映画でもよく見るダイナミックエントリーは、実際には対象となる建物の間取りや敵の構成をできる限り調べ、さらに余裕があれば立体模型で作戦を組み立て、キルハウスまで使って訓練をしてから行うものです
なので手榴弾を投げ込まれかねない位置もあらかじめ叩き込み、閃光手榴弾や外部からの支援射撃による先制制圧を行なったり、退路を確保した上で突入します
そのような余裕がない場合にはリミテッドエントリーと呼ばれる手法があり、これは突入前に入り口から室内の敵をできる限り制圧して侵入する手法です
未制圧の空間になだれ込む必要がないためより慎重な前進が可能となります
つまり突入前に時間をかけて準備するか、突入後に時間をかけて安全を確保するかというわけで、どちらにも時間をかけられないと言った場合には、実際トラップや待ち伏せによる犠牲を許容しなければなりません