かつて英軍のSASはブリーチング時やガスマスク着用時に通常のストックの使用は不適当と判断し、スリングのテンションを利用することでストックの無いMP5を安定させる射撃法を採用していました。
通常、銃はストックを使用することで両手、肩、頬の4点で銃を固定し精密射撃が可能となりますが、SASの例のように近距離において必要な命中率を得られる場合は条件次第でストックを使用しない場合もあります。
狭い場所での取り回しを向上させる目的でストックを外す場合、銃を安定させるために銃身長を延長したり長いマズルデバイスを装着するのは本来の目的から外れることになり合理的でありません。
銃身長を延長するのであれば延長分の長さをショートストックでも良いのでストックに割り当てる方が大幅に銃を安定させることが可能です。
ご指摘の通りフロントヘビーになるのはマズルジャンプ抑制に効果的ですが、ストックの無い銃にストックを装着する方がより大きな効果を得られます。