残念ながら自衛隊の小火器は民間市場で販売されていないため、個々のモデルについては少ない一次情報を参考にするしかないというのが殆どだと思います。(これは私が国内の銃器に関心が無い理由の一つです)
しかし、かと言って自衛隊員の感想が参考になるとも限らず、9mm拳銃や89式小銃だけに精通している場合よりも、それに加えて他国の銃器に精通している人物による解説の方が参考になることが多いと感じます。
過去元自衛官による書籍をいくつも読んでみて、著者の思い込みや浅い内容にガッカリすることが何度もありました。
ただ一方で以前にラリービッカースが89式小銃について語っていた短い記事を読んだことがあるのですが、世界の銃に精通しているだけあり、専門的で押さえるべき点を押さえる鋭い視点でした。
64式小銃については開発者による書籍化がされていたと思いますが、そういった開発者の言葉を他の小火器についてももっと聞きたいところです。
現状、「問題が発覚して対応した」といった単純な経緯は追えるものの、そこを深堀した具体的な内容は不明なことが多いです。
アメリカでは正式採用銃のトライアルレポートが公開されていますが、日本でもそういった詳細情報が公開されると非常に参考になると思います。
一応、日本でも一定の情報は公開されていますが、そういった情報はごく僅かしかありません。