フルオート射撃時のコントロールのしやすさは銃の総重量と発射速度のバランス、ストックの有無などによって異なります。
私の経験では、UZI、MP40、トンプソンM1A1といった発射速度が毎分500~700発程度で重量4kg前後のサブマシンガンはフルオートでも片手で容易にコントロール可能です。
ですが、ストックが無く重量2kgで毎分900発のH&K MP5KA4は両手でもコントロールが難しいと感じました。
フルオートではコントロールが難しいためセレクターを3点バーストに切り替えると25ヤード以内なら全弾マンターゲットに命中可能なほどコントロールしやすさが緩和されます。
UZIやMAC10はグリップを支点としてマズルジャンプが起こるとボルト前進時に再び銃口が下りてターゲットに向かって発射されることである程度コントロール可能ですが、MP5Kのようにグリップとフォアグリップの2点(銃の前後)で支える場合はオープンボルトのUZIなどとは違ったコントロールの難しさがあります。
とはいえMP5はストックを装着すると非常にコントロールしやすい命中精度の高い銃に変貌しますし、MP5Kも弾薬を大量消費して慣れると簡単に感じるかもしれません。
サブマシンガンではありませんが、特に難しいと感じたのはグロックのフルオートで、600グラム程度の重さと毎分1100~1200発のバランスはフルオートに適さない非常に暴れやすい銃です。
しかしストックを装着するとコントロールしやすくなり、H&K VP70のバースト射撃(毎分2200発)を体験した際も同じ印象を受けました。