引用で恐縮ですが、月刊Gun誌の記事でその辺の事情について読んだことがあります。
Gun-Professionals誌に変わってからの2017年2月号のP226のレポート(14頁)にて、
「製法の異なるスライド、異なる時代に作られたP226だが、すべてのパーツが調整なしで交換できる整備性を保っている」
と表記があり、ステンレススライド+レイル付フレームとスチールスライド+レイル無フレームの新旧比較がされています。
レイル無し+ステンレススライドは可能だと考えていいでしょう。
また、旧フレームに新スライドを組み合わせる意味というのも、趣味以外でちゃんと理由のある仕様として実在しています。
SIGオートは古い中古品も多く流通していて、レイルの無い旧版でも入手は可能です。
そんな中古SIGを手に入れたとして、撃ちこんでいるうちにまず消耗品の交換は避けられない訳です。
そうなると旧フレームのまま、スライドを現行品で取り寄せて交換したらレイル無+ステンレススライドの一丁上がりとなります。
実用品として旧SIGは良いモノが安く買える・消耗部品は現行品を取り寄せて交換すればいい…というユーザーであれば
必然的に旧フレームと新スライドの組み合わせになりますし、写真でも結構そういう使いこまれた個体を見た覚えがあります。
私も個人的にはレイルの無いシンプルな姿が好きなのですが、機能的にはあって損が無いなら付けておいた方が良いでしょうし、
寂しいですが時代の流れなのでしょう。
ただ、現行モデルでもコンパクトなP229とP225にはレイルの無い、昔のP228のような姿のものが残っています。
トイガンで東京マ●イあたりに発売してもらえないかと常々思ってはおりますが、難しいでしょうねぇ…