プレス加工と切削加工

  • このトピックには6件の返信、1人の参加者があり、最後にゆうたにより2ヶ月前に更新されました。
7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #76686返信
    ゆうた
    ゲスト

    いつもお世話になっております。
    またよろしくお願いします。

    後継機種が決まった自衛隊の9ミリ拳銃のスライドはスイス軍のP75と違いプレス加工ではなく切削加工で製作されてるそう(だからスライドの形状が違う)なのですが、プレス加工と切削加工、どちらが頑丈なスライドを作ることができるのでしょうか?
    初期のP220のスライドはプレス加工で作られ、現在流通しているP220のスライドは切削加工ということなので、切削加工の方が頑丈だと思うのですが…。
    もしそうならミネベアはそれなりに9ミリ拳銃をよいものにしようとしていたということなのでしょうか。
    よろしくお願いします。

    #76699返信
    ポルポル
    キーマスター

    強度は切削加工のスライドの方が高いですが、かと言ってプレス加工のスライドの強度が不足しているということはなく、プレス加工のスライドを利用するP220や米軍のM11(P228)は9mm+P+の弾薬を発射することも可能です。(+Pはメーカー保証対象ですが、+P+は保証対象外です)

    SIGの場合、プレス加工のスライドではブリーチブロックを埋め込んでスライドに固定する構造を利用しているのですが、これは長期間の使用によって緩みやすいため、メンテナンスが必要とされます。
    SIGでは強力な.357SIGの採用に際して切削加工のスライドの方が適していると判断し、プレス加工のスライドを廃止しようとしましたが、M11はプレス加工のスライドを利用しているため、米軍向けにプレス加工スライドを製造し、民間モデルでは切削加工のスライドで統一されました。
    本当は米軍のM11も切削加工のスライドに変更したいところですが、変更するにはトライアルと同様にコストと時間を掛けてテストしなければ許可が下りないため、プレス加工のスライドを引き続き使用した背景があります。

    #76702返信
    ゆうた
    ゲスト

    ポルさん、いつもありがとうございます。
    やはり強度は切削加工の方が上ですか。
    でもプレス加工でも9mm+P+を撃てるのであれば強度的にはそんなに心配することもないのですね。
    できるだけコストを抑えるためにプレス加工で製作したということだったので強度的な不安があったのですが、それほどでもないようですね。

    #76715返信
    新兵7号
    ゲスト

    横から失礼します

    僭越ながら補足させて頂きます
    実はプレス加工は金属内部の結晶構造を維持したまま整形することが可能であるため、結晶構造を寸断してしまう切削加工よりも強度を保ちやすい加工法です

    ではなぜ切削加工の製品が強度に優れると言われるのかと言うと、それはプレス加工が、プレス機で容易に変形させることのできる柔らかい材料にしか使えないからです

    M11ことP228につきましても、プレス加工の初期型は炭素鋼、切削加工の改良型はステンレス鋼が用いられており、この材料の差が強度の差につながっています

    つまり「切削加工ならばより頑丈な製品を作れる」と言うよりは、「切削加工ならばより頑丈な材料を加工できる」わけです

    #76719返信
    ゆうた
    ゲスト

    新兵7号さん、ありがとうございます。
    現在SIGのスライドに使われているステンレスはプレスでは加工できないということですか。
    SIGは強度を上げるためにプレス加工をやめたのではなく、ステンレスを加工するために切削加工に切り替えたわけですね。

    #76725返信
    a545
    ゲスト

    ちょっと補足させていただきます
    自衛隊の9ミリ拳銃は間違いなくプレススライドですよ
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c4/SIG220-Morges_two_sides.jpg/900px-SIG220-Morges_two_sides.jpg
    ゆうたさんの言うスイス軍のP75は上の物だと思いますが
    これは初期型プレススライドでして、後期型のプレススライドもスイス軍に納入されています
    後期型は見た目を改善するためか(そうだとは言い切れませんが)醜いプレスジワを無くす形状にしたうえで
    一部分を切削加工して仕上げたプレススライドです
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/83/Pistolet-SIG-p1000491.jpg
    これがそうです、下の9ミリ拳銃と同じなのが判ると思います
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c5/Sig_P220_JGSDF_9mm_Pistol.JPG
    下は米国でブローニングブランドで売られたプレススライドです
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Browning_BDA_45.jpg
    プレススライドは排莢口に凹状のパーツが見えており横を貫通するピンがスプリングピン(ロールピン)になってるので見分けが付きます

    #76747返信
    ゆうた
    ゲスト

    a545さん、ありがとうございます。
    私は主に国内雑誌などで情報を得てるので「自衛隊の9ミリ拳銃のスライドは切削加工」というのを真に受けていました。
    排莢口後ろにある凹パーツはエキストラクターか何かだと思ってました。
    要するに凹パーツがあるスライドはみんなプレス加工によるものなのですね。

7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)
返信先: プレス加工と切削加工
あなたの情報:




タイトルとURLをコピーしました