口径の大きさは必ずしも射程距離に比例しない……?

名無しですみません 名無しですみません Topic 1 reply

お久しぶりです、こんにちは。

口径と射程距離についての質問です。
以前『米軍の5.56 NATOは平地での戦闘で射程が足りず、7.62mmのAKに苦戦した』との話を聞いたことがあります。
確かに口径だけ見れば7.62x39のほうが遠方の目標に対し優れているかと思いますが、こういう意見もありました。
『7.62は弾道が山なりで中、遠距離の目標に当たるのは難しく、結果としてはフラットな弾道を描く5.56mmのほうが遠方の目標に対して優れている』というものです。

色々調べてみたのですが、両者の意見がどちらも同じくらい出てくるのでどっちが本当か分かりません(汗
真相を教えてください……!

また、7.62×39とAK-74の5.45ミリではどちらが有効射程が長く、安法の目標に対し効果的でしょう?

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  1. ポル ポル #1

    射程距離は弾薬の性能だけで決定されるものではなく、使用する銃によっても異なります。
    また弾薬の性能は口径の大きさで異なるのではなく、弾速、弾頭重量、BC(弾道係数)、SD(断面密度)、弾頭の構造などのバランスによって異なります。

    これを踏まえたうえで弾薬の性能のみから射程距離の優位さを解説したいところですが、解説するとかなり長文になるので結論のみ回答したいと思います。

    300ヤードを超える距離でより命中させやすいのは5.56mmに優位性があります。
    理由としては、7.62x39mmの方が反動(リコイルインパルス)が大きい、弾道曲線が大きく滞空時間が長い(300ヤードで5.56mmは約0.3秒に対し7.62x39mmは約0.5秒)、傾向として7.62x39mmやその使用銃の製造過程における精度が劣る場合が多い・・・などです。

    またストッピングパワーを優れている順に並べると以下のようになります。

    5.56mm(M855A1)≒5.45x39mm(7N6)>5.56mm(M855)≒7.62x39mm(M43)

    いずれの弾薬も500ヤード以内は超音速を維持しますが、7.62x39mmは200~300ヤードを超えると減速率が大きくなり、5.56mmよりも急激にエナジーを失い始めます。

    M855A1や7N6は人体(流体)着弾後の浅い位置でタンブリングが始まるため高いストッピングパワーを持ちますが、弾頭が持つ慣性力は7.62x39mmの方がわずかに優位になります。

    まとめると、

    遠距離でも命中させやすいのは5.56mmや5.45mm
    対人用で効果が高いのは5.56mm(M855A1)や5.45mm(7N6)
    貫通力が高いのは5.56mm(M855A1)
    障害物などに対する打撃力で優位なのは7.62x39mm
    200~300ヤード以内では5.56mmと7.62mmのどちらも高い性能を維持する。

    以上です。