オーストリア軍で採用されたステアーAUG(stg77)は冬期用グローブ(ミトン)を使用するために大型のトリガーガードを採用しています。
1976年のプロトタイプまではトリガーガードが一切存在しない設計でしたが、最終的に大型トリガーガードの採用に至りました。
AUGの後に続いたブルパップライフルのSA80(イギリス)やFA-MAS(フランス)はAUGで行われた解決法を採用しませんでしたが、設計の違いから気候差を窺い知ることができます。
その他、ブルパップでは前方にマガジンが無いため、大型トリガーガードによって手を守る効果があります。
また、肘の内側でトリガーガードを支えることで銃を片腕で保持することが可能であったり、同様にシッティングポジションからの射撃で銃を抱えるように保持して銃を安定させることも可能です。
必ずしもブルパップライフルに必須な装備ではありませんが、環境や状況によっては便利な仕様です。