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ポルキーマスター
>何かグレーゾーンの商品は販売するなと圧力があったんでしょうか?
法的な問題はクリアできそう(ATF承認済という話もある)ですが、非致死性を謳いながら殺傷力がある(頭蓋骨を貫通した事例がある)という矛盾した性能を持つため批判が多くありました。そういった背景も影響しているのではないかと思います。
>炸薬を装薬ですと言い張って
法律で炸薬と装薬が分けられているので法解釈を変えて対応するのは不可能です。
>これは対戦車弾頭ではなくメタルジェットを飛ばす銃ですと言い張るのは不可能でしょうか?
装薬の燃焼速度ではメタルジェットが発生しないので不可能だと思います。
仮に銃として承認されたとしても、炸薬を使用する限り売買にはライセンスが必要になります。>アメリカは法律で装薬に使う化学物質が規定されてるのでしょうか?
化学物質の中身まで細かく規定していませんが、爆薬、無煙火薬、花火・・・といったように大きく分類され、それに加えて多くの例外事項が定められています。
例えば黒色火薬は「爆薬」として扱われていますが、射撃等で使用される場合は例外として使用に際し爆発物ライセンスやDDライセンスは不要とされています。ポルキーマスター>HEAT
飛翔体に1/4オンス(約7グラム)以上の炸薬を使用する場合はDD(デストラクティブ・デバイス)に該当するため、製造販売にはDDライセンスが必要になります。
ライセンスを持たない民間人には販売できませんが、法執行機関や軍に販売することが可能です。>自己鋳造弾
口径が12.7mm以下であればDDに該当しませんが、炸薬を使用するため爆発物を扱うためのラインセスや許可が必要です。
非営利目的で炸薬を一から自分で製造して自分の土地で発射する場合は連邦法上ライセンス不要ですが、保管、譲渡、運搬、販売などはにはライセンスを必要とします。
またプラスチック爆薬など種類によっては細かい規制もあり、州法によっても所持が規制されているところがあります。>オサーの弾薬
これは通常の拳銃弾と同じ扱いです。
しかし3年ほど前にディフェンジアM11の名でアメリカの民間市場で販売開始すると発表されたものの、現在に至るまで販売されていないようです。
アメリカでは一部の法執行機関で採用されたことがあります。ポルキーマスター>厳しいテストを経て採用された軍用銃であるp38はマガジンを含めたパーツなら規定のアモを使う限りきっちりと作動するはずですよね。
パーツが当時の状態を保っていて当時のスペックの弾薬を使用すれば殆どの場合問題ないはずですが、特にC&Rの銃はスプリング類に問題(経年劣化等)がある場合も多いので、その辺りも注意が必要だと思います。
仰る通り、設計当時のスペック通りで使用するのは正常作動に必要なことですね。
ポルキーマスターこのテーマを掘り下げると長文になるので掲示板では解説不能なのですが、要点だけ解説したいと思います。
「威力」の定義によりますが、仮に運動エネルギーの大きさを威力の大きさと表現すると、威力と貫通力は比例しません。平均的に.45ACPの方が9mmよりマズルエナジーが大きい傾向がありますが、常に大きいわけではありません。
弾薬は弾頭重量、装薬量、装薬の燃焼速度などのバランスの違いによって異なる性能を持つため、比較対象次第で9mmの方がハイパワーな場合もあれば、.45ACPの方がハイパワーな場合もあります。
またSAAMIの規格でプレッシャーリミットを比較すると、9mm+Pは38,500psiになりますが、.45ACP+Pは23,000psiとなり、9mmの方が高圧に耐える設計になっています。本題の貫通力についてですが、口径が大きくなるほど抵抗が大きくなるため貫通力が低下しやすくなります。
直径が大きな弾頭は空気抵抗や物体貫通時の抵抗をより大きく受けるため、深く貫通するためには大きな力(弾速や弾頭重量)が必要になります。
しかし.45ACPは9mmの貫通力を上回るために必要な弾速や弾頭重量がないため、抵抗に負けて貫通力が相対的に低くなっています。
例を挙げると、9mmより口径が大きい12.7x99mmは9mmより強い貫通力がありますが、これは十分な弾速と弾頭重量があるためです。また、弾速が速ければ貫通力が強いというわけでもなく、着弾時に弾頭が潰れて直径が大きくなったり、弾頭が分裂すると、それだけ抵抗が大きくなったり、慣性エネルギーが小さくなることで貫通力が低下します。
高い貫通力を得るには、弾速、弾頭重量、変形しない硬い弾頭が必要になり、更に口径が小さい方が有利に働きます。ポルキーマスター当時PMライフルは自宅のガレージで製造されていたライフルでしたが、英軍特殊部隊のSBSが興味を持ち少数のPMライフルが部隊に購入され、後に特殊部隊のSASもPMライフルを購入しました。
その間、特殊部隊からフィードバックを得てPMライフルを改良していたところ、英軍のリーエンフィールドL42の代わりとなるスナイパーライフルを採用するためのトライアルが行われることになりました。
そして改善のためのフィードバックを得る目的でPMライフルをトライアルに提出すると、目的に反してPMライフルがL96A1の名で採用されてしまったという経緯があります。PMライフルはシュミット&ベンダー6×42スコープを搭載し、弾薬に.308winを使用しています。
一方L96A1はシュミット&ベンダー3-12×50スコープを搭載し、弾薬に7.62x51mmNATOを使用。そしてストックやバイポッドなどが改良されています。
また、PMライフルはL96A1採用後も民間市場で販売されていました。L96A1は英軍内での名称なので、どちらもベースは同じ改良PMライフルです。
ポルキーマスター以前のトピック「ECHヘルメットについて」でもご紹介したのですが、以下のPDFの99ページをご覧いただくと、ヘルメット着弾時の死亡率についてのデータがあります。
これによると、貫通を防ぐことができれば高い確率で生存可能(この分析では死亡率0%)ですが、貫通した場合は死亡率73.7%と分析しています。
>1〜5mくらいなら軽傷で済むなどのデータ
そういった個々の事例は存在しますが、私が知る限り共通するデータは存在していません。
同じヘルメットでも弾速、弾頭重量、弾頭の種類、着弾時の角度など、様々な条件によって結果が異なるため、似た条件が再現された場合に同じ結果になるとは限りません。>ヘルメットの死亡事故など事例
ググれば多数見つかると思いますが、私はそういった情報を収集していないため分かりかねます。
ポルキーマスターアクションシューティング競技や特殊部隊など、近距離でスピードが求められる場面ではサイトを使用しない「ポイントシューティング」で射撃されるのが通常です。
MP5の場合、サイトの高さが約5cmあります。
仮に狙点から半径10cm以内の集弾を合格とするならば、25mでゼロインされているMP5を使用して通常通り射撃しても、至近距離での集弾は合格の範囲内に収まります。より正確に集弾させるためには本来の狙点より数センチ上を狙うか、もしくはサイト側を調整する必要がありますが、至近距離のターゲットに対してそこまでの精度を求めるのは一般的ではありません。
ポルキーマスター直銃床は銃身軸とストックが直線上にあるため、銃は肩に向かって真っすぐ後退します。
一方、ヒール(ストック後端の上部)の高さが銃身軸より低い曲銃床では、銃口が跳ね上がるため肩に加わる反動が小さくなります。
しかし、銃が跳ね上がるとストックが頬骨を跳ね上げるため反動が大きくなったように体感し、条件次第では頬に痛みを感じることもあります。一般的には頬に受ける反動が大きくなるほど「反動が大きい」と感じやすいため、肩への反動が小さくなっても曲銃床の方が反動が大きいと表現されることが多いと言えます。
ポルキーマスター何を信じるかは自由なので判断はお任せします。
ポルキーマスター私は実行したことが無いので詳細はわかりかねますが、日本で所持が合法なものは経産省に申請して輸入することが可能です。
或いは他の荷物に紛れ込ませる、日本で銃の所持許可を持っている人が個人輸入している、規制が緩い時代に輸入したものを販売している・・・といった可能性もあると思いますが、もし実際に試す際には税関の事前教示制度を利用して相談するのも手だと思います。
ポルキーマスター>単純に解錠だけに絞れば通常のスラッグや、あるいはもしかして通常のカービンや9㎜ピストルでも無理やりでもドアを開けてしまうことはできるということなのでしょうか?
通常のスラグでもロックを破壊して開けることが可能です。
しかし9mmなどの軽量弾では運動エネルギーが不足するため一発で開けるのは困難です。
何発も撃てば破壊できるかもしれませんが、突入時間は短いほど良いので拳銃弾やライフル弾はブリーチングに適していません。なぜブリーチング弾を使用するのかという理由についてですが、もちろん貫通して部屋の中にいる人質等を傷つけないためという理由もあるのですが、主な理由は跳弾防止です。
ショットガンでブリーチングを行う際、ドアノブの横に向けて銃をおよそ斜め45度の角度に倒した状態で発射します。(場合によっては蝶番も狙い、スチール製のドアでは90度に近い角度で撃ちます)
これはドアの反対側へ貫通させることを防ぐためであり、ブリーチングに全長が短いショットガンが利用される理由でもあります。
この状態で発射すると弾が貫通してドアの反対外の床に着弾することもありますが、同時にドアの手前へ跳弾し射手やチームに被害が及ぶリスクがあるためブリーチング弾が多く利用されます。>実際にドア前まで来て臨時で解錠用弾薬が必要になった時に割と面倒なのではないかと思ってしまいます。
軍においては、一般的にはブリーチング用のショットガンとメインウェポンを分けていることが多いです。
チームの先頭でショットガンを使用してブリーチングしたら、射手はドアの横へズレます。
そしてチームメンバーが列になって部屋に入り、その間にショットガンからライフルへ持ち替えて列の最後尾について部屋に入ります。(或いはショットガンのまま最後尾につきます)
もちろん例外はありますが、通常はショットガンでブリーチングしてそのまま部屋に入ることはありません。ポルキーマスター>中機関銃の定義はフルパワーカートリッジを使用するマシンガンてことですか?
その通りです。
>重機関銃とはどう違うのですか?
重機関銃(HMG)は中機関銃より大きな口径を使用し、一人で携帯できないマシンガンが一般的に重機関銃に分類されています。
しかし重機関銃の定義は時代によっても異なり、例を挙げると第一次世界大戦時にヴィッカースマシンガンは重機関銃に分類されていましたが、後にそれより大きなマシンガンが登場したことで中機関銃に分類されました。
現代では主に口径が12.7mm以上で、車両やヘリなどに搭載したり、その場に設置して運用されるマシンガンが重機関銃と呼ばれています。
ポルキーマスター>GPMGの中に中機関銃があるんですね!
その逆ですね。中機関銃のカテゴリーの中にGPMGがあります。
例えばマキシムやヴィッカースは中機関銃ですが、GPMGではありません。
ポルキーマスターフルパワーライフルカートリッジを使用するマシンガンは中機関銃(ミディアム・マシンガン/MMG)と呼ばれています。
またドイツのMG34以降、中機関銃で空冷式、マウント機能、銃身交換機能などが備わっているマシンガンは汎用機関銃(GPMG)とも呼ばれます。中機関銃の使用弾薬例を挙げると、7.62x51mm、7.62x54mmR、.30-06、7.92x57mm、.303ブリティッシュ等があります。
ポルキーマスターATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)はアングルドフォアグリップ(AFG)をバーチカルフォアグリップ(VFG)と見做していないため、ARピストルに装着するのは合法です。
AFG付ARピストルは銃規制法(NFA)に抵触せずAOW(その他の武器)としての登録も不要ですが、ARピストルにバーチカルフォアグリップを装着すればAOWとなり登録が必要になります。
関連記事:AOW
ポルキーマスターアメリカでの特許権の期限は17~20年となっており、1911ピストルの特許は1930年に切れているためAR15と同様に誰でも製造可能です。
>あまり派生を見ないような気がしますが
そうでしょうか? 十分多いと思いますが。
1911ピストルのメーカーについては以下のトピックをご覧ください。ポルキーマスターアーマライトが保有していたAR10とAR15の特許は1959年にコルトに売却され、その特許も1977年に切れました。
そのため現在では誰でも自由にAR15のデザインを使用し製造可能です。H&KのAR15で構造が異なるのは特許問題を回避するためではなく、H&K独自に改良した結果です。
ポルキーマスターアギラがミニシェルを登場させたのが2016年ですが、フェデラルがSAAMIに提出して正式に承認されたのが2019年6月です。
ミニシェルは従来のショットシェルと比べると反動が小さく、チューブマガジンでは装弾数が増えるという利点があります。
弾速は1200fps前後ということで対人用としては問題ないパワーがあり、ホームディフェンスやプリンキングなどで活躍可能な弾薬です。散弾の場合、ショットパターンの大きさは従来のショットシェルと変わりませんが、同じ散弾の大きさ同士で比較すると含まれる散弾の数が少なくなるため、当然ながら命中する散弾の数も少なくなります。
散弾は常に均等に散るわけではなく偏りも出るため、場合によっては従来より命中率が下がるという見方もできます。問題となるのは銃との相性ですが、殆どのショットガンはミニシェルの使用を想定していません。
上下二連や水平二連では問題なく使用可能ですが、オートマチックではガス圧や反動が不十分なため作動困難です。
ポンプアクションでも使用可能なものの、ミニシェル専用アダプターを使用しなければジャムが頻発しやすくなります。ミニシェルは従来のショットシェルほどのメジャーな存在にはならないと予想されますが、SAAMIの承認を得ていることからミニシェルに対応した製品が登場する可能性もあります。
かなりニッチな市場を狙った製品のため、広く展開するのは難しいかもしれません。ポルキーマスター銃の種類にもよりますが、ブルパップやAKではなく、M4などでしょうか?
マグウェルを掴む射撃法(マグウェル・グリップ)は一般的に広く利用されており、軍などの特殊部隊でも利用されています。ライフル射撃でサポートハンド(右利きの射手の左手)を利用する目的を考えると分かりやすいと思いますが、サポートハンドの前後位置の違いで反動が変わることはありません。もし銃口の跳ね上がり方に大きな差がある場合は、銃のストックや構え方に問題がある可能性があります。
サポートハンドは銃を支えるために使用しますが、他にも銃を安定させたり、ストックを肩に引き寄せて銃をコントロールする目的があります。
特に複数のターゲットを狙って銃口を上下左右に素早く振る場合には、銃口に近い側をグリップすると慣性をコントロールして銃口をターゲットに静止させることが容易になります。
これはクレー射撃では古くから行われていた射撃法ですが、こうした大きな動きが必要な場面ではマグウェルやマガジンをグリップするのは適していません。(ショートバレルでフロントが軽い場合は影響が無い場合もあります)しかし、一つの静止ターゲットを狙う場合には、マグウェルやマガジンをグリップする方が安定する場合もあります。
スタンディング、シッティング、ニーリング、プローンなど、いずれの射撃姿勢でも有効です。
これは銃の重量バラスや射手の好みによっても異なります。
また長時間の射撃では腕を突き出していると疲労するため、その場合に手前のマグウェルやマガジンを支えることもあります。また別の理由としては、大量に射撃するとハンドガードが熱くなるため、マグウェルやマガジンをグリップする方が快適に射撃できる場合があります。
>春らしくていいと思います
ありがとうございます。
テストを兼ねて変更してみました。ポルキーマスター89式の不具合についてはわかりませんが、アサルトライフルなど大量に弾薬を消費する銃でカーボンなどの汚れによってファイアリングピンが前進した状態で固着し、ボルトが前進すると同時に撃発、または薬室内に弾薬が装填されている状態で次弾が装填され、次弾の先端と薬室内の弾薬のプライマーが衝突し撃発することがあります。
こうしたボルトの前進と同時に撃発することを「スラムファイア」と言いますが、スラムファイアには意図的に設計されたタイプと、事故で起こるタイプの二種類があります。
ファイアリングピンが固着して起こるスラムファイアはトリガーから指を離してもフルオート射撃が止まらなくなることがあり、比較的危険な事故です。ピストルでも起こり得ることですが、通常は滅多に起こりません。
また厳密にはスラムファイアではありませんが、似た現象として何らかの不具合でスライドが前進すると同時にハンマーが落ちて撃発する事故があります。 -
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