現代の軍や法執行機関でピストルが採用されている理由は、装弾数の多さの他、低いボアアクシスによる速射性の高さ、砂や泥などの異物に強く作動の信頼性が高いなどの点が挙げられ、これはコンシールドキャリー用としても通じるところがあります。
作動の信頼性についてはリボルバーは自動装填特有のジャムが発生しないものの、それでもカーボンの汚れや砂などの異物によりシリンダーが回らない(トリガーが引けない)といった作動不良も起こり得えます。
近年のピストルは信頼性が高いモデルが多く、リボルバーとの差は昔と比べて小さくなっている傾向があります。
また、Jフレームリボルバーの厚み(シリンダー径)は1.3インチほどですが、コンパクトピストルの厚みは1インチ程度のモデルが多くピストルの方が薄いため携帯しやすい他、ピストルはリボルバーより視認性の高いサイトが備わっているモデルが多い傾向があります。
トリガープルについてもリボルバーではダブルアクションが基本となるため、これも好みが分かれるところです。
ピストルとリボルバーのどちらにも長所と短所があります。
私は個人的にリボルバーの信頼性よりピストルの装弾数の多さを重視するためピストルを選択したいと考えますが、どちらが良いかは考え方次第です。