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自衛隊の小銃調達の遅さについて

  • このトピックには5件の返信、2人の参加者があり、最後にグレンにより4年、 6ヶ月前に更新されました。
6件の投稿を表示中 - 1 - 6件目 (全6件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #81917
    のらくろ
    ゲスト

    初めてこの掲示板に投稿させていただきます。

    新型小銃の採用が決定しましたが、他の装備もそうですが配備に何年かかるのか分からず非常に心配です。
    89式小銃が調達完了に30年かかっており、同じようなペースで調達を行うと小銃の更新が遅くなり、調達完了時には旧式化していることが考えられます。
    個人的には小銃の価格や性能よりも問題だと思います。
    なぜここまで遅いのかを自分なりに考えてみましたが、
    1.小銃の生産ラインを維持するため
    2.小銃がさほど重要視されていない
    3.2の理由などで予算が付かず少量の調達しか行えない
    などが挙げられました。ですが、調達が早い装備も存在しており(例:軽装甲機動車)、その気になれば調達を早くすることも可能だと思います。
    そこで質問なのですが、諸外国でこのような調達が遅い例は存在するのでしょうか。また、調達が遅い理由やメリット(1のような)はどのようなものが考えられますか。

    よろしくお願いします。

    #81929
    ポルポル
    キーマスター

    数十年に渡って調達され続けるのは世界的に見ても一般的に行われていることです。
    89式小銃も30年前の調達分は耐用年数を過ぎて現在では破棄されるため、新たに調達され続けています。

    米軍におけるM4ライフルも1994年以来調達され続け、昨年や今年も新たにコルトやFNアメリカが5年契約を締結しています。
    (アメリカの場合は中東地域の友好国の軍への配備分も含まれているため規模は日本より何倍も大きいですが)

    調達数は89式小銃の場合、年間数千から1万丁ほどですが、他国でもこれぐらいのペースで調達されることはよくあることです。
    イタリアのベレッタAR70/90も年間数百から1万数千丁が調達され、ドイツのH&K G36は初年度は17000丁が調達されました。

    コストをかけて製造プラントを拡張し短期間に大量生産することも可能ですが、契約終了後のラインの維持費が負担になりますし、短期間に全量が必要かといえばそうでもなく、優先度は低いと思われます。

    #81941
    のらくろ
    ゲスト

    返信ありがとうございます。
    89式小銃の調達数で疑問に思うのは、採用後しばらくは5千丁ほどの調達数なのですが、採用後約20年がたった際に数万丁を調達し、その後しばらくは調達数が高い水準で推移していることです。
    個人的には採用後10年ほどである程度の量を調達し、その後は数千丁ほどを調達すればいいのではと思ってしまいます。
    他国はどのような調達数の推移なのかがよく分からないので何とも言えませんが、↑のような調達方法の方が色々とメリットが多いのでは?と考えてしまいます。
    他国の調達数の推移はどのようなものなのでしょうか。
    よろしくお願いします。

    #81942
    のらくろ
    ゲスト

    メリットというのは、小銃の更新を早く行える、この調達方法でも生産ラインの維持が出来る等々です。
    89式小銃の調達数の推移は小銃の優先度が低くPKO部隊等の優先度の高い部隊に優先的に配備する、という考えだと思いますが、そもそも日本は専守防衛という方針であり、国内で戦闘行為が起こることを(名目上は)想定しているわけです。
    新型小銃の発表で新型小銃や新拳銃を持つ隊員が旧型の88式鉄帽(ストラップが2点式で新型である2型に比べて安定性が低い)を被っていたので本当に想定しているのか?と疑問に思います(88式鉄帽についてはまた別でトピックを上げたいと思います。お手数をお掛けしてすみません)。

    #81943
    ポルポル
    キーマスター

    調達数の違いはそれぞれ事情が異なるため、私は個人的にこの件について他国と比較しても意味がないと思います。

    私は国や豊和の内部事情について把握していないため、その辺りについて何とも言えませんが、ありがちなケースとしては、初期段階で少数を調達してフィールドテストを行い、銃の改善や製造工程の見直しなどを経て調達数を増加させていくことがあります。

    或いは、採用後に想定を下回る製造ラインの稼働状態によって製造数向上に時間を要することもありますし、単純に予算の配分の問題で小銃への割り当てが少ないというケースもあります。

    #81953
    グレン
    ゲスト

    89式と20式では安全装置の位置や内部構造が違うので、現場に大量配備しても自衛隊員たちは戸惑うばかりです

    安全装置が違えば、咄嗟の遭遇戦で操作を誤って対応が遅れるかも知れません
    無意識に20式を操作できるようになるまで訓練する必要があります

    内部構造が違えば整備法も違いますので、常に完璧に動作する十分な整備を隊員は覚えなければなりません

    まずは少数を一部の部隊に配備して訓練し、充分に習熟した隊員を20式と共に他の部隊に送ります
    運用上の注意点等の洗い出しが済めば、本格的に配備数を増やしていきます

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