ご教授ありがとうございます。
今回の事件では容疑者には弾薬の準備は無いと報道されていますので、押収した銃に使用可能な実包を警察側で準備して実験したと言うことなのだろうと思っておりました。その実包が基準値を上回る性能を有していれば立件できるということとなりますね。
ところで、お示し頂いた基準は「弾頭底面積」が小さければ小さいほど数値が上がることになるので、針のような小口径弾頭を使用する特殊な弾薬を用いればマズルエナジーが低くても数値は大きくなります。(机上の空論ですが、対戦車砲弾のようなサボをつけた弾頭の実包を製作すれば可能なように思います。)また命中精度や射手の安全などは基準には関係ないようですので、とりあえず弾が出るだけの様な代物でも、また一発発射したら壊れるような銃でも「殺傷力有り」との判定を出そうと思えば可能と言うことでしょうね。
もっとも今回は、素行が危険な人物だったようですので、早期の逮捕は意味のあることだったとも思えますし、また3Dプリンタの悪用に早々に警鐘を鳴らすという意味もあったと思われます。