信頼性については、AR15は50年間このシステムを利用しているので、システムとしての問題は殆どないと思います。
ただ、信頼性が高ければ寿命が長くなりますね。
例えば、ノンクリーニングで数千発撃てるM4を装備する兵士が一回のパトロールで消費する弾薬は、多くても200~300発とすると、運用上十分な性能があります。しかし、それを毎日繰り返すと少しずつ問題が出やすくなるので、信頼性の良し悪しは長期間の運用で差が出てきます。
また、ボルトに掛かる抵抗は、大容量マガジンでマガジンスプリングが硬いと抵抗が大きいですし、ノンクリーニングで放置するとカーボンの付着によっても抵抗が大きくなるので、クオリティの高いマガジンとクリーニングは、信頼性の高さを維持するには必要となるでしょう。
SIG516については、AR15と同じローテイティングボルトロッキングを利用するショートストロークピストン方式のライフルですが、軍や警察では通常のボルトカムピンで特に問題視されることなく運用されています。
>また他のロータリーボルト、特にマイクロロッキングラグを使う銃ではカムピンがレシーバに当たる事が無いのでしょうか?
カムピンでボルトヘッドの回転を制御しているライフルは、レシーバーに接触しているものが多いですね。
SCAR、G36、ACR、等々。
ですが、ロッキングラグ付きでも、ベネリのイナーシャドリブン、デザートイーグル、オートマグなどは接触しない(またはカムピンが存在しない)構造なので、一概にローテイティングボルト方式だから接触するとはいえません。