ポイントシューティングはサイトを使用しない射撃法で、至近距離において精度を妥協する代わりにスピードを重視する状況で利用されます。
ターゲットに命中可能な距離は射手のスキルや銃の種類(ライフルやピストルなど)によりますが、ピストルでは数メートルから10メートル以内が通常です。(高いスキルがあれば10~20メートル以上でも可能です)
銃を目の高さまで上げる必要がないため胸や腰の高さから射撃されることが多く、本来であればフロントサイトに目の焦点を置くところをポイントシューティングではターゲットに焦点を置いて射撃されます。
>タイミングやコツ
タイミングはストレス状況下など照準が困難で瞬間的に至近距離のターゲットに命中させる必要がある場合に有効です。
コツは通常の射撃法と同様ですが、トレーニングでは最初はゆっくりした動作で始めて徐々にスピードを上げて射撃するのがおすすめです。
>「グロスサイトピクチャー」
これは射撃法の名前というよりも、サイトの光景を意味しています。
「グロス(gross)」は「大まか」や「全体」と訳すことができますが、フロントサイトに集中せずにサイトを大きく捉えてサイト全体をターゲットに重ねて射撃する際に「グロスサイトピクチャー」と説明されることがあります。
>「グロスリング」「ギロチン」
どちらも初耳で存じ上げないのですが、グロスリングは恐らくドットサイトの外枠(リング)をターゲットに重ねて射撃する方法だと思われます。(MP5の照準法に似た方法です)