ファイアリングピン、ブリーチフェイス、チャンバーの3ヶ所を破損する可能性があります。
一般的にファイアリングピンは先端が細く、後ろは太くなっています。空撃ちによってファイアリングピンの太い部分がブリーチに激突し、細くなっている部分に金属疲労が溜まることで先端が折れることがあります。(私はこれで折ったことがあります。)
ブリーチフェイスはチャンバー側からの衝撃には強いのですが、逆に後ろから点で何度もファイアリングピンに突かれると疲労が溜まり、亀裂や剥離を生じさせることがあります。
空撃ちによるチャンバーの損傷はリムファイヤー・カートリッジを使用するモデルで発生します。ファイアリングピンの位置はセンターではなくチャンバーに激突する場所にあるので、空撃ちするとチャンバーを凹ませることがあります。これを放置するとチャンバーとカートリッジの間に隙間ができ、発射ガスが噴出したりジャムの原因となります。
空撃ちに対する耐久性は銃によって異なるので一概にいえません。空撃ちをメーカーが容認しているモデルもありますが、古い銃は特に気をつけた方が良いと思います。