私は違いがはっきり認識できたのですが、人によっては「比較しても違いが分からない」と感想を持つ人もいます。
このトリガープルの違いにより命中率にどれだけの差が生じるかといえば微妙な差なので、一般の殆どのシューターには問題とならないはずです。
しかし3つの可動パーツとスプリングが追加されるため、オリジナルより摩擦抵抗が増えるのは間違いありません。
これは一般的な1911ピストルでは問題がなくても、トリガープルを軽くしようとする際に問題となりがちですが、シリーズ80のカスタムガンでは腕の良いガンスミスによって徹底的にポリッシュとフィッティングが行われることで、シリーズ70と遜色無いレベルに仕上がっているものもあります。
AFPBの問題はトリガープルよりも作動の信頼性に注意が必要で、クリーニングを怠るとプランジャーの溝にカーボンが蓄積されることでトリガーが重くなったり引けなくなるといったトラブルが生じることがあります。
また、スプリングの劣化や腐食トラブルでセイフティが解除されないというケースもあります。
日頃からメンテナンスや作動チェックを行っていれば問題ありませんが、そういった習慣がないユーザーは要注意かもしれません。