青銅が青白いのは酸化によるものなので、表面を磨けば黄金色になります。
青銅の大砲は銅、錫、亜鉛などを含み、錫の含有量が増えるほど硬度が増し、一方で割れやすくなります。
融点が低く木炭で製造可能なためハンドキャノン(手砲)や大砲に利用されましたが、新しい製鉄法や石炭によって高温で鉄を製造できる技術を得ると、低コストで摩耗や変形に耐性のある鉄製の銃身が広く普及しました。
青銅製の銃身は肉厚が必要となり、携帯するには重く、発射可能な回数(銃身命数)も短いものになります。
青銅も添加物次第で強度を上げることが可能なものの、より強度の高い青銅製造技術を得た時代には既に高性能な鉄の時代になっています。
スプリングフィールドアーモリーは1932年に引張強度の強い青銅(brastil)製1911A1ピストルを製造し強度テストを行ったことがありましたが、強度に問題があることが分かりテストを終了しています。