戦車砲では砲身に装着されたサーマルスリーブや排煙器によって熱による影響や熱の蓄積を軽減しています。
また戦車砲で使用される装薬の燃焼は小火器より高温高圧ではありますが、燃焼ガスの温度が低いダブルベースパウダーやトリプルベースパウダーを使用するため軽減されています。
(ダブルベースパウダーではニトログリセリンの代わりにニトログリコースを使用することで性能を維持したまま温度を下げることが可能です)
平均的に戦車砲では2800~3200℃、80000psi、ライフルでは1600~2600℃、50000~60000psiほどになりますが、戦車砲は装薬量や大きさの割に低温低圧です。
湿気対策についてはアルミエポキシなどのコーティングによって湿気を通さず、発射時に高圧下で燃焼します。