サプレッサーを装着するとフロントヘビーになると同時に銃の重量が増加するため、マズルジャンプと反動を軽減する効果があります。
しかし一方で全長が長くなり重量増となることは使用目的によってはデメリットになります。
リボルバーでは発射ガスはシリンダーギャップから十分な量が噴出されるため銃声を軽減する効果はありません。
ベトナム戦争で「トンネルラット」が使用したリボルバーにサプレッサーが装着された例がありますが、これは効果が無かったため全体から見れば少数の使用に留まります。
また、ピストン構造の静音カートリッジを使用するS&W M29をベースとしたAAI QSPR(クワイエット・スペシャル・パーパス・リボルバー)が少数製造されテストされましたが、有効射程距離が短すぎるため殆ど利用されませんでした。
多くの場合1911A1ピストルやM1917リボルバー等が使用された他、ルガーやハイスタンダード製のサプレッサー付き.22LRピストルも使用されています。
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