発射速度が速ければ火力が増大し、近距離ににおいても有効です。
特に近距離の移動目標に対しては命中させやすくなります。
(その場合トリガーを引きっぱなしのフルオートではなく、短くトリガーを引くショートバーストに限られます)
しかし発射速度が速い方が良いとはいえ、速くなればジャムやオーバーヒートといった弊害もあります。
ロシアではAO-64でAKをダブルバレル化し、後のAN-94ではボルトの移動距離を最小限に抑えて装填と排莢を同じタイミングで行う試みがありましたし、ドイツではH&K G11で薬室を回転式にすることで初弾からの発射速度を速めて火力を増大させようとしましたが、いずれも重量、コスト、信頼性、メンテナンス性など様々な問題から成功とは言えませんでした。
信頼性を維持したまま高い速射性を得るのは簡単ではありませんが、ミニガンの様な成功例もありますし、運用方法によっても違いがあります。
また細かいことですが、RPMは「発射弾数/毎分」を意味するので、連射速度(発射速度)を表す場合はROF(Rate of fire)の方が正確です。