銃をホルスターに収納して携帯する場合には5発装填し、暴発防止のためハンマーを空の薬室の位置にレスト状態で置いていました。
パーカッションリボルバーでは6発装填しシリンダーのノッチにハンマーを置きますが、コルトSAAでは5発装填が一般的です。
当時はカウボーイに限らず誰でもこの方法で携帯されており、ワイアットアープもインタビューにて安全のため5発のみ装填していると答えています。
銃を携帯しない場合は6発装填してそのまま射撃されますが、西部開拓時代は交戦時の再装填の概念が一般的ではなかったため、装弾数が必要な場合は銃を複数丁携帯されていました。
現在のシングルアクションリボルバーの多くは安全装置であるトランスファーバーが備わっているため、全弾6発装填しても安全上問題ありませんが、射撃競技のカウボーイアクションシューティングではトランスファーバーが備わっている銃であっても1発分の薬室を空にするルールで統一されています。