HB-PLAZA 入門者にやさしい実銃解説 › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › ライセンス生産でもダメなものはダメ?
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2019年12月2日 8:55 PM #76248
ゆうた
ゲストいつもお世話になっております。
またよろしくお願いします。もうそろそろ後継機が決まりそうな自衛隊の正式拳銃、9ミリ拳銃ですが、生産しているミネベアの工作精度がよくないので5000発くらいでダメになってしまうという話をYoutubeで見ました。
ライセンス生産なのでSIGの指示通りに作っていると思うのですが、それでもこんな事は起こり得るのでしょうか?
似たような例があれば教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。2019年12月2日 10:15 PM #76253ポル
キーマスターミネベアでの製造工程や詳しい情報は公開されていないので、残念ながら具体的にどこに問題があると指摘することはできません。
ですが、ライセンス生産でありがちな話としては、指示通りのスペックを満たしていない可能性があります。
過去には自衛隊のM2重機関銃に関して、住友重機がデータを改ざんし、必要スペックを満たしていなかったという問題もありました。銃身命数が5000発以下というのも、熱処理や素材の製造工程の他、品質管理に問題がある可能性も考えられます。
また、パーツをCNCマシンで削って組み立てるだけというわけにもいかず、ガンスミスには銃や素材に関する経験、知識、技術が必要とされますし、それに加えてアメリカのメーカーに例に挙げると、独自の特許を持っていたり、企業秘密の工程で製造しているところも多いです。ロシアが中国の技術者を訓練して中国版AK(五六式)を製造した際も、ロシア製と比較してかなり粗悪な製品となり、まともな品質管理が行われていないことで数百発の発射で銃身が割れるなど問題もありました。
その後、中国は中東やアフリカ地域へ製造技術を伝えましたが、これらの地域で製造されるAKもロシア製より見劣りする内容です。2019年12月3日 7:33 AM #76257ゆうた
ゲストポルさん、いつもありがとうございます。
9ミリ拳銃はあまり使われる機会がないせいか、それほど気合入れて生産されてなかったのかもしれませんね。
ミロクの猟銃みたいに海外で売られるようなことがあれば別でしょうが、国内だけだとM2機関銃のようなことがあって、それが露見してなくてもおかしくはないですね。
少なくとも日本よりは銃器生産が活発な中国でさえ仰る通りの様でしたら、日本は自衛隊装備について国産にこだわるべきではないと思ってしまいます。
拳銃にせよ小銃にせよ、次期正式の物は海外のお膝元で作ってもらって、日本でやるのは桜の刻印を入れるくらいにした方が絶対にいいと思います。2019年12月4日 2:06 AM #76268てすてす
ゲスト>拳銃にせよ小銃にせよ、次期正式の物は海外のお膝元で作ってもらって、日本でやるのは桜の刻印を入れるくらいにした方が絶対にいいと思います。
突然横槍を入れるようで気が引けますが、それはどうでしょう?自衛隊が軍隊であるかは置いておくとして、自国で歩兵用装備さえも生産できない軍隊が高い抑止力をもつことは難しいです。
安定して供給できる武器で戦力化される部隊というのは軍隊の第一歩であり、そのためには自国で生産するのが最も近道となります。
90式戦車の120mm砲の様に自国で同等品を生産できたがために交渉によってライセンス料を低く抑えられたとされており、裏を返せば自国でまともな武器さえも作れない国には足元を見られボッタクリに遭うことも考えられます。
拳銃はまだしも、どんな軍隊にでも主力となりえる小銃だけは安定して生産し供給し得る体制を整えることが必要となります。
自国で生産した武器によって強大な敵を打ち破ってきた日清・日露という歴史を持つ日本だからこそ国防の命綱を他国に握らせるべきではないと考えます。2019年12月4日 3:40 AM #76270ゆうた
ゲストてすてすさん、こんばんは。
てすてすさんの仰ることは本来であればもっともだと思います。
ただ私は自衛隊の周りの企業(豊和、ミネベアなど)が信用できないのです。
私は本で読んだり動画で見たりした知識しかないのでそれらが全て本当かどうかはわかりませんが、国の最も基幹となる軍事力である自動小銃、これを先に書いたような企業に任せていていいのかという気持ちが強いのです。 -
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