HB-PLAZA 入門者にやさしい実銃解説 › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › ボルトアクションライフルの個体差について
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山田太郎により4年前に更新されました。
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2021年3月27日 3:52 PM #90918
山田太郎
ゲスト昔は狙撃銃を作る際は
小銃の中から制度の良い物を選んでスコープをつけていたそうですが
この精度というのは具体的にどういった要素を指しているのでしょうか?
ボルトアクションだと銃身のライフリングの製造に余程の不備がない限り
小銃ごとの差は理論上無いようにも思えます
また仮に銃身についてるアイアンサイトに個体差があったとしても
狙撃銃にする際はそれらを取り外してスコープを付けて調整するのですから
どっちみち選り分ける必要がなさそうですが・・・2021年3月27日 11:16 PM #90922ポル
キーマスター一般的に銃の精度には個体差があります。
その原因は大量生産品に生じる一定の不良率の問題や銃のコンディションの問題などです。精度が低下する原因の例を挙げると、銃口に傷がある、銃身の熱処理に問題がある、スロート(ライフリングが始まる手前)にエロージョンなどのダメージがある、ライフリングの精度が低い、ストックの一部が銃のアクションや銃身の接触してはいけない場所に接触している(ベッディングが悪い)、トリガープルが悪い・・・等々です。
ライフリングについては1939年にドイツでコールドハンマー法が発明されるまで、ライフリングはカット、ブローチ、ボタンなどの方法でライフリングをカットされており、これらの製法による精度は職人の技術力に依存する部分が大きいものでした。
1940年頃から製法が確立し精度が向上しましたが、第一次~第二次世界大戦までの古い銃は現代と比較すると個体差の違いが顕著です。
とはいえ近代でも質の悪いAK47の銃身が製造されているように、精度の違いは今も昔もケースバイケースではあります。第二次世界大戦時のドイツ軍でのKar98Kスナイパーライフルに要求する精度は、100mで5発発射し10.5cm以内の集弾、そのうち3発は7cm以内に集弾することとしていました。
当時支給されていたs.S弾による98Kの平均集弾は約12cmでしたが、精度の高い98Kでは5cmに集弾するポテンシャルがあり、良い個体を選べば問題ない条件でした。(当時ドイツ軍は集弾測定にCEP(平均誤差半径)を利用していたため資料によっては3~4cmの集弾となっていますが、ここではあえてそれを無視します)2021年3月28日 9:22 AM #90929山田太郎
ゲスト回答ありがとうございました
2021年3月28日 9:26 AM #90932山田太郎
ゲスト申し訳ありません二重投稿になります
現代でも似たような事をしてる人っているのでしょうか?
同じライフルを複数購入してその中から一つを選ぶという形で2021年3月28日 11:56 AM #90933ポル
キーマスター「いる」か「いない」かの二択なら「いる」という回答になりますが、「一般的か」と問われたらそうでもありません。
精度が必要なのであれば、精度を低下させている部分をカスタムしたり交換によって対処可能な場合が殆どです。またサープラスの銃を購入する際に追加料金を支払ってディーラーに状態の良い個体を選んでもらうことはよく行われています。
2021年3月28日 2:59 PM #90934山田太郎
ゲスト度々回答をして頂きありがとうございます
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