いつも楽しみに拝見させて頂いております。
ピストルの弾丸について質問させて下さい。
最近、RUGERのSR1911やCOONANやSIG等、いくつかの銃器メーカーから10mmAUTOのオートピストルが、相次いで発売されてますが、各銃器メーカーの技術が向上し素材の強度が向上したので強力な10mm AUTOを使用するオートピストルのニューモデルが発売されたのと同時に357magnumに匹敵するハイパワーの10mm AUTOの人気が出て来たのでしょうか?
また、10mm AUTOは価格が高い弾丸ですが、アメリカ国内で比較的容易に入手が可能なのでしょうか?
文章が下手ですみません。
中々、人気が出なかったハイパワーの10mm AUTOに興味がありますので、よろしくお願いします。
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昨今の10mmオートの人気はいくつかの理由が考えられます。
【技術の向上】
ご指摘の通り、工作機械の性能向上や高度な設計といった技術の進歩により、強度が向上しました。
10mmオートは強力な弾薬なため、使用する銃の耐久寿命が短いという問題がありますが、耐久性向上により銃の維持コストが以前よりも安くなりました。
【知名度向上とファンの影響】
10mmオートには古くから一定のファンが多い弾薬です。
車を趣味にする世界では巨力なエンジンとスピードが競われますが、銃の世界でも強いリコイルを楽しめるハイパワーカートリッジは人気がある分野です。
また、最近では人気ゲームに10mmオートが登場する機会も増え、注目されることでファンが増えている状況があります。
【価格の低下】
10mmオートは高価な弾薬として有名ですが、最近では昔と比較すると安くなりました。
9mm~.45ACPと比較するとまだ高価な弾薬であるのは間違いありませんが、FMJの.45ACP(50発)が16ドル前後であるのに対し、10mmオートは安いものでは20ドル前後程度から入手できるようになっています。
当然ながら弾の価格はブランドや弾種によって様々ですが、全体的に低価格化が進んでおり、入手しやすくなっています。
【汎用性が高い】
10mmオートはリコイルが強くコストが高いため軍や警察では好まれませんが、民間市場では護身用や射撃練習用の他、野生動物に遭遇しやすい釣りやキャンプといった野外のレジャーでも使用可能な弾薬として選択されます。
リボルバーよりも多い装弾数により、大型野生動物に対しても総合的なストッピングパワーを持ちます。
【銃器市場の好景気】
アメリカの銃器市場は拡大傾向にあり、市場に需要があればメーカー側も供給するため、銃のラインナップが幅広くなっています。
10mmオートが特別にブームということではなく、全体的に選択肢が広がっており、そのなかで10mmオートを採用する銃も増えています。