重量が加わることに対してどれぐらいの影響があるかという問題は、製品のクオリティや掛かった負荷の大きさなどの条件によります。
実銃で使用されることを前提とした設計のスコープでは発射時のスコープの「しなり」も考慮されているため、スコープチューブに多少の力が加わることは精度に影響ありません。
負荷が加わったことによりゼロが失われる可能性がありますが、再ゼロインで解決します。
ですが、目に見えるほど曲がってしまい、ウィンデージやエレベーションを調整してレティクルを動かしても着弾位置までレティクルが移動しない状態になると問題です。
また、スコープには窒素やアルゴンなどのガスが充填されているため、スコープの歪みによってガスが漏れることも懸念されます。
一般的にスコープの破損原因として多いのはマウント時のミスや落下などの衝撃によるものが殆どで、強い衝撃を与えなければ多少の負荷はある程度の耐性があり、その耐性の度合いは製品のクオリティなどによります。