銃創についての質問です。
銃弾が体に命中した場合、人体はどのように損傷するのでしょうか?瞬間空洞などの用語を聞いたことはあるのですが、よく理解出来ません。
できれば銃弾の種類ごと、9mm弾や5.56×45mm弾などが命中した場合の、傷口や体内への影響などを教えて頂きたいです。
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グロ画像を掲載するわけにはいかないので、できるだけ言葉で解説したいと思いますが、グロでも平気な方はネットで「gun shot wounds」を画像検索すると見られます。
弾が人体に高速で命中すると、命中した場所の周囲の流体(細胞組織など)が弾の全周囲方向に押し出され、弾の通り道に瞬間的に大きな空洞が生まれます。
これを瞬間空洞(テンポラリーキャビティー)と呼び、この空洞が大きいほど内蔵組織へのダメージも大きくなります。
そして一度広がった組織は再び元の場所に戻ろうとしますが、戻ったあとでも弾が通過した場所にはトンネルの様に穴が残っており、この部分を永久空洞(パーマネントキャビティー)と呼びます。
瞬間空洞はFMJよりホローポイント弾の方が大きくなりますが、拳銃弾ではどれもほぼ似通った結果になります。
一方、ライフル弾は非常に高速なため、拳銃弾では得られない大きさの瞬間空洞が形成される傾向があります。