特に意味はありません。ご指摘の通り演出です。
元をたどれば西部劇「荒野の用心棒」での演出が始まりで、コルトSAAに1発だけ装填する際に撃発位置までシリンダーを回す必要がありますが、この際に鳴るカチカチというクリック音を現代のリボルバーでも再現しようとし、スイングアウト方式のリボルバーでもスイングアウトしたシリンダーに編集でクリック音を追加するようになったものの、そのうちクリック音無しでシリンダーだけ回転させるという演出も行われるようになりました。
ジョンウー監督映画「ハードボイルド」ではシリンダーをスイングアウトして回転させ、そのままエジェクターロッドを叩くと遠心力でケースが画面上に散らばるという、従来より一味加えた演出がされているのが印象的です。