ついに米ARMYのサイドアームがM9からSIG SAUER P320に変更される事が決定したようですが、プリセットストライカー式の常でセカンドストライクケイパビリティを持たないと思います。(完全なSA)
不発が起きた場合はスライドを操作してフレッシュな次弾を装填するのが今は主流のメソッドのようですが、所持しているアモの数が限られると思われるサイドアームの場合でもやはりそうなのでしょうか?
また高ストレス下では難しい動作は避けるべきだという話も良くききますが、メインウェポンではなくサイドアームを使わざるを得ないという状況はかなりのストレス下だと思います。
サポートハンドでスライドを正確に操作してジャム無く次弾を装填して狙い直すより、相手を狙ったままトリガーを引き続ける方がより簡単だと思うのですがいかがでしょうか?
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不発の対処方法としてベストなのは、スライドを引いて次弾を装填することです。
ダブルアクショントリガーで再度撃発を試せる「セカンドストライク / ダブルストライク」については、米陸軍では重要視されていません。これはグロックを大量採用する法執行機関でも同じです。
その理由は、不発のプライマーを再度叩いても撃発に至る可能性は低いままで、そうであれば新しい弾薬で撃発した方が発射される可能性が高いという点があります。
私も射撃中に不発を何度と経験しましたが、不発が発生した弾は再度叩いても不発のままというケースが比較的多いです。プライマーは大量生産品なので、中には少し硬いプライマーが存在することがあります。
必要なときに弾が発射されることは交戦時の最優先事項であり、ここで残弾の心配は優先されることではありません。
特にピストルを使用する状況は必然的に近距離となり、決着をつけるためにスピード勝負となります。
「トリガーを二度三度と引いた結果、結局弾が出なかった」という悪夢のようなリスクは、出来るだけ避けるべきでしょう。