HB-PLAZA 入門者にやさしい実銃解説 › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › 戦闘用拳銃のスライド軽量化カスタムについて
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Magnumops1985により3年、 3ヶ月前に更新されました。
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2021年12月11日 3:08 AM #96176
Magnumops1985
ゲスト初めてこちらの掲示板を利用させていただきます。
昨今ではスライドに肉抜きの為の開口部を持つカスタムスライドを持つ拳銃をよく見かけます。
0コンマ数秒を争うような競技射撃では軽量化による利点もあろうかと推測しますが、
TTIのグロック34や2011カスタムのように戦術用途を謳ったカスタムモデルも存在しています。
また、戦術インストラクターの中にはそのようなカスタムモデルを使用している方もいらっしゃるように見受けられます。例えば過酷な状況で使用される事を想定した場合、スライドの強度低下や異物の侵入などによる信頼性の低下は否めないかと思うのですが、それを受容してまでこのようなカスタムを行う利点はあるのでしょうか。
また、利点があるとすれば、スライドの肉抜きというカスタムの結果得られる利得の内、特にどういった部分が評価されるのでしょうか。
知見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示いただければ幸いです。
2021年12月11日 1:24 PM #96179ポル
キーマスタースライドなどの可動パーツを軽くする一方、フレームなどの非可動パーツを重くすることでスライドの動きを早めると同時に反動やマズルジャンプを軽減し、これによりエイミングや速射性が向上するため競技用として利点があります。
しかしご指摘の通り砂や埃が銃の内部に溜まりやすくなり、作動の信頼性やメンテナンス性が低下するため軍や法執行機関では使用されません。
「戦闘用」や「戦術用」という謳い文句はマーケティング戦略の一環で、実際に戦闘で使用されているわけではありません。
競技用途以外でのスライドの肉抜きは外観の変化や射撃を楽しむ意味合いがあります。
2021年12月12日 8:26 PM #96193Magnumops1985
ゲスト> ポル様
早速のご回答ありがとうございます。
やはり実戦用途で起用するに値する状況は皆無に近いと考えた方が良さそうですね。
例えばグロック34はストックモデルでもスライド上面に軽量化を目的とした大きな開口部が存在していたかと記憶しています。
元々は34もIPSCのレギュレーションに合わせて17Lを短縮化したモデルであってG17のロングスライドモデルという位置づけではないという風に理解しているのですが、一方でグロック34は一部の特殊作戦部隊では使用例があるようです。
仮にそういったモデルを実戦用途で使用しているとすれば、それはスライドの軽量化によるメリットそのものではなく、それ以外の要素に起因する理由があると考えた方が良いでしょうか。2021年12月12日 10:43 PM #96195ポル
キーマスターG34/G35に関しては長いスライドと軽いトリガープルによる高い命中精度という利点があるため一部のSWATなどでも利用されています。
サイトレイディアスが長いことで高い命中精度が期待できるうえ、長い銃身長によりG17より弾速が速いところも評価される点です。
本来重いロングスライドではスライド重量が反動やマズルジャンプに悪影響を及ぼす場合がありますが、G34はスライドを軽量化することでG17のスライド重量に近くなっているため、G17に劣らない反動や速射性を実現しています。
G34はスライドが長いにも関わらずG17と同じリコイルスプリングを使用しており、銃の総重量はG34の方が重いためG17より反動が小さくなりますが、一方でスライド重量がG17よりわずかに重いため知覚する反動はG17より大きくなりがちです。
2021年12月12日 11:18 PM #96196Magnumops1985
ゲスト> ポル様
当初の質問の趣旨であるところの”実戦用途で使用される戦闘用拳銃でスライドに開口部を設ける実利的な利点”としては、
(ロングスライド化など)スライド質量が増した場合でも通常モデルと同等の反動や速射性を実現する為、或いはそれらの利得がメンテナンス性や信頼性の低下よりも優先される状況で使用される事(例えばセルフディフェンス或いはホームディフェンスなどで、複数名との短時間での同時交戦に拳銃を使用せざるを得ないような)状況を想定した場合に限られる、といった所でしょうか。ご回答ありがとうございます。
大変参考になりました。 -
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