殆どのダットサイトは、スコープと同じくレンズの中心にレティクルやドットを合わせる必要があります。一方、ホロサイトのレティクルはレンズの中心で合わせる必要がなく、レンズの端でも正確なゼロを得られるため、レンズ内のどの位置であってもレティクルにだけ集中すればターゲットに命中させることができます。
また、一般的なダットサイトはLED光をレンズに投影させていますが、ホロサイトはレーザー光を反射板に三回反射させてホログラムをレンズに映し出しています。この反射の過程でホロサイトの天井には反射板が付いているため、天井が完全に丸いと構造的に都合が悪いでしょう。
また、ホロサイトの多くはレーザーユニットやバッテリーが下側に付いているので、丸いレンズを載せてしまうと、サイトの位置が全体的に高くなってしまうデメリットもあります。
とはいえ、問題が解決されれば、将来丸いチューブ型のホロサイトが登場することもあるかもしれませんね。