画像左が9mmウィンチェスターマグナム、右が9x19mmです。
9mmパラベラム(9x19mm)とはケース長が異なるため共用不可です。
いわゆる「強装弾」ではありません。
9mmウィンチェスターマグナム(9mm WinMag/9x29mm)は1979年頃に.45WinMagと共に市場に登場した弾薬で、ウィルディピストル、LARグリズリー、オートマグIIIなどで口径バリエーションの1つとして利用されました。
弾速やマズルエナジーは.357マグナムに近く、.357マグナムのピストルカートリッジ版といえますが、既に.357マグナムが流通しているなか同等の性能を持つ9mmウィンチェスターマグナムは需要が少なくマイナーな弾薬です。
他のマグナムピストルカートリッジより低圧でマグナムピストルとの相性が悪いため、9mmウィンチェスターマグナムを使用するピストルを製造する新規メーカーが現れず、商業的に失敗でした。