>これを主張する人々の思想もとい根拠とは何でしょう。
人によって様々な意見がありますが、「口径が大きい方が大きな穴が空くので、それだけ出血量も多い」と語るアメリカ人は意外と多いと感じます。
また、.45ACPの方が弾頭重量が重く、反動も大きいので優れていると錯覚されることも多いですし、過去の戦争のエピソードなど体験談を根拠とされることもあります。
ただ、最近ではプロのシューターの間でも.45ACPより9mmの方が優れると判断する専門家が優勢になりましたし、一般レベルでもCCWに9mmを好む人も増えました。
確かに30年前は.45ACPの方が弾道学的にも優れていると言える結果が出ていましたが、昨今のホローポイント弾の設計技術向上により、9mmの性能は大幅に向上したという事実があります。
しかし、実戦的には一発あたりのストッピングパワーよりも、集弾率や装弾数といったトータルバランスが重視される傾向があるため、ストッピングパワーで比較することの意味が薄れているという現状があります。