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アメリカのガンショップでキンバーを勧められた話

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月曜日となり、スプリング・フィールドのM1911A1を求めてガンショップへ・・・。と、いいたいところですが、最近になってキンバーのM1911も気になっており、かなり迷いました。キンバーのパンフレットを眺めては、「いいなぁ~コレ」と悩んでいました。そんな中、今日は約束通りガンショップへ。

入店し、ショーケースの中のスプリング・フィールドM1911A1を探します。ところが、見あたりません。そして、見慣れない中年の白人店員に、「スプリング・フィールドの1911は?」と聞いてみます。すると、「ちょっと待って」と、奥へ在庫確認に向かい、しばらくして2つの箱を持ってきました。「おっ、ちゃんと入荷してるじゃん!」と思ったら、それは、スプリング・フィールドの、”XD40”でした。残念ながらM1911A1は無いらしく、同じスプリング・フィールドということで代わりに持ってきたということです。

「M1911A1は無いけど、XD40はイイゾ」というので、買うつもりはないけど、折角なのでXD40の4インチ・モデルを見せてもらいました。その2丁のXD40は口径違いで、9mmと40S&W口径です。手にとってみると、見た目以上に持ちやすく、手にピッタリ収まります。見た目の印象からGlockのようなグリップを想像していましたが、その握りやすさはGlock以上でしょう。グリップ・セイフティの鉄の感触が気持ちよく、細身のグリップはサイティングを助けます。スライドを引くと、ファイアリング・ピン(ストライカー)・インディケーターが、スライド後部に現れ、コック状態であることを知らせます。このインディケーターは色が輝くシルバーなので、非常に目立ちます。トリガー・プルはGlockに似たものがありますが、なかなかイイカンジ。価格は500ドルを切る低価格でありながら、この仕様はなかなかのものです。噂では性能も証明されつつあるようで、”買い”ではないでしょうか。

さて、ショーケースを覗いてみると、3種類のM1911が目に付きます。ステンレス・シルバーが眩しいワルサーPPK/Sの隣には、同じくシルバーのS&W
M1911A1が並び、その隣には、スプリング・フィールドのTRP、そしてその横には、キンバーのM1911モデルが並びます。触るのはタダなので、これらすべてショーケースから出してもらい、それぞれ弄り倒します(笑。S&WのM1911A1は、GUN誌でも紹介されていたように、性能の良いM1911とされています。1,000ドル近い価格だけあって、タイトな作り。スライドを引くと、リコイル・スプリングガイド・ロッドが現れます。最近のM1911モデルは当然のようにこのロッドが顔を出しますが、あまりに当たり前になってしまって、ときどき、オールド・スタイルが懐かしくなります。

スプリング・フィールドのTRPは2日前に弄ったばかりなので、特に語るものはありません。気になるのは、キンバーのM1911です。表面処理が美しく、さすがM1911のカスタム・モデルを手がけるキンバー。ステンレス・シルバーのバレル、トリガー、バレル・ブッシングなどがアクセントとなっています。マガジン・エンドにもキンバーのロゴ入りで、高級感があります。キンバー・モデルの中では最も安いベーシック・モデルを右手に取り、左手にはS&WのM1911。これで2丁撃ちは気持ち良いだろうなぁ~などと妄想に耽ります。すると、となりでその様子を見ていた30代始めといった感じの白人の美人オネーサンが隣にやってきて、「私もキンバーとスプリング・フィールドのM1911を数丁持ってるけど、キンバーの方が良いわよ。」なんて言います。撃ち味やバリューについて色々と語ってくれた訳ですが、女のクセに・・・といってはナンですが、この人、非常に銃に詳しい。たまに、そのへんの男以上に詳しい女性っていますね。そして、「来週、バレホの街であるガンショーでカスタム・マガジンを安く買えるわよ。」とも言っていました。

迷っている中、店員や他の客からキンバーを勧められ、さらに追い打ちを掛けて店員から、「50ドル負けるよ」と言われ、さらに、うーーーーん・・・と、頭の中はパニック寸前。「もっと安くならない?小さなキズもあるし?」と試しに言ってみると、「これ以上は無理!」といった感じで、結局60ドル負けてもらうことになりました。この値引きで、ついにキンバーの購入を決意! あとは、書類に記入し支払いを済ませて終わりです。あとは10日間のウェイティング・ピリオドを待つだけ。「キンバーよりスプリング・フィールド」などと言っていた気がしますが、まぁ、私の気はコロコロ変わるので・・・(笑。 LAPD
SWATが採用し、最近では映画「SWAT」にも登場したキンバーのCustomⅡ・・・、コイツを撃つのが楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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