>「グロックは耐久性が低いし、ハズレを引くと全然使えない」
7~8万発撃っているグロックユーザーも珍しくないのに「耐久性が低い」と言われてはグロックが可哀想ですね。
グロックは口径やモデルが多種多様なので、一概に問題があるとはいえません。
しかし、それぞれ異なるパーツごとに問題が多く報告されているのも事実です。
主にトリガー、トリガーバー、リコイルスプリング、スライドロックスプリングなどの問題が報告されますが、一方でグロックはユーザー数が圧倒的に多いので、不具合の報告数も多い傾向があることも考慮する必要があるのではないでしょうか。
大量生産の機械なので一定の割合で不具合が生じるのは一般的なことですが、致命的な問題はリコールされています。
報告されている問題の多くは簡単に直せるものが殆どで、「全然使えない」とは言えないと思います。
>「グロックは設計が9x19mm弾用に作られたものなので、それ以上の弾薬を使うモデルには強度的に不安がある」
これはグロックだけの問題ではなく、SIGやベレッタ等々、ピストル全般に言えることです。
強い圧力を発生する弾薬は銃への負荷も大きく、口径が大きくなればパーツの消耗が大きくなる傾向があります。
ただグロック社に特有の問題が無いとは言いませんが、グロックユーザーのフォーラムで散々繰り返されている議論を見ていると、グロックの問題について私は個人的に半信半疑です。
>カリフォルニアではまだグロックGen4の販売がされていない
カリフォルニア州では販売可能な銃のリストが作られています。
州内で販売するにはドロップテストや実射テストなどを経てこのリストに載る必要があるのですが、カリフォルニア州では基準を満たさない銃を「アンセイフハンドガン(安全ではないハンドガン)」と呼んで排除しています。
カリフォルニア州では2006年の新法施行により、ローディングインジケーターまたはマガジンセイフティを装備しないハンドガンは「アンセイフハンドガン」とされ販売が規制されました。
また2006年時点で既に販売可能リストに載っているハンドガンも、毎年5%ずつ再検証され、基準を満たさないハンドガンはリスト更新と同時に削除されています。
ただし個人売買は例外のため、全く購入できないというわけではありません。
またマイクロスタンプ(撃針の先に銃の情報を刻印する技術)を採用しているハンドガンは例外とされましたが、連保裁判所で訴訟合戦が展開された結果、施行が延期され、将来どう決着するか不明です。
つい先日もカリフォルニア州での10連マガジン規制が憲法違反として連邦裁判所から指摘されていますし、まだ訴訟は続くと考えられます。