バースト射撃が可能な初の銃はイタリアのブレダPGライフル(M1935)です。
ブレダPGはオープンボルトのセミオートマチック・ライフルで、イタリア政府やコスタリカで使用されましたが、コスタリカに輸出されたモデルのセレクターは、セイフティ、セミオート、4点バーストという仕様になっています。
ブレダPGのバーストカムはセミオート時でも作動するため、最初にセミオートで2発撃ったあとでセレクターをバーストモードに切り替えると2点バーストになり、再度トリガーを引くと4点バーストになります。
>なぜバーストの銃は登場したのでしょうか?
火力の増大と弾薬の消費を抑える目的がありました。
戦闘時には恐怖心からトリガーを引き続けてしまい、短時間に弾薬を切らしてしまう問題があり、機械的バースト射撃により無駄な消費を抑えて命中率を向上させることが期待できます。
また一方でAN94やG11のように、高速な発射速度により銃口が大きく跳ね上がる前に複数弾を発射し命中率を向上させようとした設計思想もあります。