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ポル
キーマスターRIPはCNCマシンで切削加工しているため製造コストが高いという問題があります。
20発40ドルのホローポイント弾を採用したいと考える法執行機関は少ないでしょう。また、実際の性能が不明なところも問題点です。
バリスティックゼラチンなどでテストは行われていますが、実際の人体に対する効果が不明で十分研究されていないため、実績のある従来のJHPの方が信頼を得られています。ポル
キーマスター>質問1) 軍用のアサルトライフルやスナイパーライフルにストライカー方式のものはありますか?
大抵のボルトアクションはストライカー方式です。
アサルトライフルでは殆ど無いかもしれません。
強いていえばFG42でしょうか。(一般的なストライカー方式とは構造が異なりますが)その他、SIG P320とAR15を組み合わせたAR320や、ロシアのコンセプトライフルで存在します。
https://www.thefirearmblog.com/blog/2018/12/18/fire-control-unit-unveils-ar320-p320-based-ar15/
https://www.thefirearmblog.com/blog/2017/11/01/russian-assault-rifle-concept-vibratory-recoil-absorption-mechanism/>質問2) 質問1)の答えが存在するにしてもごく少数だとすれば、そうなってしまう理由はなんでしょうか?
セミオートとフルオートを切り替え可能なトリガーメカを設計する際、ハンマー方式の方がシンプルで作動の信頼性やメンテナンス性が高い構造に設計しやすい傾向があります。
また、オートマチックライフルでストライカー方式を採用すると質量の大きなストライカーが長いストロークで前後に移動するため射手が知覚する反動が大きくなる他、設計によってはロックタイム(ストライカー解放から撃発までの時間)が長くなり、命中精度に悪影響がある場合があります。
ストライカー方式に似た構造でリニアハンマーが備わっているモデルではVZ58、AS VAL、QBZ-95、64式小銃、BARなどが存在しますが、こうしたモデルでも消耗品であるファイアリングピンは独立させることで交換時やクリーニング時のメンテナンス性が高くなっています。
>質問3) ハンマー方式と比べてレシーバー部をコンパクトに出来そうなストライカー方式は、ブルバップ方式と相性が良さそうですが、そうでもないのでしょうか?
QBZ-95のような構造でストライカー方式にすれば不可能ではありません。
ですが前述の通り、多くの場合ハンマー方式の方が利点があります。>質問4)ボルトアクションライフルは、一般にストライカー方式という理解は正しいでしょうか?
レミントンキーンライフルなどの例外を除けば大抵のボルトアクションライフルはストライカー方式です。
ポル
キーマスター>銃口を上に上げて空撃ちする時にハンドが動きません。
ハンドが上下に動かないということでしょうか?
それともハンドは上下に動くがシリンダーのラチェットに接触しないのでしょうか?タナカのモデルガンについては存じ上げませんが、実銃と同じ構造の場合は、「ハンドの軸が折れている」、「ハンドが摩耗している」、「ハンドスプリングが折れている(或いはへたっている)」・・・などの可能性が考えられます。
状態によっては応急処置が可能ですが、ハンドまたはハンドスプリングの交換をお勧めします。
>またS&Wリボルバーで摩耗しやすい順にパーツを紹介してくれませんか?
S&Wに限らずリボルバーはハンドとハンドが接触するラチェット(ラチェットティース)が摩耗しやすい箇所です。
その他にはシリンダー、ヨーク、ガスリングの周辺は摩耗しエンドシェイク(シリンダーの前後方向のがたつき)の原因になります。
ですが殆どのユーザーは摩耗するほど射撃しないため、こうしたトラブルを経験する人は多くありません。
ポル
キーマスター
HAMRには長さ2インチ(約5cm)のサーマルアクチュエーターが銃身と繋がっています。
サーマルアクチュエーターはピストン構造で、熱伝導によって内部の液体が加熱し膨張するとピストンを後方へ押します。するとトリガーグループ内のオープンボルトシアーが押されてストッパーが跳ね上げられることでボルトを停止させオープンボルトで作動しますが、温度が下がるとピストンが戻り、再びクローズドボルトで作動する構造です。
プロトタイプのみで量産化されていないため構造の詳細は不明ですが、液体を閉じ込めるシーリングの強度で特定の温度でピストンが作動するように調整されていると考えられます。
私が2015年にHAMRについて調べた際に構造を説明する資料(文章)を読んだのですが、今はそれがどこにあるのか失念しました。
ポル
キーマスターパイソンはフォーシングコーンの問題は無いためフルパワーの.357マグナムを楽しめるリボルバーです。
ですがパイソンに起こりやすい問題にシリンダーのタイミング不良があります。パイソンに限ったことではありませんが、マグナムリボルバーはシリンダーが重いためシリンダーストップ(ボルト)やハンドに大きな負荷が掛かりやすい傾向があり、トリガーやハンマーを酷使すると問題が生じやすくなります。
特にパイソンは現代のようにCNCマシンで加工されず、職人が手作業でフィッティングを行っていたため、現代のリボルバーに比べて個体差が多く現れます。
場合によってはハンドの摩耗によりボルトがシリンダーノッチに嵌る前にハンマーが解放されることもあるため、強くハンマーを起こしたりダブルアクションでの速射は控えめにした方がおすすめです。>「こういうパウダーの配合ならまずまずの長距離をパイソンを安全に撃てる」という弾薬のレシピなどあれば教えていただけると幸いです。
安全性の確保は装薬メーカーが公開しているロードデータ通りに行えば間違いありません。
より高い命中率を得るために弾頭重量や銃身長に合わせて装薬を調整することは可能ですが、シルエットシューティング競技で.357マグナムが使用される場合は180グレイン弾頭が多く利用されています。
1981年に500丁限定で8インチバレルの「コルトパイソンシルエット」が販売されているように、重い弾頭重量に加えて8インチバレルとピストルスコープの組み合わせはこうした用途に適しています。弾頭のメーカーや装薬の種類については個人の好みにもよるため、色々と試してみるのが良いかと思います。
競技の参加者も使用する装薬や弾頭の種類は様々です。ポル
キーマスター目的は何でしょうか?
フルパワーの.357マグナムを撃ちたいという目的の場合は、NフレームやLフレームのリボルバーを使用した方が良いです。仮に.357マグナムのスタンダードな158グレイン弾頭を使用したとして、弾速が速いほどフォーシングコーンへの負荷が大きくなります。
Kフレームの.357マグナムリボルバーはフレームにヨークを収めるためにフォーシングコーンの底面をカットしているため、薄くなったフォーシングコーンの側面が比較的割れやすい状態になっています。
破損が気になる場合は「高圧な弾薬は撃たない」という選択肢がベストですが、それでも高圧な弾薬を使用する場合は発射の回数を減らすと良いです。
.38SPL+Pを使用したとしても、フォーシングコーンの破損リスクが低減したところで破損を完全に防げるわけではありません。また、クリーニングを怠って銅や鉛がフォーシングコーンに蓄積すると、これが負荷を高めてフォーシングコーンの破損の原因になるため、射撃後のクリーニングで蓄積を除去し続けることも必要です。
ポル
キーマスター反動の大きさは使用弾薬と銃の総重量のバランスなどによって異なります。
同じ小型リボルバーでも軽量なアルミフレームより重いスチールフレームの方が反動がマイルドに感じられます。
私がSHINさんのM649(.38SP+P)を試射させて頂いた際には、「護身用として5発撃つのは問題ないが、射撃場で大量に撃つのは手が痛くて無理」と思いました。
ご質問の実用性があるかどうかについては、実用性はありますし、必用な命中率やストッピングパワーは得られます。
ですが、個人的にはボアアクシス(銃身軸)が低い9mmコンパクトピストルの方が扱いやすいと感じます。ポル
キーマスター>質問1) 取り回しやエイミングのし易さを考えた時、トリガー(およびグリップ)の位置は、全長に対してどこにあるのが理想的なのてしょうか?
使用目的や射手の身長(腕の長さ)によって異なります。
ストックの長さの測り方はLOP(レングスオブプル)を見ます。
LOPとはストック後端からトリガーまでの長さを指し、理想的なLOPは個人差があります。アサルトライフルは片手で銃を支える必要があるため、LOPが短い方が肘を曲げられるため強い力で銃を支えることができますが、LOPが長く肘が伸びているとより大きな筋力が必要になり、取り回しが困難になる場合があります。
また、ボディーアーマーを着用する際はアーマーの厚みを考慮してLOPが短い方が扱いやすいですが、射撃姿勢がプローンの場合はLOPが長い方が適している場合があります。
(とはいえ、実際の戦闘でアサルトライフルをプローンで射撃される機会はあまり多くありません)ブルパップライフルの多くはストックの長さを変更できませんが、VHS2(スプリングフィールドアーモリーヘリオン)のように伸縮式ストックが備わっている場合はあらゆる状況に対応しやすいといえます。
>質問2) ブルパップはトリガー位置が前側寄りに思えますが、極端に前側寄りの実銃は存在するでしょうか?
全長に対する割合で比較すると、銃身長が短いほど「前側寄り」ということになります。
その意味ではFN P90はかなり前側寄りです。
ピストルを含めるならXR9Sはもっと前側寄りですし、デザートテックマイクロンやOTs-14-4A-02も前側寄りです。LOPで比較すると15インチのステアーAUGより17インチのターボルの方が前側寄りです。
関連トピック:軍用ライフルのストック長とは?
ポル
キーマスター基本的にガスレギュレーターは回転式です。
上図の例(CZ805BREN)ではピストンが入っているシリンダーの部分がガスレギュレーターになっており、回転させると穴(ガスポート)の大きさが変わるためガスの流量が変化します。
射撃を継続し内部が汚れてガス圧が不足し作動が不安定になった場合、大きなガスポートにセットすると再び安定して作動します。
これはHK433も同じです。
多くの場合、数字やアルファベット表記が多いですが、H&Kはイラストも使用しています。(画像はHK437)
ガスレギュレーターはHK437のように回転レバーになっているものもあれば、ドラグノフSVDのようにカートリッジのリムを引っ掛けて回転させる設計もあります。
ポル
キーマスターガスレギュレーターが備わっており、ガスを遮断可能なモデルはガス作動ライフルをボルトアクション化させることが可能です。
サプレッサー使用時に最大の静音効果を得るには発射後もボルトが閉鎖状態を維持する方が効果が高いため、こうした効果を狙ったモデルにはガスカット機能が備わっています。
ガスレギュレーター付きガスブロックは様々なメーカーから販売されており、ガスレギュレーターが備わっていないAR15にも取り付け可能です。
また、M14(M1A)にもガスを遮断するスピンドルバルブが備わっていますが、この機能はライフルグレネード等を発射するためにボルト閉鎖状態を維持する目的で利用されます。
ポル
キーマスターM1ガーランド、M1カービン、M14等のライフルは銃身の下にピストンが備わっています。
構造上ピストンを下に配置することは可能ですが、この場合ボルトキャリアを後退させるためにマガジンを回避するオペレーティングロッドの形状が複雑になると同時に、重量も重くなります。
重いピストンロッドやオペレーティングロッドは反動が大きく感じられる原因となり、製造コストも高くなる問題があります。
ステアーAUGでは斜め下にピストンを配置することでマガジンの位置を避け、ボルトキャリアを後退させる設計を採用しています。
ですがこの構造はライフルに大きな厚みが生じます。
FG42ではマガジンを横から挿入し給弾するため、ピストンロッドが銃身の下から後方へ真っ直ぐ伸び、給弾を邪魔することなくボルトを後退させることが可能な設計です。
この他、M60、M249、M240などの様に、ベルト給弾のガス作動マシンガンでは銃の上や横から給弾を行うため、ピストンは銃身の下に配置する方がシンプルで合理的です。
ポル
キーマスター>質問ですがコルトパイソンはセルフディフェンス&ホームディフェンスには適切ですか?
私はパイソンの資料を収集したりシティーハンターを全巻揃えたりと「自称パイソンファン」ではあるのですが、個人的にはパイソンはディフェンス目的に適していないと考えています。
理由は、装弾数が少ない、速射性が低い、速射時の命中率が低い、貫通力が高すぎる(二次被害のリスクが高い)・・・などです。
>また、ポル様は、セルフディフェンスにはどのようなオートマチックやリボルバーを持ちますか?
携帯するとしたらグロック19などの装弾数15発以上の9mmピストルを選択します。
ホームディフェンスの場合は9mmのピストルカービン、または12ゲージショットガンを選択します。※タイトルと質問内容が一致しないため、管理人の判断でタイトルを変更させていただきました。
他にご希望のタイトルがありましたらお知らせください。ポル
キーマスター「ブラックタロンは強力だっため生産終了した」という話はよくある誤解です。
特別な弾薬ではなく、一般的なホローポイント弾の一つです。90年代に事件で使用されたことからメディアに取り上げられ、社会問題化したためウィンチェスター社は2000年にブラックタロンの生産を終了しましたが、現在ではブラックタロンより効果の高いレンジャーTシリーズ(レンジャーSXT)が販売されています。
現代のホローポイント弾より30年前のホローポイント弾の方が効果が高いということはありません。
ポル
キーマスター「難しい」の定義によると思いますが、交戦距離が近いという意味では環境次第でどのような環境でも作戦が難しくなると思われます。
特に軍用車両は上からの攻撃に弱い傾向があるため、シリアやイラクの都市部の例のようにビルの多い市街地では対応が困難になるケースもあります。
ポル
キーマスター弾薬の種類にもよりますが、.38スペシャルと.357マグナムを例にするとケースの外径が9.63mmです。
薬室は銃口に向かって狭くなっているため場所によって内径が異なり、薬室の入口付近は9.675mm、ケースマウス付近(弾頭付近)は9.655mm、シリンダー先端は9.093mmです。
よってクリアランスは0.025~0.045mmほどです。
実銃では音は殆ど気になりません。 -
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