグナムへの更新理由について

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  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にポルポルにより1年、 3ヶ月前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #100268
    名無しのガンヲタ兼ミリヲタ見習い
    ゲスト

    米軍では7.62×51や.300ウィンチェスターマグナム、.338ラプアマグナムを
    6.5クリードモア(場合によっては6.8x51mmNGSW)、.300ノルママグナム、そして.338ノルママグナムに更新する予定とされていますが
    .338ラプアマグナムに代わり.338ノルママグナム及び.300ノルママグナムを採用した理由として何が考えられるでしょうか?
    機関銃に関しても.338ラプアマグナムを連射可能なものも存在するらしいですが、給弾の安定性等で.338ノルマに軍配が上がるのですか?

    #100269
    ポルポル
    キーマスター

    .338ノルママグナムはBC(弾道係数)の高い弾頭重量300グレインのシエラHPBT弾頭を使用することを目的に開発された弾薬です。

    250グレイン弾頭を使用する前提で開発された.338ラプアマグナムで300グレイン弾頭を使用するとオーバーサイズとなり、従来のマガジンに収まらないため、これが.338ノルママグナムのアドバンテージになります。

    ではなぜ軍は300グレインの高BC弾頭を必要とするのかという理由については、これは空気抵抗による減速が少なく、2,000mを超える長距離射撃において高い命中率と貫通力を維持可能な能力を持っているからです。

    弾道がフラットで長距離でも超音速を維持する弾頭は、射手が多少計算を誤っても着弾の誤差が少なくなり、高い命中率を維持しやすくなります。

    .300ノルママグナムはフラットな弾頭による高い命中率を持ち、一方.338ノルママグナムは高い命中率と共に300グレインという重い弾頭によって高い貫通力を維持します。

    また、.338ノルママグナムは.338ラプアマグナムよりも銃身の負担が軽減されているとも言われています。

    >機関銃に関しても.338ラプアマグナムを連射可能なものも存在するらしいですが、給弾の安定性等で.338ノルマに軍配が上がるのですか?

    実際の安定性は銃の設計次第だと思われますが、.338ノルママグナムは.338ラプアマグナムよりケースボディのテーパー角度が浅いため、ベルトリンク使用時にリンクとの相性が良いというメリットがあります。

    関連記事:.338ラプアマグナム、.338ノルママグナム、.300ノルママグナムの違いとは?

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