1911シリーズのハンマーバイトについて教えて下さい。
現代の1911モデルでは、(復刻版を除けば)廉価なものから高級なものまで延長されたグリップセイフティが付いているのが当たり前になっていますが、昔ながらのデザインではハンマーバイトが頻発してしまうのでしょうか?
以前、月刊Gunで某ライターの方が「戦時モデルを撃ったことがあるがハンマーバイトが酷くて手放してしまった」というようなことを書いていた覚えがありますし、オリジナルのグリップセイフティでは実用上良くないという声はネット上でも割と目にしますが、そんなに手を挟みがちなものなのでしょうか?
また、大昔の1911カスタムで純正ハンマーのスパー部分を短くカットしたような個体を見かけたり、コルト純正でもコマンダーはリングハンマーを昔から標準装備したりしていますが、こういった場合は延長されていない古いデザインのグリップセイフティでもハンマーバイトが起こりにくくなるのでしょうか?
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ハンマーバイトには相性があります。
大きな手や肉付きの良い手はハンマーバイトに遭いやすいですし、グリップする際に親指を立てるスタイルの射手もハンマーバイトに遭いやすい傾向があります。
大戦時の1911ピストルは現在のモデルと比較してハンマーバイトに遭いやすいデザインですが、誰もがハンマーバイトを経験するわけではなく、個人差があります。
リングハンマーの場合はハンマーバイトに遭うことは殆ど無いと思われますが、手の大きさや太さは個人差があるため、絶対に無いとは言えないでしょう。
ハンマーバイトを防ぐには、グリップセイフティにビーバーテイルを導入したり、親指を寝かせてグリップすることをお勧めします。